モロッコのマラケシュからスペインのマドリードを経由してスウェーデンはストックホルムへ。
機内から外に出ると、予想していた以上に寒かった。まだ9月はじめにも関わらず、完全に秋の気候である。スペインのバレンシア、モロッコのマラケシュと来ていただけに寒さが身体にこたえる。
ストックホルムの目抜き通り
日中こそ20度前後になるものの、夜は10度前後まで冷え込む。さすがにタンクトップ好きの自分も長袖を着てしまった。。寒さには勝てない。ってか寒いの大嫌い!!
スウェーデン自体緑が多い国であるが、その中にぽこっとビル群が立ち並んでいるのがストックホルム中心部である。また同都市は湖に囲まれており、綺麗な景観を保っている。
市庁舎の塔から眺める聖堂
国会議事堂
ストックホルム中央駅の近くに市庁舎があるが、ここは毎年12月10日ノーベル賞の祝賀会場となるところである。その会場はブルーホールと呼ばれているが、建造していた際、実際レンガの赤色が馴染んだため、青色にする当初の計画を変更したらしい。
祝賀会場となる市庁舎ブルーホール
大聖堂の近くの小道
そして市庁舎から橋を渡ったところには大聖堂があり、その裏にはノーベル博物館がある。ここにはノーベル賞受賞者の過去の記録や、実際受賞者が実験等で使われていたものが置かれている。(ダライ・ラマの眼鏡やペンも)
また同施設内にはカフェがあるが、そこで置かれている椅子には歴代の受賞者のサインが記されている。
ノーベル博物館内カフェ
そこにはノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんや、物理学賞を受賞した小柴教授のサインも!!自分が同じ日本人であることを本当に誇りに思える!
直近の椅子のため、ガラス保存されている
晩餐会で出されるものと同じアイス(約800円、高い)
また施設内には、受賞者各々の映像が流されており、特に印象的であったのは64年にノーベル平和賞を受賞したキング牧師のものだ。昨年、米国にいた際にアトランタの黒人居住区にあるキング牧師の生家や、キング牧師が銃弾に倒れたメンフィスのモーテルを訪れていただけに、イメージはより立体的となり、考えさせられることがとても多かった。
スウェーデンでは移民に対し比較的緩和な政策を取っていたせいか、ここ最近イスラム人口が徐々に増えているという。そしてそれは学校におけるスウェーデン語が話せない子を増やし、社会問題となっている。このままいくと、2049年にはイスラム勢力が人口の過半数を超えてしまうという統計もあるとか。(WIKI調べ)
どこの国にも押し寄せるグローバル化。メリットも多くあるものの、デメリットも少なくない。長期的視点に立ち、国家としてなにが国益となるか、改めて確り見つめ直す時なのかもしれない。