kosuk(こうそく)日記

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kosukと書いて「こうそく」と読んで(呼んで)ください。
韓国、韓国バスケ、KBL、その他…。


バスケットボールチャンピオンリーグアジア(BCL Asia)に韓国プロバスケットボールリーグ・KBLを代表して、2023-2024FINAL覇者の釜山KCCイージスが出場し、グループBに入り、

広島ドラゴンフライズ(Bリーグ)

シャーダリ・ゴーガン(イラン)

ペリタ・ジャヤ・バスケットボール(インドネシア)との対戦が予定されています。

今回は釜山KCCイージスとはの第3弾として、注目選手・主軸選手を紹介しようかと思います。

3 SG ホウン 허웅

1993年8月5日生まれ 185cm・82kg

2014年KBLドラフト1巡目5位指名され、原州(ウォンジュ)トンブ(現DB)に入団。

2022年FAにてKCCへ移籍。

外角シュート能力に長けたシューティングガード。スポットアップとムービングショットの両方に優れ、3Pシューターとしてプルアップジャンパー、ステップバックなどのジャンプスキルも備えている。

また1対1の局面でも状況に応じたハンドリングで突破もできる。

弱点は185cmという身長と守備力に問題があるとされており、フィジカル勝負になると苦戦をしている。

父はかつて「バスケットボール大統領」の異名をとり、元韓国代表のSGで1990年世界選手権のエジプト戦で一人で1試合62得点を挙げたホジェ氏。同じSGとして、父親譲りのバスケットセンスを見せている。

シーズン開幕前の2023KBLカップでのホウンの活躍は↓(白ユニがKCC)

 

 

2 SF チェジュンヨン(チェジュニョン)최준용 

1994年4月4日生まれ 200cm・100kg

2016年KBLドラフト1巡目2位指名され、ソウルSKに入団。

2023年にFAでKCCイージスに移籍加入。

韓国バスケ史でも指折りの実力のフォワード。視野の広さとパスセンスは他のポイントガードの選手をしのぐほどだ。速攻状況に強く、守備リバウンドを取った後、素早くパスを出したり、そのままドリブルでリングに向かう速さもある。しかも、2021-2022シーズンにはブロック王となるほどの守備力もある。ボールの落下地点予測にも長けていて、リバウンド能力もあり、前線・後方どちらでも守備のできるオールラウンダーである。

弱点はケガの多さ。前十字靱帯、足首靱帯損傷、疲労骨折、足底筋膜炎など、ブロック王となりレギュラーシーズンMVPを獲得した2021-2022シーズンを除いて、1シーズンに10試合程度欠場している。

KBLのFINAL終了後1ヶ月以上経っているが、故障箇所の治療に専念する可能性もある。

55 F ソンギョチャン 송교창 

1996年7月3日生まれ 201cm・95kg

2015年KBLドラフト1巡目3位指名され、チョンジュ(全州)KCC(当時)に入団。これはKBL史上初の高校生でのドラフト指名となった。

201cmのスウィングマン。この選手もまた、リーグ最高のフォワードと言われている。突破と速攻に優れている。サージェントジャンプは70cmを記録し、フィニッシュをダンクシュートで決めることもよくある。ボールハンドリングもガードの選手よりも上手く、瞬間加速に優れミドルシュートを打つと見せかけてドリブル突破し、ステップバックジャンパーで決めるパターンもある。フィジカルも強く守備面では外国籍選手との1対1でも負けない。

20 C ラゴンア(ラゴナ)라건아 

1989年2月20日生まれ 201cm・111kg

アメリカでの大学時代の実力を発揮させ、2018年1月22日、特別帰化し韓国国籍を取得。2012~2015年にはKBLで唯一のスリーピート達成。5度の優勝は外国籍選手最多。3度のMVPを受賞。プレーオフ通算最多得点記録を現在も更新中。

2019年中国でのW杯では平均23.0得点、12.8リバウンドを記録し、得点王とリバウンド王の2冠達成。

身長は大きい方ではないが、ウイングスパンが215cmあり、パワー、スプリント、スタミナに優れていて、常にコート内を駆け回っている姿は若手のお手本となっている。

 

という感じで、釜山KCCイージスの紹介を3回に渡って掲載しました。

BCL Asiaのグループリーグの試合はYouTubeでも配信されるそうなので、観戦の参考になればと思います。

 

第1戦…6月9日(日)20:30~ VS.シャーダリ・ゴーガン(イラン)

LIVE - Shahrdary Gorgan v KCC Egis Basketball Club | #BCLASIA 2024 (youtube.com)

第2戦…6月10日(月)20:30~ VS.広島ドラゴンフライズ(日本)

LIVE - KCC Egis Basketball Club v Hiroshima Dragonflies | #BCLASIA 2024 (youtube.com)

第3戦…6月12日(水)20:30~ VS.ペリタ・ジャヤ・バスケットボール(インドネシア)

LIVE - KCC Egis Basketball Club v Pelita Jaya Basketball | #BCLASIA 2024 (youtube.com)

 

今後は、2024-2025シーズンに向けた、KBLクーラーシーズンの話題を少しずつでも掲載していく予定です。

 

6月9日からドバイで開催される、

バスケットボールチャンピオンズリーグアジアに韓国代表として参加する

釜山KCCイージス

 

前回はチームの成り立ちのようなものを書き込みましたが

今回は2023-2024シーズンの総括のようなものを少々。

 

FINAL優勝回数…6回

(1997-98、1998-99、2003-04、2008-09、2010-11、2023-24)

 

レギュラーシーズン優勝…5回

(1997-98、1998-99、1999-2000、2015-16、2020-21)

 

KBLカップ優勝…1回

(2023)

 

チョンジュ(全州)から釜山へ本拠地移転しての初めての試合にソウルサムソンを迎え、ホームアリーナ・釜山サジク室内体育館は8,780名の観衆を集めた(会場の設営上、この数字で「満員御礼」)KBLの試合で8,000人を越えたのは、実に18年ぶり。

KTソニックブームが水原(スウォン)本拠地移転する以前の2021年4月15日以降997日ぶりに釜山でKBLの試合が行われた。

 

KBLではレギュラーシーズンを全10チームが6回戦総当たり(ホーム3試合、アウェイ3試合)計54試合行われます。

 

その1ラウンド(1R)でアウェイ連続6試合があり、2勝5敗と躓きました。

(本来1R当たり全チームと1試合つづ当たって9試合行われますが、試合日程の都合上そうとは限らない)

 

しかし、ケガ人が戻ったり、チームケミストリーが上手くいったりし、12月12日~25日にかけて、7連勝を達成する。

 

以降も勝ち負けを繰り返し、レギュラーシーズンを30勝24敗、勝率.556、5位で終え、上位6チームが進出できるプレーオフ出場を決めた。

 

5戦3先勝制のプレーオフ準々決勝は4位のソウルSKをスウィープ。

 

準決勝は圧倒的な攻撃力を武器にレギュラーシーズンを制覇した原州(ウォンジュ)DBが相手だった。

レギュラーシーズンでの戦績はKCCの1勝5敗と下馬評では、DBがFINAL進出するものとみられていたが、ここでチョンチャンジンHCの采配が冴え渡り、かつての教え子、DBのキムジュソンHCの表情から日に日に覇気がなくなっていく姿が印象的だった。

 

5戦3先勝制の準決勝を3勝1敗とし、13年ぶりにレギュラーシーズン1位のチームを下したKCCは、KBL史上初レギュラーシーズン5位チームとして、FINAL進出を果たした。

 

7戦4先勝制のFINALでも、水原KTに対し、12月の7連勝の勢いのような展開を繰り広げ、2戦目を落としたものの、4勝1敗でFINAL制覇。

(写真は現地サイトから拝借)

KCCとしては2011年以来13年ぶり、釜山のチームとなるとKBL発足シーズンの1997年のキアエンタープライズ(現ウルサンヒョンデモービス)以来27年ぶりのKBL制覇となり釜山の街は賑わったそうです。

過去、KBLではレギュラーシーズン1位、2位チームが両方ともFINALに進出できなかった(3位以下のチームがFINALに進出)例が2度あり、今回が3度目。その3度とも、KCCイージスがFINAL制覇している。

 

次回は注目選手について書き込もうと思います。

 

 

BCL Asia(バスケットボール チャンピオンズリーグ アジア)

 

 

が6月9日からUAE(アラブ首長国連邦)のドバイで開催されます。

日本からは、Bリーグ2023-2024FINALを制覇した

広島ドラゴンフライズが出場します。

 

韓国からも、KBL2023-2024FINALを制覇した

釜山(プサン)KCCイージスが出場します。

このブログでは韓国バスケの情報をいろいろ発信しているので

今回はBCL Asiaに出場する釜山KCCイージスを

少しづつ紹介していこうかと思います。

釜山KCCイージス BUSAN KCC EGIS 부산KCC이지스

 

チーム創立…1978年3月24日(前身の現代重工業バスケットボール部として)

2001年11月3日(KCCへ経営譲渡した日)

 

ホームタウン…釜山広域市

 

ホームアリーナ…サジク室内体育館(釜山広域市トンネ区サジク路55-32、

1985年8月開場、収容人員12,995名は韓国最大のアリーナ)

 

球団長…チェヒョンギル

 

HP…http://www.kccegis.com

 

球団変遷(KBL発足以降)

大田(テジョン)現代(ヒョンデ)ダイナット(1997~1999)

大田現代ガリバーズ(1999~2001)

全州(チョンジュ)KCCイージス(2001~2023)

釜山KCCイージス(2023~現在)

 

監督(HC) チョンチャンジン 1963年5月20日生 185cm 102kg コリョ大卒 

KBL発足以前のサムソン電子(現在のソウルサムソンサンダース)で選手として活動後、サムソン、サムボ(現DB)のコーチを経て、サムボのHCに就任。以降、韓国代表、KTのHCを務め、KCCのHCに就任。DBのHC時には「虎」と恐れられて、前時代的な指導で、外国籍選手とも衝突したことが幾度もあったが、KCCのHC就任後は若者の心を掌握しようといくらか丸くなったとか。

 

コーチ(AC) イサンミン 1972年11月11日 182cm 74kg ヨンセ大卒

現役時代は韓国バスケ全盛期の90年代後半から、コートを動けばアイドル並み歓声が聞こえるほどで、正確なパスとシュートを武器とし、ヒョンデ→KCCの象徴として「ミスター・KCCイージス」とも言える人気選手だった。

現役時代の背番号11はKCCイージスの永久欠番となっている。

 

次回は2023-2024シーズンの釜山KCCについていろいろ書き込もうかと思います。