私のサラリーマン人生 (新しいリーダー)
元リーダーの失態で、私はリーダーになることになった。普通の会社なら先ず内示があり辞令が出るところだが、ここではそんなことはなく上司が指名して終わりだった。モラルが著しく低下している為、挨拶や遅刻、ユニホームの正しい着用など風紀の問題から手をつけることを始めた。朝礼時に私はみんなに声をかけた。私「おはようございます。朝から変なことを言いますが・・・皆さん自分のユニホームを見てください。名札、帽子、名前が書いてありますか?・・・」みんなは自分たちのユニホームを確認していた。私は安全委員会が作成していた掲示物をみんなに見せた。私「会社には安全委員会と言うのがあります。安全委員会が定めた正しいユニホームの着用の掲示物が職場にも掲示されています。皆さんはこれを守れていますか?もし、ユニホームに名前が書いていない人は今すぐ書いてください」とサインペンを渡した」ほとんどの人が書いていなかった。職場長を見ると職場長も書いていない。上司が規律を守ってないのに、そりゃみんな守らないよな私「職場長もお願いします。」職場長「・・・わかった」そう言うと渋々書き始めた。私「また、作業中の腕まくり、帽子の反転着帽などは禁止です。みんなが決められたルールをしっかり守って怪我や事故のない安全な職場を目指しましょう。」と言い業務を開始した。昼休み・・・早速うわさが飛び交っていた。私の部所でこのような事をしていると周りがざわつき始めたのだ。当たりの事が変なうわさになるのが不思議だった。休憩していると他の部所の若い社員O君が私のところにきた。O君「きよしさん、噂を聞きました。僕もユニホームの着用や挨拶、名札などは大事だと思います。僕の職場でもほとんどの人ができていません。でも僕も今日からやります。」と言ってくれた。少なくともそう言う考えを持った社員がまだいる事に気がついた。私は、このまま良い同調行動が広がっていくのを期待していた。会社のワークルールは守らなければならない。もし守りにくいルールであれば変更しなければいけない。しかしこの会社では、守れるルールでさえ守らない。上司ができていないのに部下や社員達が守る訳がない。私がルールを守りなさいと言ったところで「やらされ意識」になる。「やらされ意識」を「やる意識」に変えなければいけない。本当に大切なのは「本人達の気づきであり、自分自身がどうしなければいけないか」「自分自身が変わろうとする」ように仕向けてあげなければよくならないと思う。