とある厨二の映画鑑賞~エスター、ショーシャンクの空に…etc~ | FXで有り金全部溶かした友達の顔を見てみたい。
鑑賞メーターを再開したのですが、まだ続けるかは決まっていないので、単体で感想をとりあえず書いていこうかと思います。

先週の土曜にあまりに暇を感じたのでTSUTAYAに行って20本ほどレンタルしてきました。
今回借りたのは、一種の想い出になったような映画がほとんど、自分が好きな映画を借りてきました。








「ショーシャンクの空に」
HND

無実の罪で収容された主人公アンディ・デュフレーンは刑務所の中で望んではいけない希望を求めて、外の世界では到底味わえないまったくの別社会を仲間と過ごすのを描いた作品。

有名な作品なので、大抵知っていると思う。
久々に観た~

やっぱり印象的というか、最初にこの監獄の雰囲気を強調したのは新人イジメの後の末路。
救いようのない世界に放り投げられたような気分になる、人をモノのように扱うように囚人を扱う。
冷たい環境。
さらに、監獄と言えばゲイの登場、というよりはただ穴があれば、そこに入れたいだけの変態の登場ですw
こういうキャラを見ると真っ先に「プリズンブレイク」のT・バックを思い出してしまいますw
こいつに主人公は酷い目に合います、2年間・・・絶望的な毎日、ただ希望は捨てずに。

そんな頃にレッドに出会います、レッドは彼の魅力にひかれ、同じくその仲間もひかれ、友となった。
看守にコネもでき、主人公は監獄の中の社会に馴染んでいきます。

その監獄の中で多くの囚人は何もせずに、年をとっていく。
アンディは希望が生まれるとそれに向かい行動していった。
誰もが諦めた事をアンディは諦めることはなかった。

仲間の一人ブルックスが仮釈放されることになった。
彼は仮釈放を望んでおらず、嫌々ながら外の社会に出る羽目に。
ブルックスにとって、外の社会は厳しかった、だから強盗でもしてまた監獄に戻ろうと考えたが、老人の身体で強盗は不可能だと希望を捨て、自殺した。

そんな中、監獄の中でアンディの一つの希望が6年かけて叶う。
その年月を短く感じたらしいアンディは新たな希望のためにまた行動。
ここは唖然とさせられたな~
アンディの行動を見て、希望はするなと指摘するレッド。

そして、ある事件をきっかけに、アンディはどん底に落ちる。
誰もが希望を望まないアンディに、周りの囚人と変わらないようになってしまうと思っただろう。
しかし、彼は希望を捨てでなどいなかった、監獄に入って最初の希望を叶えるために行動に出た。
この過程を描写するシーンは少なかったので、初見の時は驚いたな、「えっ・・・えっ!?」と二度見してしまうような感覚。

この事を解説するレッドの語りのセリフはかなり印象的。
500メートルも這い、汚物まみれになっても諦めない。
一つの言葉を強調させるようなセリフだった。

アンディが希望をかなえた後の話。
レッドはアンディが希望を叶えた事実を知っていたが、共感することはなかった。
仮釈放の面接を受ける際の描写からもそう捉えられる。
レッドも自分の想いとは反する仮釈放という結果に至り、外の社会へ。
しかし、レッドも社会で上手くやってはいけなかった、まったく違う世界にいたため監獄なんかよりも生易しいはずの社会を恐れていた。
レッドは一度自殺を考えるが、アンディの約束を思い出し、目的地へ向かう。
そこで初めてアンディの監獄にいた頃の気持ちを知る。
アンディはレッドの事を理解して全て見据えていた。

と、まーいろいろありHAPPY ENDに終わるわけなんだけど。
って、最後まで長々と書いてしまったw



この映画の名台詞と言えば

”頑張って生きるか、頑張って死ぬか。”
”希望は素晴らしい 何にも替え難い 希望は永遠の命だ”


このセリフが出てくるタイミングも本当に良かった。
レッドが自殺を考えた時だったと思う、希望を捨てた時、希望を望まなくなった時は生きた屍のようになるか、頑張って死ぬ―ということなのだろうか。

最もな言葉だと素直に思う、希望を失ったら死ぬしかないのかもしれない。


例えば今の自分の生活。
堕落した大学生活、何も自主的にせずに勝手に日にちが過ぎるのを待つ。
救いの希望としては家族や友達、アニメくらいのものだろう。
でも、家族もいない、友達もいない、趣味に価値を見出せなくなった時、必ず生きていく自信がなくなるだろう。
生きていたって幸せに思う事がなくなる、死に切れなかったら本当に生きた屍になるんだろうな・・・と。


重たくなったけど、この映画は「希望」の大切さを教えてくれる素晴らしい作品でした。







「ターミナル」
HND

この映画は「約束」と「信頼」を描いた映画かと・・・。
あらすじ:アメリカ、ジョン・F・ケネディ国際空港の国際線ロビー、入国手続きゲートでクラコージア人のビクター・ナボルスキーは足止めされていた。母国のクラコージアで、彼が乗った飛行機が出発した直後にクーデターが起こり事実上国が消滅。そのため、彼のパスポートは無効状態となり、入国ビザは取り消されていたのだった。
母国に引き返すことも空港の外に出ることもできない中、ビクターはたった一つのある約束を果たすために空港で生活を始める。

この映画はコメディとシリアスの使い分けが上手だった。
観ていて感情がよく揺れ動いていたと思う。
主人公のキャラが濃くて、嫌いになれないのも一つの要素かも。

空港に住んでいるうちに、周りの人と仲良くなっていき、信頼関係を築く。一つのコミュニティとも言えるほどになる。

カメラワークも面白かった。

シナリオも終始失速することはなかったけど、ラスト10分辺りは祭りの後というか、盛り上がったピークが過ぎてしまっているものの、本来の約束が守られている決定的なシーンにも関わらず、惹かれることはなかった。

ヒロインと恋愛シナリオは正直いらなかったような気がした、結果が結果っていうか。
恋愛を強調するより、その分、友情に回した方が感動は大きかったでしょうね。







「ソーシャル・ネットワーク」
HND

facebookの創始者とその周りの人間の物語。
時系列を2つに分けシナリオが描かれる。
面白いと言えばそうだけど、よくこれ米でヒットしたな~と。
あっちではバッドエンドってあまり好まれないらしいから意外でしたね、話の内容も難しかったり、独特のルール(フェニックス)みたいなのがあるし、低年齢の子は観ないから、ユーザーが固定されているからヒットしたのは驚きでした。

まず、この映画の会話早口すぎるwww
文字を追うのが大変でした、吹き替えは邪道と捉える自分は字幕で観るので、必死になって字幕を追ってたよ。映像に集中したければ、吹き替えを推すすめします。

シナリオは面白いけど、ラストの落とし所はあまり良い感じしないというか、あっさりしたものでしたね。

鑑賞メーターにも感想は投稿したのですが、他のユーザーの感想を読んでいると、「みんな良い人」とか、ビジネスの考えでマークを擁護していたり、感情に任せてマークを擁護している方々いましたけど。
僕としては、facebookの創始者マークをそんな風に捉えることは到底できませんでしたねw

そもそも、訴訟されたのはフェイスブック以外無関心でさらに性格に問題のあるマークが悪い。
友達に何も言わず、その友達のお金で家を買っちゃうマークwww
てか、マークはアイディアを盗んだと言われるけど、実際これはどう考えても盗作にしか思えない、マークはマークで「フェイスブックの事しか考えたくない」とか言っちゃうし。

他の人物は良い人ばかりなんだけどね~、訴えた兄弟の片方なんて、「ハーバードの紳士は訴えない」という思想のために思い留るのとか、体育会系にも関わらず凄い立派な信念を持っていらっしゃる。
むしろ一番優等生な発言で驚いたよ。

あとは学長だろうか・・・盗作なんて学長にしては小さい物事だったんでしょう、まったく相手する気がない。
その上で、盗作云々より、「君たちが裏でコネを使った方が問題だ。」と論破しちゃうし、カッコ良かったよこの2人。

最後にまたマークの話に戻すと「俺がCEOだ、ボケ」と名刺に記載していましたが、お前がCEOならお前が決めた事をお前が情報発信しろよ、って思うわけですよ。
劇中のマークに「お前がCEOだろ、ボケ」と言ってやりたい。
本当にCFOの子は理不尽な罠に羽目らたよな。






「ロード・オブ・ドッグタウン」
$HND

「青春」を描いた作品。

あらすじ:1975年、カリフォルニア州ヴェニスビーチ。ドッグタウンと呼ばれる寂れた街で、サーフィンとスケートボードに没頭するステイシー、ジェイ、トニーの3人が、溜り場のサーフ・ショップ「ゼファー」のスケート・チーム「Z-BOYS」を結成し・・・。

これは以前にも観た映画なんだけど、面白い映画だったので借りてきた。
2005年の映画になるらしい、もうそんなに経ったんですね・・・しっかしCGとか使っていないから映像としては全然観れるし、古さを感じさせない。

一つの流行の誕生を観ることができる映画ではあったかな、多分スケートには当時、既定のルールというか滑り方っていうのがあった、映画から読み解くとフィギュアスケートみたいなイメージ。それが地域によって少し違ってくるのと今回活躍する3人があまり良い生まれではない点、周りの環境、サーフィンからインスパイアされて新たなスタイルを生み出していったんじゃないかな~って思う。

3人の成長を描いた物語で、トニーはとにかく1番になるためには何でもするようなタイプ。ジェイはプライドを一番重要にするタイプ。ステイシーは賢く視野が広いタイプ。
3人とも個性はかなりあると思う、ステイシー以外は俗に言うDQNだけどね~。

てか、「ass hole(尻の穴)」って単語何回出たことかwww
日本で言う「やばい」と同じくらい汎用性あるんじゃないか?
人を罵倒する時にも使ってたし、何故か友達に対しても言ってたな・・・

バカやれて本当に楽しそうではあったけどね、最後の最後で友情が前に出てくるのが良かったかな~
あの3人は決して仲良くは見えないんだけど、距離感あるように見えて仲良いと信じたい。
演出は特にこだわっている感じではないけど、面白い映画にはかわりない。

吹き替えは、関智一、間島健児、藤原啓司のアニメ声優でお馴染みの方々が出ているから、今度は吹き替えで観てみようと思う。
スキップの藤原啓司は納得がいくけど、あとの二人はどんな演技してるんだろう?意外な配役だな。









---------ここから、今思いだして書いていきます。








「エスター」
HND

ホラー&ミステリー映画
個人的にはホラーの中で一番面白かった映画かな~と思います。
とにかく驚かされる、ミステリーの一面もあるし、怖いという感覚の他にも楽しめる。
一般的に洋映画って、日本みたいに不気味な雰囲気作らないよね。
ホラーに出てくる、敵として出てくる人物も有名なのは「13日の金曜日」のジェイソン、「エルム街の悪夢」のフレディー、「チャイルド・プレイ」のチャッキー、「悪魔のいけにえ」「テキサス・チェンソー」の殺人鬼。
有名な作品に出てくる殺人鬼はほとんどと言っていいほど、人とは思えない超人な力を持っている。
あと、怖いっていうより、それよりもグロい。
明らかに、残酷な殺され方を視聴者に見せようとしているし、それを視聴者が求めているから、こういうやり方が定着しているんだろうとは思う。
洋ホラーを楽しんで観る人は少なからず、残酷趣味を期待して観ているのには間違いないと思う。
最近のだと「デッドコースター」シリーズが分かりやすく、その趣味に答えている。
洋ホラーはどちらかというと、アクションに似ている、スリルはあるから、ホラーともやっぱり言えるんだけど。
邦ホラーは、残酷趣味とはまた違う感覚、精神的に入りこむ感じなのかな・・・
あと、日本は銃なんて警察の人くらいしか持っていないから、身体を削ってバトル!!みたいにはいかないから、敵と真っ向勝負みたいなのはあまりないよね。
邦はそれだから、もたもたした展開になるし、一番盛り上がる所っていうのが幽霊が急に登場してくる瞬間で、それからは気分も落ち着いちゃうし、その登場シーンが盛り上がる所って制作側も分かっているから、幽霊のメイクとか気合入れてやるけど、あまりやり過ぎてしまうと、笑いに走っているみたいで怖くなくなるんだよね、「呪怨」も、あの「あぁああー」って言いながら、口ポカーン、顔真っ白には笑ったwww

話が逸れすぎたw洋ホラーは殺人鬼が超人であるのが、ほとんどで超人じゃないのは凄く珍しいって事が言いたかったんだけど、この「エスター」って映画には超人の殺人鬼ではなく、誰が観ても子供が殺人鬼である事と生々しい人間を描いてしまっているから、超人よりも不気味に感じる。
どう見たって人の子なのに、する事なす事がキチガイ染みているのと、登場人物への関わり方がもう・・・ね。

ホラーとかミステリー好きならオススメできる作品。






とりあえず、今回はこれくらいで止めておく。
また気がむいたら続き書きます。