姉妹はPTSDの症状が出ていました。心因性であることは明らかでしたが深刻だと感じたのは、緊張すると言葉で発せられなくなっていました。妹の方がその傾向が顕著で、気持ちを伝えられないのです。言葉が詰まるたびに謝り、話を最後まで言う事を諦めてしまいます。結論は自分が悪いとなり、今までそうやって身を守るために選んだ防御の手段だったのでしょう。
そんな妹を守ろうと姉が頑張る気持ちが、かえって、空回りをしてしまう悪循環。お父さんが怖くて堪らないのですから致し方がありません。
お父さんは、自分の家族がこのような末期の状態になっていることは知りません。お母さんも、私達に何度も念を押すように言います。相談している事が分かったら、今度は暴力を受けるかもしれないと。怯えた目で訴える言葉には、少し諦めに近い物を感じとりました。
こんなのは、もう、家族じゃないのです。
お母さんは離婚の言葉を最後まで口にしませんでした。お母さんが望んでいることは、姉妹の安全で安心な暮らしでした。離婚がそれに繋がるかどうかの判断が難しいと思ったのでしょう。離れたからといっても嫌がらせを受けるかもしれない、お母さんの目が届かないところで姉妹達が危害を受けるかもしれない。自分のことより姉妹の安全が最重要だったのです。
早急に対処しなければなりませんが、慎重な対応が必要です。私達の仕事に強制力はありません。基本は対話が必要です。でも、お父さんへの刺激は大事に至る可能性が大きいです。
お父さんの行動確認、身辺調査に時間を掛けました。お母さんや姉妹に何かあった場合の緊急の避難を確保をした上でです。
お父さんの行動確認をすると、職場に於けるお父さんは普通でした。良い人なのです。声を荒げることもなければ、俺がやりますよと言うタイプの人です。それを頼もしいと言う人もいれば、優しいと感じる人もいます。二面性です。どちらも本当のお父さんなのでしょうが、1面のストレスが片方の1面に全て集約してしまうのです。
ストレスが家族に向き、それ以上に堪えられなくなると会社を辞めることを繰り返すのは、少なからずお父さんの幼少期の過ごし方が影響されているのでしょう。
けれどお父さんを擁護する訳には行きません。お母さんや姉妹に行ってきたことは許しがたき行為です。このような身勝手に振り回されてはならないのです。
このお話の続きはまた今度に。
毎日明るく楽しく元気に❗
皆が幸せになりますように❗