その昔ある王様とその付き人が居ました

付き人はとても楽観的で何が起きても

「これでよかったんだ」

と言う

王様はその性格が好きでどこへ行くにも

その付き人を連れて行きました

ある旅の途中

王様は右手に怪我を負いました

付き人はいつものように

「これでいいんですよ王様」

と言いました

怪我をした王様は怒って付き人を

牢屋に入れました

王様は一人で旅を続けました

途中通りかかった村の民族に

王様は捕まってしまいました

その民族は人を生贄に捧げる文化があり

王様を生贄に捧げようとしました

しかし、傷物は生贄に出来ないと

怪我をした王様は解放されました

帰った王様は付き人を解放し

牢屋に入れたことを謝りました

しかし付き人は

「これでよかったんですよ

私が牢屋に入れられていなければ

生贄になってもうこの世にはいませんでした」








起こる事には全て意味があり、一見マイナスに感じることも、僕たちが知らない水面下でどんな風な良い形で働いているかはわかりません。
事実は一つ解釈二つ

どうにもならない運命を受け入れようとしてる大切な人を思って書きました。
病んでるわけではありません。