抗癌剤(FEC)2回目と治療費(2010.08.02) | HANAトリネガ両側乳癌&IgA腎症&卵巣癌闘病記

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時々HSC娘の不登校について
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入院での1回目の抗癌剤(FEC)投与から4週間が経過し、2回目の投与のために乳腺外来へ。

通いでの点滴となる。



<問診>

物静かなM医師。お会いするのは入院の時以来だ。なんだかホッとする。

しこりのチェックは胸とわきの下の触診のみ。超音波さえやらない。

「小さくなってますね、2.5センチくらいです」


お!効いている! 3.5センチから2.5センチだって!

この分だと、わたしのしこりも術前化学療法で消えるかも~音譜

(そんなに甘くはなかった。

 この頃は、抗癌剤は効いて当然、って思っていた。

 色んな副作用に耐えて、それで効かないなんて、酷すぎる。)


血液検査もパスし、点滴を受けることに決まる。


私の心配は、初回投与の時の血圧低下(70-20)が、今回も起こるかどうか。

点滴後に血圧測ってもらって、少し休んでから帰ってください、とのことだった。



<点滴センター>

電動のリクライニングソファー、テレビ、荷物台が置かれたスペース。

カーテンで仕切られていて、飲食もOK。


少し待つと、私の点滴たちが運ばれてくる。

点滴開始。

2ボトル目の抗癌剤に切り替わると、鼻がツーンとする。

あ、始まった。。。体が薬くさい感じも。

1回目の投与の時にはあまり気にならなかったのに、投与を重ねると、さらにこの印象が強くなった。

初回はアレルギー反応の確認のため、ゆっくり薬を流していたそうだ。

2回目からは血管へのダメージを少なくするために、早く流す。


2時間弱で点滴終了。

何回か血圧を測り、大丈夫そうなので、お会計へ。




<会計>

請求書を見て驚いた。

次回の吐き止め錠剤と合わせて、38,570円ショック!


1回4万円弱・・・。これが毎月かかるのか・・・。

夫には言えない・・・。言ったけど。

この治療費があれば、家賃あと4万高いところに住めるのに。

もったいない。。。


自分が金食い虫になったように思えた。

手術にはいくらかかるうんだろう。

放射線治療にはいくらかかるんだろう。

お金のことばかり気になった。

治療費くらい、自分で払わなくちゃ・・・。


10年前に結婚した時のへそくりを確認する。

100万あった。100万円でどこまでまかなえるんだろう。

夫にへそくりをバラス。

治療費はこの100万から払うから、と宣言する。


家族のお荷物になってしまったような気がした。

高価なカツラも買ってしまったし・・・。

はげていて、子供に嫌な思いをさせているし。


そこで、考えた。

私の家庭での存在意味は何だ?

ママを見てると気持ちが沈む、とか言われないように。

家族に嫌われないように、喜ばれるためにはどうすれば???


そうだ、おいしいご飯を作ろう。

もう少し、お料理がんばろう。

無理の無い範囲で。

(レパートリーが増え、天然だしになったり、雑穀米を取り入れたり、その程度ですが・・・ガーン



<乳癌関連の出費>

【今回の治療費】 38,570円(3割自己負担)

【診断書2通】   10,500円

【高額医療控除】 -3,152円(入院費用が一部戻ってきた)
【治療費の総額】155,000円(治療開始からまだ1ヶ月)