先の地震では、関東で約200万戸が停電したようです。
一週間経ってもニュースでは、節電要請が流れてきます。
地震の度に停電、節電と叫ばれます。
叫ばれれば叫ぶほど、原発稼働、原発稼働と念じていそうな気がします。
日本の住宅の「エネルギー効率」は最低
東洋経済の記事によれば、ドイツの研究所が規定する「パッシブハウス基準(最低限の暖房で全館暖房ができる性能)」では、100㎡の家で見ると、年間に消費する18リットル灯油タンク8.3本分、150Lです。
日本の場合は、人が居る部屋をその時間だけ暖房しているのが現状だと思います。
仮に2020年省エネ基準(1999年基準)の住宅で100㎡の居室全てを暖房すれば、55.6本約1,000L必要で、燃費にして約7倍の開きがあるとのことです。
これからマイホームを計画している方にはこの現状を理解し、高気密以前に倍以上の高断熱を目指すべきかと思います。
2014年に日本の住宅の省エネ基準が1999年の基準で、その後中、省エネ性能を評価できる基準など示されましたが単に断熱性能の表示方法を定めたのみで、1999年基準とした断熱性能を示すためのもので、ハウスメーカーや工務店が示さなくとも罰則規定があるわけでもありません。
せいぜい数値を示しても、一定の設計施工での数値、間取りや窓の大きさ、構造の変更など何の意味もありません。
国と断熱材や窓のメーカーはこれまでの製造ラインで製造できる多少性能の良い製品を納品するだけ、お互いに忖度し業界の利権や既得権だけで基準を定めているとしか思えません。
ちなみに「20年先を見据えた住宅の高断熱住宅研究会」が出している「HEAT20」では、日本の2020年省エネ基準(1999年基準)と「Q値1.0(キューワン)ハウス」の中間的な基準だそうです。
マイホームの断熱性能
我が家は建ててから12年になり、東日本大震災の1年前です。
Q値XXと書きたいところですが、ハウスメーカーで建てたわけでもなく、高気密でもありません。
ただ自身でいろいろ調べたことや、プランナーさんと一年ががりで着工にこぎつけました。
主なコンセプトは以下の4点です。
・コストパフォーマンスの良い家
・安全に健康で快適に暮らせる家
・空調をなるべくしなくても良い家
・できるだけ自然素材を使った家
普通の家で、高気密やオール電化などではありません。
マイホーム完成時の断熱
マイホーム建築にあたって検討した重要項目として、外壁や屋根・床の断熱で、完成してからでは手直しできません。
柱がすべて105mmなので、そのサイズでメリット・デメリットを検討した結果は、すべてセルロースファイバーにしました。
断熱性能はもとより、調湿し結露しない、燃えず虫にも強い、デメリットは価格が高くなることです。

住宅の断熱で外に接している、玄関ドアと勝手口そして窓が最も重要です。
熱伝導率に優れたアルミニウムを枠に使用するのは日本だけ、熱損失は、暑さの7割、寒さの6割と言われています。
玄関ドアはスタンダードから1ランク上の断熱性能のドアにしましたが、最上位のドアか厚さのあるより性能の良いドアにすれば良かったと思います。
勝手口はビルトインガレージへ通ずるので普通の複層ガラスのドアとしました。
もう少し吟味すればよかったかなと思います。
住み始めてから内窓で断熱UP




我が家の断熱UP後の灯油消費量
ほとんど二重窓となった居住スペース約100㎡、2冬、出入り口を開放してのファンヒーターでの暖房としました。
コロナの関係で、在宅ワークとなり日中でも暖房が必要です。
1階2階、玄関ホール、階段、リビング、ダイニングキッチン、和室、洋室など、1冬の灯油消費量は、18リットル灯油タンクは20本、約360L です。
この消費量は、日本の「一般社団法人新木造住宅技術研究協議会(新住協)」が目指す断熱性能を数値化した熱損失係数(Q値)が「1.0」基準「Q値1.0(キューワン)ハウス」と同等な灯油消費量のようです。
「20年先を見据えた住宅の高断熱住宅研究会」が出している「HEAT20」の断熱性能と、日本の2020年省エネ基準(1999年基準)と「Q値1.0(キューワン)ハウス」の中間的な基準だそうです。
いかに日本の断熱性の基準が低く、建築行政・業界の取組みは心もとないかわかります。
省エネ基準(1999年基準)の早急な改定
日本の住宅の2020年省エネ基準(1999年基準)断熱性能はあまりにも古すぎ低すぎです。
これからマイホームを計画している方にはこの日本の住宅の断熱性能の現状を理解し、高気密以前に高断熱を目指すべきかと思います。
すでに生活しているなら、窓や出入口ドアの熱損失を改善することをお勧めします。
高気密の数値や太陽光発電・オール電化、全館空調などの前に、こんぽんてき建物全体の高断熱性能を上げる方が、長期的には節電になり住みよい暮らしになると思います。
省エネ基準を大幅に見直したくない!
太陽光・風力発電、地熱発電、全国に有る水力発電・揚水発電も見直してはどうかと思います。
省エネ基準も見直さず、東日本大震災で問題となった電力不足、東西電力周波数の一本化も取組みません。
南海トラフ・首都直下地震・富士山噴火と予知されている中、猛暑や寒波の時だけは電力不足々と叫びます。
災害の備え危機管理は無いのでしょうか。
これら再生可能エネルギーに本腰を入れない理由は、関連業界からの献金・得票を得られません。
そして、予算が少なく、自分たちの天下り先にもなりません。
のらりくらりと電力不足々と叫びながら、核廃棄物処理など、未来永劫莫大な税金を使える、原子力発電はとっても魅力的ですよね。





