すぱブログ

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どうも、すぱたくです。
趣味や思ったこと、日々のエピソードなどを、面白おかしく、時にダサく書いていけたらと思っています。
よろしくお願いします。

物事には流れがある。

改めてそう思った。



本題に入るまでの前置きが少し長くなるが、なんとか読み進めていただきたい。

流れが今回のテーマだからだ。



遡ること一昨日の金曜日。

キ◯◯◯キラキラ金曜日。

僕は有給をもらっていた。

日曜まで休み。

珍しく3連休だ。

浮かれずにはいられない。



休みの日にすることといえば、朝からパチンコに行くこと。

10時の開店直後から、1時間半ほど打つが当たらず。

お腹が空いてきた、お昼はどうしよう。

少し考えた末、弁当屋の弁当を買うことにした。



これが悲劇の始まりだった



作り置きしてあったものを買うことに。

店員のおばさんがこちらに来る。

、、、え!?



僕は戦慄した。

なんとおばさんは鼻毛が全開だった。

おっさんとかだと時々いるが、女性でこの状態はとても珍しい。



「兄ちゃん爽やかでカッコええな」



おばさんは僕を真っ直ぐに見据えながらそう言った。

僕は恐怖を感じた。

ライオンに出くわした草食動物は、こんな気持ちになるのだろうか?

なんだか運気を吸われたような、そんな気がした。



一度帰宅して、弁当を食べる。

お腹が空いていたはずなのに、さっきの人が作ったかと思うとあまり食欲が沸かなかった。

なんとか完食し再びパチ屋へ。



打つ時、近くのATMで1回2万おろすのだが、その日はなんと5回行った。

つまりは-10万。

夜まで打って初当たりは8回引けたが、なんと全て単発。

最後の2万はATMから新紙幣である渋沢栄一が出てきて、流れが変わる気がしたが、なんともならなかった。

楽しいはずの3連休の初日からこんな地獄。



そして昨日。

どうしようか迷ったけど、リベンジに行くことに。

いつもだいたいこの流れだと更に負けるのだが、昨日は珍しく勝てた。

前日の大敗と比べたら勝ちは小さいが、嬉しかった。



戻ってきた勝ち分で、メンエスに行こうと思った。

今後負けたらまた行けなくなる。

少しでも手元にあるうちに。



以前お世話になった方にもまた入りたいし、入ったことのない方にも入りたい。

ただこの時点でもう夕方くらい。

入れる人は限られてくる。

なんとか入れる方を見つけて予約を取った。



しばらく経った後、軽くシャワーを浴びて、さて、そろそろ家を出ようかなんて思ってると、お店から連絡が。

セラピストが体調不良で接客が困難になった、

とのこと。



予約してからまだ2時間くらいしか経ってないんだけど。

一旦予約を取ったということは、その時点ではなんとか接客できそうなコンディションだったが、更に具合が悪くなってしまった、そういうことなのだろうか。

まあこればかりはしょうがない。

急に体調が悪くなるなんてことは全然ある話だ。



さて、どうしようか。

流れが良くない。

今回のブログのテーマである"流れ"

今日はもうやめといた方がいい。

そういう流れだろう。

こういう時、強引に次の人を見つけ出して訪問して、あまり楽しめた記憶がない。



でも。

それでも。

人間にはその時の気分というのがある。

僕はその時完全にメンエスモードだったのだ。

その気持ちに抗うことができなかった。

イヤな予感はしつつも、入れる人を探して予約を取った。



取れた時間は21時前。

ずいぶん遅くなってしまった。

お腹が空いてるけど、ゆっくり食事をしている時間はない。



僕は再びパチ屋へ行った。

と言っても打って遊ぶためではない。

千円札を準備するため、両替するためだ。

メンエスに行くには、千円札の調整が必要なのだ。



準備を終え、目的地へ向かった。

聖地と言われる場所へ。

ここからが本編だ。



ルームにイン。

ソファに座り、お茶を入れていただく。

楽しく会話も交わす。

なんだ、イヤな予感なんてのは気のせいだったんだ。

そう思った。



珍しく仰向けでのスタートだ。

仰向けで胸の上あたりを押されたのが、すごく気持ち良かった。

自分の胸の上がこんなに固くなっているとは。

マッサージの技術が高い。

これはまた別の機会に書くかもしれないが、僕の思うメンエスの3大要素、心と体と◯があるのだが、体の癒しのレベルが素晴らしい。



指圧の後はオイル。

そのまま仰向けの体制だ。

これはいい。

仰向けの方が楽ちんだからだ。

うつ伏せが長い人がどうしても多いけど、個人的には仰向けが長い方がいい。



オイルに入ってほどなく。

なんとなくの違和感を感じた。

口数が減って、動きがゆっくりになっている。

これはいわゆるモードチェンジというやつか。

確かにオイル施術は雰囲気も大事だ。

となれば、こちらからあまり話しかけるのも無粋か。

マッサージを堪能するか。



動きは更にゆっくりになっていく。

スローストローク。

静止しては動き出す。

よく知らないが、これはヨガの動き?

呼吸に合わせて、吸って吐いてで、動いて止まってを繰り返しているのか。



更に目を閉じながら施術をされている。

見るのではなく、体で疲れているポイントを探りながらの施術。

これが明鏡止水の境地というやつか。



そんなことを思っていたら、僕はまた違和感を感じた。

だんだんと静止する時間が長くなっている。

呼吸が乱れている?



そして決定的瞬間。

セラピストさんの口が開いた。

どんどん開いていく。

下から見ていると、顔の半分くらいが口になったように見えた。



これは、

あ、

あくび!?



なんてことはない。

目を閉じていたのも、動きが止まってたのも、眠かっただけなのだ。

誰だ、モードチェンジとか、ヨガとか、明鏡止水の境地とか言った奴は。



マッサージを受けてる側が寝るのはわかる。

受け身側が寝るのはわかる。

施す側が寝る、か。



やがてこっくりこっくりし始めた。

これが本当のこっくりさんだろう。



僕は困惑した。

どうすればいいんだ。

だいぶ昔、某リフレクソロジーの店でハンドマッサージを眠そうに欠伸しながらマッサージしてきた人はいたけど、メンエスでは初めてだ。

今回はほぼ寝ており、リフレの人を超えている。

10年通ってても、まだ未知の出来事に遭遇するんだな。



しばらく(30分以上)様子を伺ったけど、ずっとそんな感じだったので、5回目くらいのあくびをした時、さすがに、眠そうですね、と声をかけてみた。

すいません、とその方は謝ってきた。



話を聞くと、どうやら僕の施術に入る前に、薬を飲んだらしい。

たしかにルームに入った時から時折り咳をしていた。

気管支炎なのでうつることはないと言っていたが。

医者からは眠くなる副作用はないと説明されたらしいが、これはもう完全にそれが原因だろう。



ほとんど寝た状態で施術されて、正直気分を害したけど、その方は申し訳なさそうにしてたし、、、まぁいいか。

(ちなみに某リフレの人は、全く悪びれもしなかった)



モヤモヤを抱えながら、施術後のシャワーを浴びた。

こういう時たぶんキレるおっさんもいると思う。

これはキレられてもしょうがない出来事だと思う。

でも僕はそれが出来なかった。

それが優しさゆえなのかはわからない。



シャワー後、少し会話をした。

スーパーポジティブに考えたら、僕が心を許せる、接しやすい相手だったからこそ、そういう状態になってしまったのではないか。

気を張ってないといけない客だったら、そうはならなかった。

だからある意味、正直に眠気をさらけ出してもらえたとも言える。



言いながら、自分でも何を言ってるかよくわからなかった。

そんなことを言っても、心のモヤモヤは晴れなかった。



先ほどチラッと言ったメンエスの3大要素。

心に関しては、この日はもう、、、だ。



しかしやはりヒキが悪いというか、タイミングが悪いというか。

その方も、今回たまたま薬を飲んでしまったけど、いつもはそんなことなくて、施術中に寝るなんてことはなくて、と言っていた。

その言葉に嘘はないように思う。

そんな、たまたま薬を飲んだ日、その副作用がドンピシャで来るタイミングに予約を取った僕のヒキとは一体。



そろそろ帰ります、と伝えた。

なんだかまだその人はボーッとしている。

僕が自分でシャツを取ろうとして、あ、気づかずにすいません、となっていた。



最後の見送り時、またすいませんでしたとその方はおっしゃってくれたが、その目はまだ虚ろだった。

まだまだとても眠そうだ。



インターバルがどのくらいあるかわかりませんが、少しでも寝れそうなら寝てください。

僕はそんなことを口走っていた。

言わなくてもいい、余計な一言だ。

最後の最後まで眠そうだったので、そんなことを言ってしまったのかもしれない。



ドアを出た時。

最後の違和感。



カシャ



施術はウトウトゆっくりだったけど、カギの施錠だけは、とても早かった気がした。

(気のせいかもしれない)