いやぁ、良かったですね。Mステ。
と、いいつつも、RAYの最後は子供が寝るため見れてないんですけども・・・。
録画してあるのを見返します(でも、Mステって、録画の画質高くしないとすっごい画質乱れません??)。
単純に、ライブハウスに行ったみたいでした。
何の色も、装飾も加えない、バンプのライブでした。
私的感想を極力排除して書くと、
○ しっかりと生音の魅力が出ていた
○ 藤原さんの声の魅力が出ていた
○ メンバーのつながりが見えていた
というあたりですかね。
特に演奏の音については、最近のMステでは出色の出来だったと思います。
これはスタッフさんの、バンプに出てほしい!!という気持ちをすごくすごく感じました。
とても良い番組とバンドのコラボレーションを見た印象。
昔のMステって結構こういう瞬間があったと思うんですよね。生放送とは思えない、しっかりと考えられたカメラ割りや、音の鳴り、演出等々。それを久しぶりにガツンと見れた気がします。
ぜーんぶこうなればいいのにな、といつも思いますが、それはきっとコストとかスポンサーとか難しいんでしょうね。イメージとしてはフジテレビのファクトリーみたいなのをこの時間に毎週やってくれれば一番嬉しいですが、バンドが全く勢いの無い今の時代だと相当厳しいですよねー。でも、ファクトリーが要は「ライブハウスの演奏をテレビで見る」のに対して、Mステのバンプは「極力ライブハウスで鳴っている音に近い音をテレビで見せる」という更に上のクオリティだったと思います。
とにかく久しぶりに「バンドがテレビに出る理由」を見せてもらった気がします。
これを見て、「ライブハウスに行きたい!」「バンプってこんななんだ!」「楽器やってみたい!」というような人がきっといっぱい出てくる、と思える演奏、出演でした。
たしかに、全てが特別扱いで、違和感が無いわけではないけど、そこまでする意義をしっかり曲で示していたと思います。語らずとも曲が語っている感じ。
で、ネットでの評判がすこぶる良くって、その中に「演奏」を褒めている人がいっぱいいて、これまた昔からのファン(というほどのものでもないですが・・・)としてはなんとも感慨深いものでした。
僕が始めてバンプをライブで見たのは、jupiterのリリースタイミングのツアーだったと思うんですが、それが自分にとって初めてライブハウスに触れる機会で、すごく興奮した一方、そんな僕でも演奏は「???」という瞬間が多かったのをおぼえてます。
藤原さんの歌声は当時から孤高のものだったと思うんですが、演奏は・・・
特に升さんのドラムはテンポが上がったり下がったりするし、増川さんのギターは「自信がない」と言って震えているようなギターでした(偉そうで申し訳ないですが、そう思ったんです)。
それは案外数年前までおんなじ印象で、楽器の演奏って本当に難しいんだな、と思ったのをおぼえています。
でも、ちょっとライブにご無沙汰になっていて、久しぶりに見た機会はブルーレイの映像だったんですが、本当に本当に上手になっていて(また偉そうですんまそん)、特に増川さんが堂々たるギターソロを披露する際には、なんだか泣きそうになりました。
紛れもなく努力の結晶で、それがひしひしと伝わってきて、凄くちからを貰いました。
そんなバンプの演奏が、この度のMステでもとてもとても頼りがいがあって、堂々としていて。
なんとも感動的でした。
披露した曲は「虹を待つ人」「ray」という、アルバムRAYのオープニング2曲。今までのバンプのパブリックイメージを壊す、「打ち込み」的フレーズをガッツリ取り入れたある種バンプらしくない曲です。
でも、今のバンプには、らしくない、なんてことは無くって、バンプの鳴らす音はすべてバンプである、という確信が音から伝わってくる、それだけの存在感があります。特にrayはここ数年の曲のなかでダントツにバンプにしか鳴らせないキラキラ感が鳴っていると思います。
「カップリング集は出さない」「ベスト版は出さない」「ライブ映像は出さない」「テレビは出ない」という今まで言ってきた、やってきたことをある種裏切った形でこの数年のバンプは様々な展開をしてきました。でも、それらは全て、そこを捨てて裏切るのではなく、それを言っていた理由を超える理由や鳴らしたい音が出てきたから、それを踏まえた上で、さらなる答えにたどり着いたように思います。だからこそ、初音ミクとコラボしようが、東京ドームでツアーファイナルを迎えようが、なんというか「どんとこい」的な気持ちでファンは受け止められるのではないでしょうかー。
なんともステキなバンドだなぁ、と改めて思ったMステでした。
