運動量として、寄せ、球際、(予測にもとづく)ポジショニングさらにそれらを統合する声かけに、具体的に取り組むことにしました。

 

寄せでは、まず目の前のボールにリアクションでアプローチすることを徹底しました。

息子はすべてのボールに食いついていくような性格ではなく、近くに味方がいると、遠慮してボールを譲ってしまうようなことが多くありました。

それを改善するために、後ろを向かせた状態でボールをワンバウンドさせて、それを合図にボールに食いつく練習をしました。

このとき、ボールに一直線で寄せるのではなく、相手がいることを想定して、ボールを守りながらアプローチするイメージを持たせて取り組むようにしました。

バウンドしたボールが高いときは、必ず上で競るようにし、ジャンプヘッドで優位に立てるようにしました。

 

寄せの動きにはパスの受け方も含まれます。

SNSなどで、ボールの受け方を紹介する動画が数多くありますが、そのほとんどが止まった状態でどうトラップして(ターンなどで)相手をはがすかというものです。

一方、実際の試合では相手もボールにアプローチしてくるため、ボールを止まって待つのではなく、いかにボールに向かっていくか、相手より早くボールに触れるかが重要です(※相手のプレッシャーにより、ボールを流して視野を確保しながら受ける場合もあります)。

狭い局面でボールを止まって待っていては、パスカットされたり、ボールを受けた瞬間をねらわれたりするからです。

ボールに向かって動きながら、いかに相手のいない方にターンするか、そういう意識をもって練習するのが大事だと思います。

 

ディフェンス時は、相手に自由にプレーさせないようにするための寄せの技術が必要です。

プレスとステイ、相手が後ろを向いた時にはプレッシャーをかけてボールを取りにいくなど、チーム戦術によりますが、それとは別に、それぞれの選手が、強くて速くて粘り強いディフェンスを身につけなければなりません。

ターンを含むダッシュ練習は、単にアジリティを高めるだけでなく、長短をおりまぜることで、粘り強くついていく力が身につきます。

一方で、1対1のディフェンスは、自分(ディフェンス側)の間合いを知る必要があるため、いろいろな相手と対戦回数をこなすこと以外に上達の道はないと思います。

チームメートや学校・地域のサッカー友達と、遊びの中で1対1をやることも大事だと思います。

 

さらに、自分がボールを失ったとき、必死に取り返しに行けるかどうかも寄せの大切な要素です。

これは、最初は選手の性格によるところが大きいですが、チームメート同士が声をかけあうことで、チームの中で、そういう意識が醸成されていくものだと思います。

 

続く