太陽光発電とオール電化は相性がいいといわれます。なぜそういわれるかというと、オール電化は夜間の割安な電力を使用して、太陽光発電は昼間の高い電力の時に発電するからという理屈です。でもちょっと待ってください。太陽光発電は余剰電力をたくさん売って、投資回収するものですから、オール電化住宅は電気をたくさん使うものなので真逆の物であることが分かります。家庭用の電気製品というジャンルでくくれますが、まったく用途が違う物です。電気をたくさん使うものと、電気をたくさん売るものです。電力会社は電気をたくさん使ってくれるオール電化を推奨します。反対に太陽光発電に対してはいい顔をしません。だって電気を買ってくれないからです。
ただし、10年間の余剰電力の固定買い取り期間が終了し買電と売り電が同じになったら2つはとても相性が良い物になります。だからまったく間違ってはいない理論ですが、現時点では相性は良くないと言うことが出来ます。オール電化によく利用されるエコキューとは発売されてまだ10年程度しか経っていない商品で、耐用年数や寿命に関するデータもあまりそろっていません。その点太陽光発電は30年程度の実験データも残っていて、耐用年数は20年以上あるという意見が一般的です。
オール電の耐用年数・寿命