こんにちは、オクムラです。(★´・З・)ノ 
今回も、間取りについて 家相をからめてお話いたします。

「宅小に住人多きは漸次(ゼンジ)富貴繁盛の相なり」(家相極秘伝)

これは、狭い家にたくさんの人が住むのは吉相であると申しております。
狭いところにたくさんの人がいると、活気満ち溢れて陽気立ち上り、次第に金持ちになる相であるということです・・・実にうらやましい・・・

昔、たとえば江戸時代の武家社会など、さぞかし大きい御屋敷に住んでいたのかというと・・・そうでもないようです。
屋根と屋根がくっつくように小さな家が立ち並んでいたということらしいです。


庶民に関しては、九尺二間の長屋=間口一間半(2.7m)、奥行き二間(3.6m)で三軒の家に住んでいたそうです。


長屋の内部

長屋の間取り
ドラマなんかによく出てくる越前屋みたいな 大商売人にしても たくさんの使用人をかかえていたので、それほど広々とした住空間で生活をしたとは思いませんが・・・。と なるとこの家相のお言葉は、現実味があるように思えます。

これを建築関連に置き換えると、狭くても住み心地のいい住空間と言いましょうか。
浴室、脱衣室、トイレなど水周りは、近くにまとめて・・・収納するには壁面や階段下または床下などを利用するなど工夫をこらしていきます。そのように工夫をこらしていくと、空間に「余裕」と言うか「ゆとり」と申しますか・・・生まれていくと思います。

その「ゆとり」をどこに持たせるかは、そこに住む人の考えだと思います。

たとえば、家族の集まるリビングルームを広くするとか、おもいっきり1階と2階に吹き抜けをとるとかなどの方法です。
自分的には 一室は和室を配置することですが。
和室=日本間は 多機能に富んでいます。応接室にも、団らんの間、お客様の寝室にも多種多様な機能を持ちます。

洋間が一つの用途に限定されるのと違って、日本間には 生活上でのゆとりがあると思う今日この頃です・・・。

では また次回まで勉強しておきます。(・Θ・;)アセアセ…

長屋であばれる白猫

最後に 長屋の中であばれる白猫^^