こんにちは、オクムラです。(*^ワ^*)
今回は、床の間について 家相をからめてお話いたします。

「床の間は・・・・・・・乾(イヌイ)、北、西に構えるは最も吉相で、未猿(ヒツジサル)、丑寅(ウシトラ)等は、主人頭頂を悩むことがあると云う」 (家相図解全書)

床の間というのは、書画や仏画などたいせつなものを置くところであるから、吉相のある位置にしたいものであります。それで、この家相書によるには 乾 つまりは北西から北、西にかけての場所が最適であり、北東や南西は良くないことを申しております。
日本の気候の冬場における北西方向からの寒波、夏場における夕方からの強い西日。
確かに、床の間がある方向は壁でふさがっていますし、その北や西側の壁で風や西日を妨いでいます。

床の間のルーツについてなんですが、鎌倉・室町時代あたりで お坊さんが壁に仏画を掛けて、その前に板を置き 香炉や花を飾ったのが始まりだそうです。



仏画の床の間

後、武家社会になり 格式ばった形式に変化を重ねて武士にだけ作れなくなり、庶民には手の届かないものとなりました。



武家社会崩壊 明治時代になっても書院風の格式ばった様式が現在まで続き、その存在までが薄くなっています。

床の間をルーツ頃のように装飾的な存在にすれば、たとえば四季折々のお花を飾るだけで生活に変化を与えることだと思います。 また、遊び心のある空間。ひょっとして 洋風床の間とか んん ニッチも床の間的な存在ですね^^。
そうなると、床の間は吉相をもたらすものでしょう。

では また次回まで勉強しておきます。(・Θ・;)アセアセ…