今年の東大数学は、例年と比べても明らかに難化したという声が受験生・予備校講師の間で相次いでいます。試験直後からSNSでは「解けなかった」「時間が全然足りなかった」という嘆きの声が続出。予備校各社の速報でも「難化」との評価が目立ちました。
どのあたりが難しかったの?
特に難しかったとされるのは以下のような点です。
まず、誘導が少ない問題が増えた点。例年であれば(1)→(2)→(3)と誘導がつながっていることが多いのですが、今年は各小問のつながりが見えにくく、方針を立てるだけで時間を消耗した受験生が多かったようです。
次に、計算量の多さ。正しい方針が立てられたとしても、その後の計算処理が非常に重く、時間内に完答するのが困難な問題が複数ありました。
さらに、発想の転換を要する問題。「こう来るか!」というような、一般的な解法パターンにはまらない問題も見受けられ、柔軟な思考力が問われました。
予備校の講評は?
大手予備校各社は軒並み「難化」「やや難化」と評価しており、平均点も例年より下がると予想されています。ある講師は「完答できた問題が1〜2問あれば十分戦えるレベル」とコメントしており、いかに難しかったかが伝わってきます。
東大数学が難化する背景
東大は近年、「知識の詰め込みではなく、思考力・判断力・表現力を見る」という方針を鮮明にしています。単に公式を暗記して当てはめるだけでは太刀打ちできない問題を出すことで、本当に数学的な思考力を持つ受験生を選抜しようとしているわけです。
この傾向は今後もしばらく続くと考えられており、来年以降の受験生は「解法パターンの暗記」だけでなく、「なぜそうなるのか」という本質的な理解を深める学習が求められます。