本日41歳となりました。

母が41歳の時、私は16歳。
この歳、母から人間失格と言われ、お前は人間の価値がないと言われた。

人間の価値がないということは、何になるんだろうと。
私は何だとろうと。母にそう言われたら終わり。

人間以下ってなんだろう?何になれるのだ?

それまでも躾という名の激しい叱責の虐待を受け、精神的に苦痛で自殺をしようと試みたこともありました。

愛される価値がない。
私は愛されていない。
私は必要のない人間。
生きていても誰の何の役にも立たない人間。

そしてトドメの一言が「人間失格」。

その言葉を聞いて迷わず「死のう!!」
そう思った。

自宅の4回の屋上に駆け上がって柵を飛び越えた。

そして右足が柵に引っかかりバランスを崩した私は、本能的に柵にしがみついてしまった。
死ぬはずだったのに。

その不意な出来事は、我に返る時間の計いからの贈り物でもあった。


そのおかげで、死ぬことが怖くなり、死ぬことは勇気であることも知った。

いま胎話士という仕事をして、生きることも死ぬことも、あの世的には変わりなく、そのどちらも同じことであることを学んだ。

この世に生まれてくるのも勇気が必要で、死して生まれてくる子の中にも死という選択をする勇気をもって望む子がいることを知っている。

あの16歳の時、私はドジってしまったけど、そのおかげで再び自ら死ぬことが怖くなった。

そして、生きることを選択した。

この死への勇気を使ったことがあるか?そう自分に問いかけた。
もう一度、死んでゆく勇気を使って、それでだめなら死のうと思った。

そこからセルフトーク、自己との対話が始まった。
そして自分の中の声が私を導いていった。

すべてにはきっと意味がある!

そのビリーフを自分に持たせた。

今置かれている環境のすべては、両親が私にしでかすことも。
どれもきっと意味があって、それは命をかけた物語なのだど。
体を張って私に語りかけていることなのだと。

「生きろ!」そう私の中から聞こえた男の人の声。


生きるには意味が必要だ!そう強く叫び、その日、私の信じているビリーフによって作られたマインドセットはどんどん書き換えられていった。

人が人生の中で年齢関係なく悩み苦しむだろう。ただ同級生よりも、ほんの少しその
時期が先にやってきただけ。

それはきっと後で、その人たちに私が役に立つ日が来るからかもしれない。

それにいつの日か、役に立つ自分になって、これまでの自分に起きたことを最高の笑顔で笑ってさらりと言って、そしてみんなの希望になるんだ。

だからこそ、私は自分のこの環境に勇気をもって挑戦しよう!

そう思えた日。

母との関係があったからこそ、他の命や小さな命もすべてのいのちはつながり合っているということを知ることもできた。


あの時私は16歳。あの時母は41歳。


おかげで、お母さん。
私は、いまほんの小指の爪ほどにもならない小さな小さな世界だけど、お母さんたちが私に命をかけて体を張って伝えてくれた愛の中で受け取った、大切なことを縁があった方たちに分かち合うことができています。

人にはそれぞれの愛の表現がある。

愛されていないと思っていた私。
がけれども私のほしい愛情表現ではなかっただけで、母の中にはいつも愛があった。

母が私を思い不器用にも伝えられない母の愛がこもっている手作りの洋服や小物に包まれていた。

いま、あの時のお母さんの年になって、。



お母さん!
私たち、進化してるよ。

いろいろ問題あっても、ヒステリーもパニックも起こさず、感情の状態を上手にコントロールすることができるようになってきたよ。


それに、いま私笑ってるよ。
そして最高の笑顔で、パートナーと子ども達と過ごしているよ。
理解あるパートナーと子どもたち。

とってもしあわせだよ。

お母さんは孤独だったよね。笑っていなかったもんね。
支えてあげられなくてごめんね。
いつも支えてくれるばっかりだ。
優しい言葉もかけてあげられなかった。

長いこと私もお母さんを心の中で責めていたもんね。
理解をしてあげることもできなかった。


でもね、お母さんのおかげで、大切なものをこうして得ることができたんだよ。
あの日、人間失格の言葉の衝撃のおかげで目が覚めたんだ。

いま、こうしてお母さんと艱難辛苦を乗り越えて、笑い合って、日々楽しみあっていることができるのを、幸せにおもうよ。


いつもわたしのしあわせを思ってくれていたお母さん。

「人から愛され人を愛する女性となって欲しい」と良くお腹にいるときから願っていたよね。


そして、また誕生日を迎えて、小さくて大きな命を失い悲しみに明け暮れている方のセッションの依頼を受けました。

こうしてね、そんな切ない体験をした方の希望になって、命の意味を見いだせることができるのも、ぜーんぶお母さんからの贈り物のおかげだよ。


お母さん、あなたは私にとって宇宙一最高で最強の私だけにピッタリなお母さんです。
そんなお母さんを選んだこと、私は誇りに思います。
私たち二人は、いえ家族は、一つの大きなミッションを掲げてチームになったんだよね。

お母さんは故郷そのもの。
私はね、これから沢山のお母さんたちの心の故郷として、人生を楽しむね。

そして“場”づくりをしていきます。

お母さん、これからもよろしくね。


この世に招いてくれてありがとう。

大好きなお母さんへ