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台湾人の私が日本で仏教を学ぶ理由

六年間の留学生活を経て、現在日本で仕事をしているピンゴゥと申します。
そして、趣味は主に仏教を学ぶことです。
仏法を学んだ感想、疑問、台湾仏教との違いなどをゆるく綴っていきたいと思います。
日台友好に微力ながら貢献できればと念じております。請多多指教~

皆さんこんにちは!暑い日が続いていますね~
熱帯出身の私にとっては、
暑ければ暑いほど燃えてきます!ヽ( ゚∀゚)ノワチョチョチョォォィ♪
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さて、記念すべき第一回は仏教の根幹―因果の道理について書いてみたいと思います。
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皆さんもご存知かと思いますが、
台湾は仏教が盛んな国で日常生活に仏教の思想が根付いています。
ですので、ちゃんと仏教を学んだことのない人でも因果の道理は知っています。
小さいころから、
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善因善果
悪因悪果
自因自果
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と教えられています。
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そのため、最初日本で仏教講座に参加したとき、
「因果の道理なんてとっくに知ってるよ」と思っていました。
しかし、一通り聞いた後わかっていなかったんだなと気づかされました。(^_^; )
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私が参加した仏教講座は、因果の道理についてこのように説かれていました:
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~こんなことも自因自果なのか~
因果の道理とは正確に言いますと因・縁・果の道理といわれます。 
そして、自分におきる運命の結果はすべて自分の行いが生み出したものです(自因自果)
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すると、確かに自因自果ということは分かるが、こんな時は例外ではないか?? 
と思いたくなる時があります。
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たとえば、あるところにとても貞淑で、真面目で働き者の奥さんがいました。近所でも評判です。
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ところが、その夫は、ギャンブルに明け暮れてろくに働きもせず子供の給食費を持って行ってパチンコに使ってしまうとんでもないぐうたら男でした。
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夫は、いつも奥さんに当たり、奥さんは殴られて、いつも泣いていました。
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こんなのはさすがに夫のせいで(他因)奥さんが苦しむ(自果)じゃないかと思いたくなります。
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そして真面目に働かない夫を恨み呪います。
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ほかの人のせいで苦しんでいるのだと恨み呪うのを他因自果といいます。
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こんな場合も奥さんのまいた種まき
というのか
それはあまりにもかわいそうじゃないかと
思う人もあるでしょう。
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ですが
なぜ、こんな夫に苦しめられなければならないのか
というと
結婚したからです。
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なんで結婚したのか
というと
それは 好きに なったからです。
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何で好きになったのか・・
これはもう
その奥さんの過去のタネまきとしか言いようがありません。
男女の中とは不可解なもの
あんな奴 絶対にやめとけ といわれても
好きで好きでたまらなくなる そして結婚して苦しむ
そんなことがあっちにもこっちにもあります。
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ですが、好きにさえならなければ
そんないいがげんな相手であっても苦しめられることは
なかったのですから
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タネはその奥さん本人にあったのです。
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奥さんのこれまでにまいてきたタネまき(業) の結果です。
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では夫はなんなのか
これは悪い縁となったのですね。
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(以下のサイトから引用しました)
http://bukkyouwakaru.com/innga/innga21.html
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では、このようなケースについて、
台湾の人はどのように思っているのでしょうか?
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一番典型的な誤解は「欠債還債」(借りた分を返さなければならない)です。
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「それってどういうこと?」...
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続きは次回をお楽しみに~
(なるべく早く更新します(>_ < ))