7月16日金曜日。


今日はマレに移動し、機内泊でクアラルンプールに向かいます。


クアラルンプールの便は夜20時発なのですが、

モルディブからは15時のシープレインで移動。

モルディブは5泊でしたが、到着日も出発日もゆっくりできたので、

とても堪能できた気がします。


マレでも5時間ほど時間があったので、旅行代理店の方のお勧めで、

マレ市内観光に向かいました。


マレ人のガイドさんがボランティアでついてくれて、周ります。

1時間もあれば十分だそう。


こちら大統領官邸。

現在の大統領はまだ40代だそうです。


北京的太太生活-マレ1


マレの国旗。


北京的太太生活-マレ3


マレの皆さんはイスラム教なので、市内には26箇所のモスクがあり、

1日5回お祈りをささげるそうです。

仕事などで定時にお祈りできない場合は、後でやってもいいそうです。

お祈りの時間にも道にはいっぱい人がいたのでちょっと不思議でした。

そこまで厳格じゃないのかな。


こちらはマレ最大のモスク。


北京的太太生活-マレ2


ちょうど独立記念日の前で、軍事パレードの練習をしていました。


北京的太太生活-マレ4


そしてここからは、一意見なのですが。。。


私はこのマレ観光でとっても嫌な思いをしたので、

今後モルディブに行かれる方は、

マレはリゾート地ではなく、発展途上型観光都市だと思っていかれるのがいいと思います。


つまり、ぼったくりなどが普通に行われるということです…!


ボランティアという男性は日本語が堪能で親切なのですが、

ガイドを断ることはできず、

お土産屋さんやレストランと裏ですべてつながっているらしく、見所以外に、

すごい値段をふっかけられるお土産やさんやレストランに飄々と連れて行かれます。


たとえば、日本語表示のあるお土産屋さんでは、

5個入りのチョコレート(きのこの山が5個入っているようなやつ)が12ドルと言われびっくり

私は絶対に買いたくなかったものの、

中国の会社はお土産制度が根強いらしく、

会社のみなさんにお土産を買わなければいけない夫を思うと無視もできず。


結局5ドルまで値切ったものの、私はかなり不機嫌に。


隣にいた日本人カップルの奥さんが、

「やだー380ドルも買っちゃったてへ」と笑顔で大量のチョコレートを買っているのを見て、

私もハネムーンにおいては、値段が高くてもニコニコしているべきだったんだろうか、

とか思ったりもして、テンションダウン。悲しい


しかも裏でお店の人とガイドさんが、

「あの日本人カップルは粘るな。。。」

「彼らは日本人だけど、中国に住んでいるらしいから、普通の日本人ではないよ」

と言っていたのを聞いてしまい、さらにテンションダウン。ガクリ


早々に帰りたかったものの、お茶でもして帰るのでもういいです、

とガイドさんに伝えたところ、黙ってレストランに案内され、

そこでも1杯10ドル以上の飲み物しか注文させてもらえず、

だんだん怒りを感じてきました。


私の様子にガイドさんも気づいたようで、多くを語らず解散。


日本の旅行代理店の案内には、


・ガイドはボランティアですが、チップの支払いはお任せいたします。


・土産物屋での価格はすべて交渉によって決まりますが、

お客様の責任でお願いいたします。

ガイドは通訳としても価格交渉としても入ることはできません。


と書いてありました。


つまり、旅行代理店としては、マレの商慣習を無視して仕事はできないけれど、

よくトラブルになるので、免責事項が柔らかい表現で書いてあるということなのでしょう。


日本でも欧米の観光都市でも、団体客に対するお土産物屋さん巡りはありますが、

値段をふっかけられることはなく、

しかもしばらく団体旅行をしていなかった私はこのことをすっかり忘れて、

せっかくリゾートで癒されたのに、気分が台無し、と思って空港に戻りました。


そして、マレの空港でもさらにふっかけられました。


この普段だったら絶対食べない、スキー場で食べるようなフランクフルトが14ドル。

マレに怒っていた私は、

「お店のメニューに10ドルって書いてあるけれど」と言って10ドルで交渉。


(なのに、夫が支払うときには結局12ドルになったそうです。)


北京的太太生活-マレ5


左のカップラーメンは北京から持参した品なのですが、

私はそんな高いフランクフルトなんて食べたくなかったので、

同じお店でカップラーメンを食べていた中国人を真似して、

お湯を入れてもらいました。


中国ではみなさん、外出時に水筒に茶葉をいれておき、

それに継ぎ足しながら1日お茶を楽しんでいます。

(冷たいものを飲む習慣がないので)

屋内には大体給水機があって、何も買わなくてもお店ではお湯を無料でいれてくれる国なので、

(これはすごい!空港のバーガーキングでもいれてくれます)

ここのレストランにいた中国人は、その感覚でお湯をもらっていたのでしょう。


日本ではレストランで持ち込みなんてありえませんが、

中国人は外で買ったごはんを平気で持ち込んでスタバのコーヒーを飲んでいるので、

私もそれに倣うことにしました。


そんなことをしていたら、中国人に話しかけられ(しかも中国語。中国人だと思われたらしい)、

「このカップラーメンはどこで買ったんだ。私も食べたい」

と言われ、「自分で中国から持ってきたの」と言ったら、

彼女はあきらめて1ドル払って水筒にお湯を入れてもらっていました。


そっか、お湯を買うっていう発想は私にはなかったわ…。


夫には、


・マレに限らず、観光都市ではよくあることだ


・色々な文化の違う人がくるこの国で、臨機応変に対応しているマレ人はたくましい。

本来持ち込みはNGだろうに、彼らはお湯を売ってWinWinになっている


・でも、お土産屋さんで最後まで粘ったのはえらい。

俺だったら面倒くさくなって最後の5ドルなんて諦めるのに、

諦めない君とは、いいコンビネーションだと思う。


となんだか諭され納得できないままフライトに乗りました。


はっきり言ってマレの観光はいらないと思います!


そう思って「マレ」「ぼったくり」の検索ワードで検索すると、数々の犠牲者の事例が。

みんな、同じような目に遭ってるんだ…!

シンパシーを感じるわ…。


さて、そんな中、クアラルンプールへのフライトが遅延し、

しかも予定外に深夜にコロンボに立ち寄ったりもして、

この日は散々な感じでした。


でも北京に住んで、自分たちのサバイバル能力(図々しさとか強引さとも言うかも)

があがっていることにも気づきました。

トラブルに遭うとお互いの性格もサバイバル能力も分かるので、

旅における相互理解のための1ページだったと思うことにします。


明日はクアラルンプール1日観光です!