こんにちは！

今回は前回の「企業の不祥事」の続編を書きたいと思います！テーマは「何故企業の不祥事は無くならないか？」です。

私は企業コンサルタントでも経営者でも組織評論家でもありません。勤めている会社の底辺で働く一労働者です。そんな私が40年近く働いた結果。企業の不祥事が無くならない原因、それはズバリ「組織が内向き」だからです。

本来、事業というものは「社外」にしか存在しないはずです。しかし内向きの組織は、社内ルールをたくさん作ったり、本来事業とは関係の無い部署をたくさん作ったり、事業以外の仕事に手前もお金もかけています。いわゆる「経営効率」の悪い会社です。本来向けないとならないお客さんの方へは目を向けず、上司の顔色ばかり伺うイエスマンばかりの組織です。

こんな会社で生き抜くには、とにかく上司に嫌われない事が肝要です。本来はキャリアを身に付けたくて入社した会社なのに、他社では何の役にも立たなさそうな、社内力学や忖度ばかり学びます。そんな現在に嫌気がさして組織を去る若手が現れます。すると上っ面しか見ていない上層部は、社内研修やコミュニケーションの機会を増やそうとします。あるいはコンサルを入れたりします。本質を見ていない間抜けな対策です。従業員は「またかよ！」と思いつつも上司に逆らうと酷い目にあわされるので、馬鹿馬鹿しいと思いながらやっています。コンサルを入れても成果が出ないのは、まさにこれです。従業員には「やらされている感！」しかありません。

残念な事に経営陣は自分達が「内向き」である事に気付いていません。「顧客満足度」とか「ユーザーニーズの掘り起こし」等、耳触りのよいキャッチフレーズを掲げ「外向き」になってるつもりだけです。自分の本質に気付かず理念だけを掲げても、それは「絵に描いた餅」で組織に根付くはずなどありません。

何故そんな風になるのでしょう？

次回はその件について書きたいと思います！

企業の不祥事 その2

企業の不祥事　その2