女の幸せには、

慣れ親しんだと謂う夫婦(めおと)の関係だって在るだろう。


男と女とは、

機能(mechanism)では無い。


藤吉郎・秀吉の妹、

きいもまた、戦國の世に翻弄された女性の一人で在るだろう。


20年間、寄り添い

喜怒哀楽を共した


夫(おっと)と離別させられ

家康の元へ嫁いで逝(い)く。


男は、天下の為と

馬鹿の一つ覚えの様な


屁理屈を並べるが

本当に其れは、天下の為に為(な)るのだろうか。