焦りを捨てよ。

毘沙門天の声が響く様に

心へ余韻を与える。


我が声を聴くは

静寂為り。


心は水鏡、静かに鎮座し

彼(あ)の月を映すが如く。


謙信は、静かに鎮座し続け

荒立つ心の水面(みなも)に


凪(な)いだ湖面の様な静寂さを

深い呼吸を縁(よすが)として


誘(いざな)い求める。