木蝴蝶 | 健康食品辞典

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○木蝴蝶(もくこちょう)


 インドから中国南部の山野に自生するノウゼンカズラ科の高木、ソリザヤノキ(Oroxylum indicum)の種子を用いる。


 種子は半透明の膜質の翼によって包まれ、4×7cmくらいの大きさの楕円形で、あたかも蝶のような形をしているため木蝴蝶の名がある。種子には脂肪油があり、オレイン酸(80%)やバイカレイン、オロキシンA・Bなどが含まれる。


 漢方では潤肺・止咳・舒肝の効能があり、咳嗽や嗄声、咽頭痛、腹痛などに用いる。また傷口を収斂する作用もあり、煎液で外用する。マレーシアでは樹皮を健胃・止血・強精剤として用いる。