12.1NGT48劇場にて行われた昼夜通し公演、『夢を死なせるわけにいかない』『本間日陽ソロ公演』へ行ってまいりました〜。


前回は昼公演について書いたので今回は夜公演について。

入場抽選に使われる受付番号は昼公演と同じものなので同じ整理列に並んでビンゴ抽選を待ちます。

昼公演は立ち見だったので今回は座りたい。そんな私の願いは脆くもやぶれ19巡での入場。

座席もいくつか空いてはいたのですが柱で視界が遮られるであろう席だったので諦めて上手側の立ち見エリアへと向かいました。

上手の立ち見エリアは柵が2列で段差がありスペースは下手よりもだいぶ狭いのですが割と見やすい感じです。加えてこの日は立ち見の人数も少な目なので昼公演と同じく隣の人との接触は無く快適。

2列ある柵の2列目(最後列)に陣取り開演を待ちます。

ソロ公演はdmm配信でも未見、セットリストもチェックしていない完全に初見の状態での観覧です。

なので座ってじっくり観るみたいな感じが良いなぁと思っていたのですが、始まってしまえば結局ノリノリで楽しんでいましたw。

立ち見で広いスペースってやっぱり楽しい。もうレスとかは期待してないのでペンライト振り振りしながら、ちょっとフリマネなんかもしちゃったりして楽しみました。

ソロ公演だけあってコールも揃っているし会場の盛り上がりも充分。

普段16人が立っているステージにひなたん一人だとちょっと寂しいと言うか物足りない感じにならないかと心配してたのですがそんな事はありませんでした。

セットリストも単に好きな曲を並べたというものでは無く、構成を考えてよく練られているなぁと思いました。

本間日陽ソロ公演〜その先を照らすもの〜




一曲目は『ナニカガイル 』歌い出しが囁き声なのが「これからソロ公演始まるよ」と私たちだけのお楽しみへこっそり誘われているような感覚。

続けて『シアターの女神』や『言い訳maybe』などAKB48楽曲で盛り上げる。掴みはオッケー。

この時点でやっぱ立ち見で良かったな、なんてすっかり心変わりしてましたw。

ステージ背面のLEDもフル活用。一人称視点でのひなたんとのデート風映像から『パジャマドライブ』が始まり『#好きなんだ』や『純情よろしく』そして『ラスベガスで結婚しよう』でしめる流れはちょっとしたストーリー仕立てになっていて楽しい。

曲中もバックのLEDに様々な映像が映し出されるので最初に懸念していたもの足りなさは少しも感じませんでした。これはLEDが使えるNGT48劇場ならではの強みですね。

中盤になりバックダンサーとして研究生が呼び出されソロ公演に花を添えます。

そしてこれはひなたんの衣装チェンジのための間繋ぎの意味もあるようです。

まっしー(真下華穂)さあや(川越紗彩)さらちゃん(小見山沙空)あおちゃん(古舘葵)、やっとこの辺の顔と名前が一致してきたw。

MCではあおちゃんのお悩み相談コーナー、これは研究生公演ではお馴染みの企画らしい。
事前に用意されたひなたんのお悩みに対してあおちゃんがズバズバと答えていくというのがなんとも面白かったですw。

中盤以降は姉妹グループの楽曲も取り入れ様々な曲が披露されたのですが、私的にグッときたのは『前のめり』。

推しメンだったSKE48松井玲奈ちゃんのラストシングル。玲奈ちゃんの卒業コンサート以来ライブで聴くのは初めてかも。

『前のめり』のサビの部分で「フッフー!」っていう合いの手が入っていたんだけど、これSKE48のコンサートでは無かったんですよね。

それが当時SKE48がTIF(東京アイドルフェスティバル)に出演した時、会場にはSKEファン以外にも他のグループのファンが多くコールやMIXが普段と違う感じだったのですが、その時に『前のめり』のサビ部分で自然発生的に合いの手が入り凄く盛り上がったのを思い出しました。

玲奈ちゃんの卒業コンサートでそれがまたできないかな?と思っていたのですが合いの手を入れてる人はほとんどいませんでした。

私はそれ以来SKE48のコンサートへは行っていないのでその後『前のめり』が歌われているのか?その時にどんなコールがされているのか知りません。もしかしたら今はこっちが定番なのかもしれないけれど、私はあの年のTIFでのSKE48を思い出してしまいました。

そして最後は日陽という名前にちなんで曲名に「太陽」が入っている曲縛り。
チームNⅢの『心に太陽』をひなたんが歌うというのが新鮮!

オーラスの『僕の太陽』は私が初めて秋葉原で劇場公演を観た時の演目でもあり個人的に思い入れのある曲なので最高の締めになりました。

ちょっと体力的に不安もあった通し公演でしたが、バテることなく完走できました。いやぁ楽しかった!

公演の後は帰りのバスまでの間時間があるので一人で居酒屋へ。いつもなら友人とわいわいやるところですが一人なのが少し寂しい。

一人で飲みながらぼんやりと考えていたことをここに記しておこう。

昼夜通し公演とはなんだったのか?

突然発表され、そうした試みをする理由、意義に関してはまったく説明も無いまま行われた昼夜通し公演。

劇場公演再開以降集客が芳しくないという話は良く聞きます。実際に私も応募すればほぼ当選という状態でその点は少し心配でありました。

そうした状況なので単に人を集めるために2公演をセットにしてお得感を出しただけなのか?

ポジティブに考えてみると、二つの演目をセットにする事で初めて観る公演、メンバーの魅力を知ってもらうという狙いもありそうです。

いずれにせよいくつかの要因が重なって昼夜通し公演開催となったのでしょう。

それでは昼夜通し公演は成功だったのか?

私個人の感想で言えば、成功だと思います。

観客の立場で言えば本間日陽ソロ公演を観れた事は大きな収穫。

と言うのも、私の様に遠方からNGT48劇場へ観覧へ来るファンにとっては交通費などを考慮すると一回の公演というのが非常に貴重な訳ですよ。

そうなるとどうしても推しメンの出演している公演を観たいとなる訳で、たとえ同じ演目であっても通い続けるということになるのです。(同じ演目が退屈という事はありませんよ。誤解のない様に)

実際は研究生公演も観てみたいし、十人十色も観たいと思っているのですが、遠征費を考えるとなかなか簡単には行けないのです。

そうした所に今回の企画、昼夜通し公演ならば目当ての公演(推しメンの出演する公演)+観たかった公演を一度に観れるという遠方ファンにとってはとてもありがたい企画だと思います。

そしてもう一つ。これはメンバー側に対する影響の話です。

研究生公演がイマイチ盛り上がらなかったと実際に観た友人から聞きました。

研究生公演は元研究生の『ただいま、十人十色』公演とセットで行われました。

そうなると客層は現研究生推しのファンと元研究生推しのファンが入り混じった状態になります。

先程説明した様に、劇場公演では推しメンの出演する公演を観るというのが普通で、研究生推しは研究生公演を元研究生推しは正規メンバーの公演を観に劇場へやって来ます。

なので元研究生推しのファンはあまり現研究生の事を知らないのです。

そういう事情でおそらく半数を占める元研究生ファンは研究生へ対してコールをする事が出来ず、普段の研究生公演と比べると盛り上がりがイマイチだったのではないかなぁと想像できます。

実際研究生たちもそれを感じていたようで、モバメなどでその事を書いているメンバーも多くいたようです。

これをネガティブに捉える一部ファンもいるようですが、これはもっと前向きに捉えるべき事象だと私は考えます。

研究生公演を実際に観た経験が無いのでこれは想像ですが、先に述べた事情から研究生公演も応募すれば当たる確率は高く、熱心なファンは行ける限り劇場へ通うというのが今の状況なのでは無いかと思われます。

そうなると研究生公演は常連客が大半を占め、それ故に公演は大変盛り上がるだろうと思います。

キャッチフレーズをやればしっかり合いの手を入れ曲中も各メンバーへのコールは盛大。

そういう状態が続いた中で今回の通し公演。初めて研究生公演を観るというお客さんを前にいつもと様子が違うと研究生たちが戸惑いを覚えたのではないかと思います。

大袈裟に言えばアウェイを体験したのだと思います。

常連客で盛り上がる、これ自体は決して悪いことでは無いのでしょうがそこに甘んじていては先がありません。

今回の昼夜通し公演でそこに気づけたメンバーが居ればそれも大きな収穫なのではないかな?と思います。

初めてのお客さんでも盛り上げるにはどうしたら良いのだろう?と考えたメンバーが居てくれたなら今後のNGT48にとって喜ばしいことだと思います。

他にも人によって捉え方はあるでしょうが、ファンにとってもメンバーにとっても得る所があった昼夜通し公演だったのではないかなぁ。

ただしひとつ言いたいのは、これは頻発してはいけないと言うこと。

好評だったとしてもせいぜい半年に一回くらいにするべきだと思います。

握手会の特典と同じようにそれが常態化してしまうとファンの側はもっともっととエスカレートするものです。

例えば毎週末通し公演をやってしまったら、もう普通の一回公演に応募する気は無くなるでしょう。

運営の方たちがその点を分かっていてくれることを願います。

長々と失礼しました。今回はこの辺で。