熊本県菊池市議会議員 平 直樹

熊本県菊池市議会議員 平 直樹

熊本県菊池市議会議員の平直樹です
現在3期目 菊池市議会副議長
目標「政治をもっと近くに」
判断基準「子どもたちが大きくなった時にどうか」
菊池市の最高決定機関である菊池市議会定例会は国旗を掲げ国歌斉唱して始めるべきだと考えています

昨日長かった9月議会が閉会しました

その中で私はALTに反対しました

理由

①高すぎる費用がもったいないこと

②1対30の対面式ではあまり意味がない

 この予算を使ってタブレットを使って1対1の英会話をした方が子どもたちのになるから

 

議案第63号 令和6年度菊池市一般会計補正予算(第4号)

平/反対 議会/賛成多数 可決

 

債務負担行為補正

小中学校外国語指導助手派遣業務(ALT)

令和7年度から令和9年度まで

各年度3,128万4千円合計9,3852千円

 

私は今議会の冒頭質疑で費用対効果をお尋ねしました

執行部からは「子どもたちが英語が好きになった」「先生方も満足している」といった答弁でした

 

反対の理由ははっきりしています

この費用対効果程度に年間3千万もかけるのがもったいないからです。高すぎます。

 

ALT(外国の方)お一人任用するのに経費も含め521万4千円報酬は約420万円です。かける6名。

一方でスクールソーシャルワーカーの方は

社会福祉士か精神保健福祉士の資格が必要で、報酬額は約365万円

特別な資格のない、または

確認していない外国支援員の報酬は約420万円

費用対効果とは、かけた予算に対しての成果物の大きさを示すものです

 

2点目 別の方法を取るべきだということ

 

先日のニュースです

鹿児島県の徳之島にある伊仙(いせん)町小中学校で、鹿児島県内初となる海外の講師陣とタブレットを使った1対1のマンツーマンで英会話レッスンを受ける「オンライン英会話」をスタートした。

(9月10日 奄美新聞社)

先進地はあります

 

このALTは政策的経費で、いつでもやめれるものです。

ALTについての次回アンケートを取るときには是非「1人約520万円の経費が掛かっていますが、どう思いますか?」等の設問をされて下さい。それが本当に費用対効果を知るという事です。いくらかかっているのかわからない状態で聞くのは情報操作です

 

タブレット等ICTを使って菊池の子供たちが英語や異文化に触れ、興味を持ち、結果英会話が出来るようになったり、世界に羽ばたいていくかもしれないという未来を創造するとわくわくしませんか

 

国の方針に従って進めてきた本事業は16年経っています。いったん立ち止まって考えるには十分な時間とお金を使ってきたと言えるのではないでしょうか?よりよい環境を提供することを周りの大人が考えることをやめてしまって、費用対効果の薄いと分かり切っている債務負担行為にはもうこれ以上賛成することはできません。

以上の理由で反対としました

 

ただ、私は議案に反対しましたが、賛成多数で可決されました

つまり来年度からの3年間続きますが、残せたものもあります

毎年決算では、委員会からの提言をします

その中に

「授業の現地調査の結果も踏まえて、ALTの費用が高すぎるので、新たに一人一台のタブレットを利用したオンラインによる英語の授業の導入について、調査研究すること。」

を盛り込めました。ここまで時間がかかりましたが、これも一歩前進だと考えています