大変長らく~お待たせしすぎちゃって・・おそらく既にお待ちの方はいらっしゃらないと思いますが(^▽^;)やっと!ようやく!私のお気に入りのアニメ作品がこのブログで登場する運びとなりました~(^o^)丿(^o^)丿(^o^)丿パンパカパーン!!

 

 

 

それでは早速参りましょう~!第一弾は宮崎駿監督の不朽の名作「未来少年コナン」でございます(≧▽≦)初回放映は1978年のことです(え?もう40年以上前??驚愕~!)ちなみに私はNHK国営放送で視聴しました←はいそこのあなた、年齢推測はしないように(笑)

 

 

 

近未来(Wikipediaでは2008年とされています)強力な威力を持った「超磁力兵器」戦争が勃発し大陸は変形、地軸も曲がり、多くの都市が海中に没してから20年後の世界設定です。大戦後の世界ということでは「風の谷のナウシカ」とも背景が似通っていますが、コナンの方がより現実的な感じですね。

 

 

 

孤島のこされ島に住む少年コナンが、育ての親「おじい(本名不明)」の遺言に従い、島を出て仲間を探していく(島に漂着したものの連れ去られてしまった少女ラナ救い出す)冒険ストーリーです。いわゆる少年少女冒険浪漫譚ですね(^o^)丿私が今後紹介していく作品の80%くらいはこのカテゴリーでしょう。

 

 

 

さて「未来少年コナン」ですが、このブログでのストーリー概要案内は不要と思われます(笑)ので、この辺りで省略とさせていただきます(ペコリ)またこの作品は思い入れが強くて、話が絶対長くなると考えられますので、前後編(前編:インダストリアの限定話/後編:それ以外)に分けてお送りいたします。では、私リュシータの「未来少年コナン」お気に入り処徒然語りの始まりです~(^o^)丿

 

 

 

 

【インダストリアの三角塔】

 

 

 

 

 

 

まずは何と言っても「全26話」の中で私が最も好きなシーンをご紹介~第5話の「インダストリア」からです。インダストリアには三角塔と呼ばれるシンボルタワーが存在していまして、私的には昔、ニューオータニ東京の現ガーデンタワーが少し似てる~とか思ったことがあったり(←どうでもいい)その塔の最上階に幽閉されたラナの「お部屋」が一番好き!です(≧▽≦)

 

 

 

 

 

 

自動ドアが開いてヒロイン(ラナ)の入場~♪

モンスリー女史の珍しいスカート姿も見られます。

 

 

 

 

 

はい、この画↑が一番お気に入りです♥♥♥

(なので大きくしました笑)

 

 

この未来的なクリア&無機質感たっぷりのお部屋に私はハートをわし掴みされました(≧▽≦)考えたら、1970年代にこの無機質な部屋が描けるってすごいことだと思うんですよね~。

 

 

 

 

 

 

カーテンもない大きな窓がとにかく当時憧れの飛行機っぽくて、近未来的な洗面台も素敵!(同様にダイスがやけ酒をしていた、三角塔地下の酒場のコック←蛇口も好きです)今でこそスターウォーズ感満載のような感じですが、ホント画期的な描写だと私は思います。

 

 

 

 

 

優しいお姫さまには、助けに向かう王子さまとの懸け橋になってくれる、頼もしい動物のサポートがあるんですよね(アニメでは結構お決まりパターン?)ところで、この幽閉されたラナを脅迫しに来た局長レプカはさらっとすごいことを言うのです。

 

 

「お前(孫娘)が、博士(祖父)とテレパシー交換能力のあることは判っているんだ!」

 

 

・・・はい??今なんて・・・え?超能力ですか??

子供心ながらにすごい設定だな~って思いました。それがバレているというのも何だかすごいですけど(^▽^;)

 

 

 

 

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さて、ヒロインが塔の最上階に閉じ込められるのに対し、捕らえられたヒーローが留置される所はこちら↑↓です。はい、塔の中にも入れさせてもらえません。外の建物(小屋)です。

 

 

 

 
 
 
ごく普通の?牢屋ですね。扉にポストみたいな開閉口があって、そこから粗末な食事が供給されます。
いや~雲泥の差ですね(^▽^;)
 
 

 

 

 

 

女の子(敵にとっては重要人物)と男の子(敵にとってその時はどうでもよい)の扱いの差については、後の映画「天空の城ラピュタ」でも踏襲されていました。女の子は北の塔の貴賓室、他方男の子は半地下牢↓にそれぞれ振り分けられました。

 

 

 

 
 
 
 
インダストリアの三角塔には、地上にも地下にも秘密がたくさんあって、どれも興味深かったのを覚えています。三角塔を含むインダストリアは本来は太陽エネルギーをはじめとする、大変動前の科学技術を結集させて作られた巨大複合プラント都市だったのですが、コナンたちの時代においては海岸線にあるコンビナートの残骸に囲まれた科学文明の廃墟です。他は広大な砂漠があるだだけ。コアブロックの悲しい歴史や、太陽エネルギーを得て変貌した太陽塔のバーチャルリアリティー部屋の意味などは、行き過ぎた科学技術の弊害を静かに伝えてると感じました。
 
 
 

 

 

 

 

 

 

さて、インダストリアエピソードでは、もう一つ私のお気に入りシーンがあります。第22話「救出」&第23話「太陽塔」より。

ラオ博士を説得しろ!と脅迫する局長レプカが、ラナを宙空にせり出した棒アンテナに立たせて拷問するときの、アンテナの伸びっぷり(笑)です。

 

 

 

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実は子供の時はこのシーンが拷問だとは全然分からなくて、何が怖いの?遊んでるの?と意味が分からん状態でした(^▽^;)現実だったら気絶レベルですが。

 

 

 

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2人の背後のコンピュータ(計器類)が、実に昭和っぽい(褒め言葉ですよ)物語の最初に比べて、ラナが結構美人さんになってます。成長したんですね(^-^)

 

 

 

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この、何て言いますか、アンテナ収納エリア(≧▽≦)とか

 

 

 

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ウィ~ンカシャンカシャンの機械音とか

宙を真っ直ぐに伸びていく細い棒とか

何とも言えない無機質感がたまりません。

 

 

一応・・自分が変な人物だという自覚は少しはあります(笑)

 

 

 

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後で気づいたのですが、この棒アンテナもちゃんと意味があって設計されているわけです。決して人を立たせる遊び(違)目的で作ったわけではないんですね~( ̄▽ ̄)

 

 

 

 

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場所は変わりまして、三角塔の中枢である大コンピュータルームです。某クイズ・タイムショックの解答椅子のように、上下する(左右移動も可)チェアが好きでした。ここで働くのはインダストリアの最高意志決定機関である最高委員会の博士メンバーたちです。ということは、最高委員でありながら彼らはどちらかといえば職人さん(科学技術者)なんですよね。営業さん(行政)がレプカということです。

 

 

 

 

 

【おじいとラオ博士たち】

 

 

 

 

 

 

ラオ博士を始めとして、インダストリアの科学技術者の皆さんは物腰が柔らかいです。この物語上だけでは良い人たちのようにも思えます。しかしながら彼らが作り出した科学技術が地球に甚大な害を与えてしまったことを考えると、もしかすると銃を向けている人(若者)たちより責任は重いのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

彼らが戦前から軍需技術に積極的に携わっていたのか、それともくい止めようとしたのか、戦争後に心を入れ替えたのか、その辺りは判っていませんが、きっと大きな悔恨の気持ちがあったことでしょう。彼らが変わり果てた世界を見て己の能力の及ぶ限り、残された人々を助けようとしたのは事実です。

 

 

 

 

 

 

役目を終えたことを悟った老委員会メンバーは、滅びを免れないインダストリアに残ることを決めます(それにしても三角塔上階までの移動が速すぎ~というツッコミはしたい)それを判っていて送り出すラオ博士に初めて反発するラナが私は好きです(^^)

 

 

「ちがうわ!コナンなら止めるわ!私、止めてくる!」

 

 

 

 

 

 

古い世界から新しい世界へ出発するインダストリアの住人たちを見送る老委員会。彼らを胸中はいかばかりだったのでしょう。

人生の終わりに希望を持ってこの世を去れることを感謝したかもしれません・・・。

 

 

 

 

 

 

人の命が薄かった時代におじいはコナンを愛情深く育てました。おじいの遺言がコナンの原動力になるほどに2人は強い絆だったことがわかります。正直おじいには生きていて欲しかったんですよ~私(T_T)ラナと再会して欲しかったし、ラナの家族にも会って欲しかったし、もしもラオ博士が生還できていたなら、きっと良き友人になったと思います。某ガンダムじゃないけれど、出会って欲しいな~って思うキャラたちがあっけなく退場してしまう不条理みたいなものを感じるのです。

 

 

 

 

 

 

【インダストリアの最期】

 

 

第25話のサブタイトルは「インダストリアの最期」でした。最後ではなく、最期としたところが巧い~!と思います(^-^)

 

 

 

 

 

 

インダストリアは夜なのに地震の後、突然辺りが夜明けのように明るくなります。地殻の最後の支えが砕けたのでした。不気味な静けさが漂います。ラナたちは急いで船を出航させます。

 

 

 

 

 

 

地殻の支えがなくなったインダストリア周辺からはマグマが吹き出し始めました。

 

 

 

 

 

 

塔の近くで海底噴火が起こりました。私は昔、てっきり海の水が盛り上がったのかと思っていましたが、これは噴火現象なんですよね。地殻変動をよく捉えた描写だと思います。

 

 

同じ頃、港にあったファルコも流されて沈んでいきます(王蟲がガンシップをあっさり砕く感じに似ていますね)今見ると何だかタイタニック号の最後にも通ずるな~と思ったり。

 

 

 

 

 

 

戦前はおそらく人の英知の結集とも言われたであろう、太陽塔とそれを含む辺り一帯は一夜にして全て海に沈んでしまいました。悲しい~という印象もありますが、作中でモンスリーがレプカに語った「ここ(インダストリア)はくだらない、鉄とプラスチックの檻です」という言葉も思い出します。科学技術は素晴らしいけれど、やはり自然にはかなわないと改めて思うシーンでした。

 

 

 

 

インダストリア陸地が沈降した一方で、逆に隆起した大地がありました。コナンの故郷、のこされ島はもはや小さな孤島ではなく大陸(島?)になっていたのです。

もしかすると地殻変動の影響を受けたのこされ島はハイハーバーよりも、インダストリアに近い位置にあるのかもしれませんね。

 

 

 

さて、私のお気に入りアニメ語り~「未来少年コナン」後編では主に乗り物&メカ類・(インダストリア以外の)建物・ジブリ飯などについて熱く?語りたいと思います。もしご興味が大有りの方は(≧▽≦)ぜひご来訪くださいませ~お待ちしております~♪