インフルエンザのウイルスか判りませんが、まだ風邪菌が抜けきらぬ中、がんばって?『大河ファンタジー 精霊の守り人〜最終章〜』の視聴を先ほど終えました。
3年間の時間をかけた長編ドラマということで、やはりこれは「坂の上の雲」と同様パターンで年間予算配分とかの大人の事情なのかしら〜?と好き勝手に勘繰ってましたが(←いらぬ世話)
とにかく、キャストの皆さん、スタッフの皆さん、ついてこられた視聴者の皆さん、一見さん(笑)お疲れさまでした〜(^◇^)
ではどうでもいい勘繰りは前置きを終えて感想です。
まずは。
モンちゃん〜〜〜。゚(゚´Д`゚)゚。
嗚呼、流石は帝の影。
きちんと職責を担うされたのですねー(泣)
奥方様(ニノ妃)さえ、同伴しなかったのに・・・忠臣ですねー。(というか一ノ妃はどこへいったのでしょう?最初の皇太子が亡くなった後、宮下がりでもしたのかなぁ?)
しかし高い能力を有していても、それを生きている間に建設的には遂に使えなかった、旧い体質を持って去っていった残念なお方です。
演じる神尾さんの役柄は某SPとか、新撰組の隊長とかのイメージが強いので、今回の帝の狩人は本当にハマっていました。
できることなら、できることなら生き延びてチャグムの下で働いて欲しかったです・・・。゚(゚´Д`゚)゚。
しかし、同じ狩人のジンにはこれからいろいろ可能性がありますよね。将来きっと素敵な側近になることでしょう。
第2部ではロタ王国の国王と王弟(ディーン フジオカさんかっこいい!)の兄弟愛が、すごく好きだったのですが、第3部でめきめきバキバキときめき?急上昇したのが、カンバル王国、王の槍カグロと息子のカームですね。
カームは最初は反目した他国の武人でありながら、いつの間にかチャグムの片腕ともいえるポジション位置に(≧▽≦)バルサともいいコンビになってました。
カームの「殿下!」っていうセリフが良い感じな耳響き(^^)
バルサに槍を投げ渡しする姿がかっこよかったですー。
父親のカグロ(演:渡辺いっけいさん)はバルサとの勝負の終え方が潔くて、バルサに金の輪を授けるシーンはカンバル編では一番の見どころでした。渡辺さんは昔、大河ドラマ「龍馬伝」で北辰一刀流の千葉重太郎を演じていたので、以前から武芸は得意だろうとは思っていましたが、さすがに上手でいらっしゃいました。
ジグロの吉川さんの槍使いはもう何だか凄すぎて別格としても、渡辺さんのカグロもすごくて、さすが兄弟だなぁ〜としみじみ。
故人でありながら、前半ほぼ毎週出ていたジグロが、カンバル編のあとはピタリと出なくなり、これはバルサの中でジグロが昇華されて、バルサがジグロを手放して自分で(とタンダと共に)歩き出したことを意味してるのかな〜と最終回を見て思いました。
原作は私は未見で、原作好きな方からするとドラマはすごい改変らしく不評だったり、逆に原作を読んでないと何が何だか全然分からないという不満があったらしいのですが、私はどちらでもなく楽しめましたね。まぁファンタジー系小説はよく読んでましたから入りやすかったのでしょう。
とはいえ、ストーリーに消化不良な部分があったのは否めません。盛り上げ方は上手いのですが、落とし所を見つけるのは些か上手くない・・・このドラマはそんな印象があります。
変身アスラのときも、タルシュ帝国との戦いのときも、これからどうなるの〜!メインが消化不良で残念でした。
あと第3部は結構な死人が出ているんですよね。例えば第2部でチャグムと一緒に海に出た新ヨゴ人の皆さんは、多分生きてないでしょう(泣)そう考えるとチャグムは多くの民を守りきれなかったということになって、ちょっとファンタジーの王子らしくはないですね。
また3部後半は、某西郷どんの影響が強くてヒュウゴが霞んでしまってこれもまた残念。
とはいえ、いろいろ紆余曲折はありましたが、最後はめでたしでした(^◇^)ドラマの最後、タンダの「おかえりーバルサ。」は指輪物語のサムが帰宅するラストシーンを思い出しました。
ファンタジー物語の結末は、やはり迎えを待つ家に帰ることなのかもしれませんね(^^)
あ!ラストシーンで思い出しました。
時々見ていたNHK『アシガール』ドラマ。
現代女子学生のタイムスリップもの話ですが、戦国時代に行って戻って来ない、というラストが斬新でした。
好きな人のため覚悟を決めたら戻らない、そこに留まり続ける、一緒に生きていく、というのはある意味では現代らしいのかも。
★~ 追記 ~★
カンバルのカーム(ドラゴンアッシュの降谷さん)は大河ドラマ「八重の桜」で、新撰組の斎藤一を演じてましたーそうだった!かっこよかったわけです(^^)
大河ファンタジー、結構大河ドラマの出演者の方が多いですね、タンダも考えてみれば久坂玄瑞(花燃ゆ)、ラウル王子は高杉晋作(花燃ゆ)でしたし……話逸れますが今年の西郷どんは、なぜか元会津藩関係の演者が多い気がします(会津の秋月さんを演じられた北村有起哉さん特に好き〜です❤︎)こんな風に立場を越えて仲良くしていくのもイイですね。
でも瑛太はどうしても、小松帯刀のイメージが強くて、大久保利通になかなか移行しないわ〜(苦笑)