今回のレビューは、トランスフォーマー スタジオシリーズ より、
“TSー05 ボーンクラッシャー” と、
“TSー06 スクラッパー” です。
“トランスフォーマー ザ・ムービー” などに登場したディセプティコン、コンストラクティコンの
“破壊兵 ボーンクラッシャー” と、
“建築兵 スクラッパ-” が、スタジオシリーズで再リメイク。
それぞれデラックスクラスとボイジャークラスで発売されました。
レガシーでのスタンティコン、エイジ・オブ・ザ・プライムでのエアリアルボットに続き、スタジオシリーズでも合体戦士の再リメイクがスタート。
スタジオシリーズなので、ザ・ムービー登場キャラに限られる(たぶん)ということで、コンストラクティコン(ビルドロン)が出張ることになりました。
コンストラクティコンも、例に漏れずかつてユナイトウォリアーズ(コンバイナーウォーズ)でリメイクされていますが、海外ではそれぞれ単体発売されたスクランブル合体戦士とは異なり、端から6体セットのタイタンクラスとして発売。
日本でも、一部仕様変更されたものが同様のセット商品として発売されました。
ユナイトウォリーアズでは、スクランブル合体戦士もすべて日本独自仕様のセット売りでしたが。
なおUW デバスター(日本名なので)の当時価格は税抜き25,000円。スクランブル合体戦士が15,000円だったことを思うと、かなり高額でした。
高額だけに巨大で、合体状態ではスクランブル合体戦士よりも二回りほど大きく、単体でも個々がボイジャークラス以上と、ほかのキャラたちとサイズ感が合っていませんでしたね
同様のことは後年のパワー・オブ・ザ・プライムのタイタンクラス、プレダキングでも起こったのですが・・
確かにスクランブル合体戦士とは規格が異なるために強力なイメージもある両者(両チーム)ですが、それにしても大き過ぎるために、ほかキャラと絡めても違和感のないサイズでの再リメイクが望まれていたところだと思います。
ただ賛否あるだろうと思われるのは、合体システムの変更。
今回の2人には直接関係のないことですが、合体形態の要となる腰部を外付けの専用パーツで構成するという・・
レガシー スタンティコンで味を占めた(言い方・・)スクランブル合体戦士のフレーム構造とまではいかないまでも、合体に専用パーツを使用するという方式が、コンストラクティコンにも採用されたかたちになります。
まぁ、当時品の仕様になかば回帰したと思えばそれもいいかと思う一方、スタジオシリーズでやるのは違うんじゃないか? 劇中再現とは? みたいな気持ちにはなりますね。
すみません、そのへんについては続くフック & ロングハウルのレビューで言及すべきでした。
今回はボーンクラッシャーとスクラッパーのレビューです。一旦忘れてください。
それでは、2人まとめてレビューしていきます。
ディセプティコン コンストラクティコン 破壊兵 ボーンクラッシャー
コンストラクティコンは、もともとサイバトロン星の優秀な技術者、建設者集団で、クリスタルシティの建設などに携わっていました。
クリスタルシティの防衛任務にあたっていたオメガスプリームとも友情で結ばれていましたが、メガトロンガ作りだした洗脳装置、ロボスマッシャーによってコンストラクティコンたちは彼に忠実なディセプティコン兵士となり、オメガスプリームとも敵対することになりました。
デバステーターに合体したかつての友たちの戦いでオメガスプリームは感情が欠落するという後遺症まで受けています。
とまぁ、そんな経緯で以降ディセプティコンの中核戦力となっていったコンストラクティコンなのですが、なかでもボーンクラッシャーはその肩書き通りにとくに破壊を楽しむ性格のようで、解体作業を芸術とすら捉えているとか。
ブルドーザーに変形。デバステーターへの合体では左腕を担当します。
ロボットモード
デラックスクラスとしてはかなり大柄。
ただなんか、妙にずんぐりしてるんですけど・・
今回のスタジオ版コンストラクティコン、デザインや構造でUW版を踏襲している部分が多く、このボーンクラッシャーも同様なのですが、胸部前面パーツ・・ドーザーブレードの可動ヒンジの位置だとか、胴体に対して腕部がやや短いこと、また脚部もUW版にはあった延長機構がなく、履帯をそのまま立てただけなど、複数の要素が噛み合ったことで絶妙に不細工なプロポーションになってしまっています。
ほかのメンバーはそんなことなさそうなのに、なんで彼だけ・・
全身がほぼ黄緑色で、色的に締まりがないことも悪く作用してしまったのかも。
UW版では合体の弊害でロングハウルが劇中とも当時品ともかけ離れたどすこい体型になっていましたが、今回はまさかボーンクラッシャーがそんな目に遭ってしまうとは・・本人も予想外だったでしょうね。
脚はいいとして、腕がもうちょっと長いだけでも少し雰囲気は変わったと思うんですが。
顔付きはもちろんアニメデザインを再現。
バイザータイプにむっつりと不機嫌そうな表情はほぼそのままのイメージです。
ドーザーブレードの固定の関係で、基本的に腰部は回転できないようになっているんですが、
当然ジョイントを外すと回転可能。
ただ、ドーザーブレードが腰部に接続されているため、このように見ためはおかしなことになりますが。
腹部に接続されていれば、腰部回転に障害はなかったのに・・
ちなみに胴体を横から見ると、
腹部と背中の間にちょっと隙間ができるのが気になる・・
また、ドーザーブレードのジョイントを外した状態では深い前屈も可能。
変形可動も応用することでかなり動くという・・ポテンシャルはあるんです、彼。
一見曲がりそうにない膝ももちろん曲がりますし。
足首は90度曲げられるので、180度開脚での自立も可能です。
なんか可愛いね。
ビームアタッカー
メイン武装となるコンパクトなビームガン。当時品およびアニメで使用していたデザインを再現。
名称はその当時品の設定に準じました(勝手に)。
銃口先端は3㎜軸になっています。
非使用時は背中の黒いパーツなどにマウントできます。
5㎜軸接続ですね。
とくに公式で設定されているものではないです。
ビークルモード
ブルドーザーにトランスフォーム。
大まかな変形パターンはUW版を踏襲。
一方で運転席上部の屋根パーツの再現など、より劇中、当時品のデザインに近い見ためになりました。
箱感強めのフォルムが可愛らしい。
チームカラーの黄緑も現実の建設車輌としてはあまり見ないのですが、僕らにとってはこの黄緑色こそが働く車のイメージですね。
車体前部側面にエンジンっぽいディティ-ルが造形されているのは、今回独自のアレンジ。シルバーなどで塗装されていたらより印象的だったかな。
履帯も、前後の転輪部分はシルバーで塗装されていますが、下半分が見えている補助輪も前部塗られていたらなおよかった。
履帯後部に飛び出している突起は、ロボットモードでは踵にあたる部分。
ちょっと目に付きますね。そもそもさほど意味があるとも思えないんだけど・・
また、履帯底面にはコロがないため、転がし遊びはできません。
なお、この履帯で挟むかたちになる黒いパーツ、UW版同様に合体時に前腕パーツを取り付ける基部になのですが、このパーツの可動部・・つまりは合体時の肘関節の根元で組み間違いが起きているようです。
本来はこのディティールがあるほうが表(ビークルモードでは真後ろ)に来るのが正しいのですが、逆向きに組み込まれています。
海外版はわかりませんが、日本版はほぼほぼ間違っているようですね。
これを修正するには、ロボットの上半身部分をバラさなければなりません。そのためには腕部基部のピン抜きが必要だとか、いや、細い精密ドライバーがあればピン抜きは必要ないとか、いろいろな意見上がりました。
そもそもこの組み間違いによる影響は、ビークルモードで折りたたむときに黒いパーツ部分がきっちり水平にできない、ということらしいのですが・・
あれ? べつに水平じゃない?
車体上部が若干歪んでツライチになってないですが、そちらはそもそもそんな感じっぽいです・・
ともあれ、この黒パーツが左右履帯の固定のためのジョイントも兼ねているので、あまり歪んでいるようだと修正が必要だろうと思ったのですが、これならべつに問題なさそうですね。
ほかになにか影響がありそうなところもないですし、僕はもうとくに手を入れることなく、このままでいきます。
話を戻して。
ドーザーブレードはけっこう動かせるので、建設車輌遊びはそれなりに捗ります。
ビームガンは車体上部にマウント可能。
5㎜軸での取り付けになります。
合体モード
デバステーターに合体する際は左腕に変形。
実際にボーンクラッシャーが変形するのは上腕から肘関節までで、前腕から拳には専用パーツを使用する点はUW版と共通。
当時品でも前腕と拳は別パーツでしたね。
その前腕パーツは次回のフック & ロングハウルに付属しています。
なお、ボーンクラッシャー、スクラッパーともに単体の説明書には合体モードへの変形手順は記載されていません。
そちらもフック & ロングハウルに任されているようで。
なのでこの形態も、おそらくこうだろうと思っているだけなのですが、たぶん合ってると思う・・
やはり基本的にUW版を踏襲した変形なのですが、
左右の履帯をジョイントして固定する機構が追加されています。
その上部(画像では奥)に見える溝部分が合体のためのジョイントですね。
肩、肘がそれぞれ可動します。
ただ、とくにクリック機構はないので、保持力はちょっと不安かも・・
ディセプティコン コンストラクティコン 建築兵 スクラッパ-
優秀な建築家ですが性格的にはわりと謙虚。一方でオートボットですら建築資材と見なすようなサイコな一面も持ち合わせています。
コンストラクティコンには明確なリーダーはいないのですが、当時品のテックスペックでほかの5人の地位が4なのに対し、スクラッパーだけが5だったり、当時品のナンバリングも最初。アニメでもチームを代表するような感じの台詞も多いことから、スクラッパーがリーダー格という認識で一致しているところだと思います。
今回はクラスの関係でボーンクラッシャーに先を越されてしまいましたが。
ホイールローダーに変形。デバステーターへの合体では右脚を担当します。
ロボットモード
ボイジャークラスとしては少し小柄かもしれません。先のボーンクラッシャーとほぼ同じサイズですね。
やはりUW版ベースの構造で、見ためもかなり近いです。
UW版余地もデフォルメされている・・というほどではありませんが、比率的に全体が少しずつ縮んだ感じがします。
でもボーンクラッシャーのようなずんぐり感はなく、普通に現行のジェネレーションラインにと並んで違和感のない、良好なプロポーションだと思います。
なお、脚部構造もUW版を踏襲したため、脛裏が張りぼてになっているのはちょっと残念。
メカニカルなディティールは入っていますが、蓋ができればよかったですね。
顔突きはもちろんアニメデザイン準拠。
バイザー & マスクという、ちょっと知的ディセプティコン系なのでやはりリーダーに相応しいかも。
合体時の安産性を考慮してのことなのか、腰部の回転はできないのですが、その代わり(?)に合体時の足首可動を利用して、状態を左側に曲げることが可能です。
UW版でも同様のことができました。
合体時の保持力確保のためにかなり硬いクリックが入っており、逆に折れるんじゃないかと怖かったのですが、とにかく4段階に曲げることができます。
足首は内側に90度曲げられるため、ボーンクラッシャー同様180度開脚での自立が可能。
腕部は根元が引き出せるようになっているので、ボーンクラッシャーよりも可動域が広いです。
ビームハリケーン
メイン武装のビームガンはボーンクラッシャーのものよりもやや大型のライフルタイプ。
やはり当時品やアニメで使用したもののデザインが再現されいます。名称も当時品設定から。
銃口先端は3㎜軸になっています。
ビルドレーザー砲
デバステーターに合体したときのメイン武装となる大型のレーザー砲がスクラッパーに付属。
もちろんスクラッパーでも保持できますが、さすがにこの状態ではでかいです。
UW版と同様にバレルと、
本体部分に分解でき、それぞれ保持することができます。
ちなみにバレルの砲口部の穴は5㎜ではありません。ちょっと大きいんですよね・・
そもそもバレルの接続軸も5㎜じゃないんですよ。
なんでどちらも素直に5㎜径にしておかないのか?
なお説明書には記載されていませんが、背部・・バケットアームの中央にあるジョイントパーツに武装をマウントできます。
実際にジョインパーツに取り付けられるのはビルドレーザーの本体で、本体側面に開いている5㎜穴にバレルを、さらにバレルの接続穴にビームハリケーンのグリップ根元がフィットするので、かなり強引ではありますがまとめてぶら提げておくことが可能。
ちなみにこのギミックはXで教えてもらいました。
ビークルモード
ホイールローダーにトランスフォーム。
外見、変形パターンともにほぼUW版を踏襲。
頭部の収納がスライド式から胸部を開いての折りたたみ式になっていたり、腕部も肘を曲げるようになっていたりと変更点もあります。
当時版はかなりシンプルかつ細身でしたが、今回はやはりUW版に近いギュッと詰まったフォルムで、実写版のビークルモードにも似たゴツさになっています。
4つのタイヤはブロック(?)が交互のデザインで造形されているので、ビークル自体に巨大さを感じられて迫力があります。
もちろんタイヤはすべて回転するので、転がし遊びも可能です。
リア部にはおそらく合体用のジョイントが露出しているのですが、なんとなく梯子っぽくも見えます。
車体側面(ロボットの前腕)にはまさに梯子らしいディティールがあり、それらもまた巨大感の演出になっていると思います。
バケットアームは3箇所の可動部で大きく可動。
ほぼほぼ撮影が終わってからその役割に気付くという・・
おかげで追加撮影をするハメになりました(自分の節穴を棚に上げ)。
ビームハリケーンは車体後部に横向きにマウント可能。
ダボ接続になります。
また、ビルドレーザー砲も分割状態でマウント可能。
こちらもそれぞれダボ接続。
ビームハリケーン含め、ダボのサイズは微妙違っています。
ビルドレーザー砲本体の側面にビームハリケーンを取り付ければフル装備状態に。
ビームハリケーンはこの状態でないと正面に撃てないのはどうなのか・・?
また、スクラッパーのビークルモードといえば車体後部に合体時の胸部アーマーを取り付けたウイングドーザーモードが印象的ですが、今回それらのパーツは例によってフック & ロングハウルに付いてくるようで、現状あのモードが再現できるのかどうかはわかりません。
合体モード
ほぼビークルモードを立てただけですが、ロボット腕部を肘で折り曲げるのは独自のアレンジ。車体後部をそのままにしておくのは当時品に似たかたちになっています。
なお、こちらも説明書には記載されていないので、おそらくこうであろうという変形でしかありません。
ひょっとしたら間違っている部分があるかも。
また、そのせいで気付けなかったのが先ほど触れたジョイントパーツの役割。
あれはこう、
合体モードでバケットアーム=爪先を固定するためのジョイントだったんですね。
なるほどなぁ。
すでにロボットモードで紹介しましたが、
UW版同様、足首の内側へスイングできるようになっています。
かなり硬いクリックが入っているので安心ですね。
当時としては珍しく、腕も脚も動かすことができたボーンクラッシャー。
もちろん今回のスタジオ版がアニメデザインに近いのですが、変形パターン含め大まかなパーツ配置はほぼそのまま。
頭部デザインは、リーゼントみたいな頭頂部以外ほぼ別物ですね。
ビークルモードで。
フォルムはほぼそのままに、各部がディティールアップして情報量が増したスタジオ版。
コロ走行ができないのは当時品譲りでした(そうではない)。
比率的にドーザーブレードが小さくなったことだけちょっと気になりますかね。
合体モードでも。
アンコール版には前腕と拳パーツも付けた状態で。
ほぼビークルモードのままなのはどちらも一緒。
UW版と、ロボットモードで。
あらためて見るとUW版はかなりスタイリッシュ。キュッとくびれた腰と長い手脚が格好いい。
脛内側の肉抜きは目立ちますけどね。
あと、色味はUW版のほうが随分と黄色いですね。
ビークルモードで。
大まかなフォルムは共通ながら、ドーザーブレードや運転席部分の形状が異なり、今回のスタジオ版のほうが当時品やアニメデザインにより近いです。
あと、変形は大まかに同じといいましたが、腕部の展開方向が前後逆でしたね。
合体モードでも。
肘関節および前腕パーツの基部となるパーツを履帯の間から展開する構造は共通。
ドーザーブレードの処理が少し異なっています。
続いてスクラッパー。
こちらもアンコール版と、ロボットモードで。
アンコール版は長らく甥っ子の下に貸し出していたので、一部パーツの紛失やシールの剥がれが・・
先のボーンクラッシャーはとくに被害がなかったですが、こちらは武器が行方不明。胸部のシールも剥がれていました。
ともあれ、スクラッパーは当時品もアニメデザインにわりと近いので、今回のスタジオ版もストレートな進化という感じがします。
とくに、バケットアームの折りたためるようになったので、背中へのフィット感が増して見ためにもすっきりしましたね。
ビークルモードで。
スタジオ版のボリュームアップが目覚ましい・・
この並びだと当時がトラクターみたいに見えますね。
そしてもちろん、当時品には足首位置の可動もありません。
UW版とロボットモードで。
ボーンクラッシャーほどにはプロポーションに差はないですが、スタジオ版はUW版をギュッと圧縮した感じです。腕だけは長くなってますが。
UW版はなんで顔がこんなに暗いんですかね・・
ビークルモードで。
こちらも、UW版から前後をギュッと積めた感じのスタジオ版。
バケットの形状なども、ちょっとデフォルメされた感はあります。
合体モードでも。
運転席部分を180度回転させて車体後部を固定したり、足首位置でのクリック可動など、やはり大まかな構造は共通。
スタジオ版ではバケットアームの固定ジョイントが追加されたり、肘を曲げることで踵にあたる部分を伸ばしたりと、より安定性を高める措置がとられています。
また、太腿への合体方法はよりシンプルになっているようです。
ボーンクラッシャーがデラックス、スクラッパーがボイジャーとクラスが異なりますが、本体のサイズはほぼ同じ。なんなら、むしろボーンクラッシャーのほうがやや大柄にすら見えます。
ならばビルドレーザー砲だけが差額分なのか? というと当然そんなことはなく、本体を見較べてみると構造面でけっこう差があることがわかります。
わかりやすいのは、腕脚の付け根、肘関節ですね。
ボーンクラシャーではボールジョイント接続になっている部分が、スクラッパーではピン打ちの軸接続になっています。その分スクラッパーのほうがパーツ数が多く、密度感も上です。
合体時に脚部担当としてほかのメンバーを支える役割を果たすスクラッパーには、それだけの強度が求められたということなのでしょう。
逆に、腕担当のボーンクラッシャーはできるだけ軽くする必要があったと。
同様に11月発売のスカベンジャー(右腕)はデラックス、ミックスマスター(左脚)はボイジャーになっています。
武装マウントのビークルモードで。
もちろん本体のビークルのサイズ感はほぼ一緒ですが、武装には差が・・
まぁ、これは仕方ないですね。
以下、画像
まずボーンクラッシャー。
通常は腰が回りませんが、そこ以外の基本的な可動はそつなくこなします。
ただ、やはり腕が短いのでなんか子供が頑張っているように見える・・可愛いけどね。
自立は安定。
しかし、スタンド用の3㎜穴などはありません。
ドーザーブレードのジョイントを外すと、途端にスタイリッシュになる二面性が素敵。
でもやっぱり腕が短いから、イマイチ様にならないんだよなぁ・・
まぁ、慣れないことはするな、っとことですかね。
続いてスクラッパー。
こちらも腰は回らず。
一方、腕部付け根の引き出しに、なにより腕自体が長いのでボーンクラッシャーと較べてダイナミックなポージングが可能です。
もちろん自立も安定。スタンド穴はないですが。
合体時の足首可動を利用して状態が捻れるところもポイントが高いです。
方向は限定されますが。
ビルドレーザー砲で狙撃イメージ。
両手持ちも問題ありません。
2人で。
ス「さすがに持て余すから、武器分けてやるよ。
ボ「サンキュー。
チームワークはよさそう。
トランスフォーム!
ス「メガトロン様の命令でここに新しい基地を建てるぞ。
ボ「よし。まずは整地だ。
こら、プライムマスターを雑に片すんじゃない・・
ス「それっじゃあ、俺(建築兵)が建てて、
ボ「俺(破壊兵)が壊す!
ス「なんで壊すんだ!
ボ「なんかノリで・・すまん。
まぁ、スクラップ&ビルド・・破壊のあとに想像があるわけですから、大目に見てあげてください。
ただそれだと、スクラッパーは名前的に壊すほうっぽいけどね。
以上、“TS ボーンクラッシャー” & “TS スクラッパー” でした。
スタジオシリーズでスタートしたコンストラクティコンの再リメイク。
ユナイトウォリアーズ版はでか過ぎたので、ほかのキャラとサイズ感を合わせたというだけでもそれなりの需要はあったのかもしれませんが、当然単なるUW版の縮小版ではなく、外見上はアニメデザインや当時品のイメージをより強く反映し、また構造面ではUW版よりもシンプルに、しかし必要な部分はむしろUW版以上に強固に、それぞれアップデートされた印象です。
ボーンクラッシャーは、当初はロボットモードのずんぐり感が気になりましたが、だんだんと見慣れてくると可愛く見てきましたね。
ドーザーブレードのジョイントを外すと急にぐりぐり動き出すギャップも面白く、腕さえもう少し長ければなぁ・・と。
ビークルモードも可愛らしいんですが、唯一欠点を上げるとすれば、コロ走行ができないこと。
最近は履帯系のビークルでコロのないものが多いので寂しいですね、
パーツの組み間違いについては、個人的にあまり問題を感じなかったものの、それはそれとて品質管理はちゃんとしてほしいところ。
スクラッパーは、一見ボーンクラッシャーよりもUW版に近いのかと思いましたが、頭部や腕部の変形、合体モードでのジョイント追加など、細かい部分でUW版との差異が見られました。
脚担当として強度が求められた結果ボイジャークラスとなったのでしょうが、本体へのコストのかけかたが明らかにボーンクラッシャーとは較べものにならないので、そういう意味でチーム内格差がついてしまったのは少しモヤるところではあるのですが、まぁ仕方ないかな。
ビルドレーザー砲の付属はコスト調整だと思うのですが、そこはどうせならデバステーターの胸部アーマーにしてもらって、ウイングドーザーを再現できるようにしてほしかったとも思います。
とまぁ、ちょこちょこ欲張りなことも言いましたが、およそ10年振りとなるコンストラクティコンの再リメイク、ボーンクラッシャーとスクラッパーはともにかなり満足のできるものになってくれたと思います。
やっぱり、建機系トランスフォーマーからしか摂取できない栄養ってありますよね。
さて、もう間もなくフック & ロングハウルのセットがコマンダークラスで、それから少し間を開けて11月にはデラックスクラスでスカベンジャー、ボイジャークラスでミックスマスターが発売されるので、今年中にデバステーターは完成します。
ちなみにデラックス×2+ボイジャー×2+コマンダーなので、合計定価は税抜き35,000円なので、現行のタイタンクラス並。
UW版もタイタンクラスだったので、そこは変わりないということか。
サイズと価格は綺麗に反比例してますけどね。
といったところで、今回は終了。
またのご訪問を。