政府は10年後に目指す地方創生の姿を数値目標として設定するらしい。
東京圏から地方に移る若年層の割合や地域の医療・介護サービスの環境が維持、向上している市区町村の比率などを盛り込むようだ。
そもそも、「美しい国」というコンセプトも漠然とし過ぎているし、10年後の日本をイメージできている人はどれだけいるのか。
目の前の物価高や雇用の不安定さに目が行きがちで、自分や若い世代の将来を考える余裕のない中で、「目指す姿」なんて描くことができるのか。
目標にする若年層の都市部への移転防止も、進学や就職で環境がいい都市部を選ぶのも若者の自由だし、若年者が減り医療や介護が農村部などで需要がたかまるのは当然の流れだ。
目標を持って動くことが悪いことではない。
国全体を巻き込むのであれば、明確なビジョンを示した上で、国民が納得できる未来図を描いてほしい。