○長唄鳴物の人間国宝、四世寶山左衛門(六代目福原百之助)氏が7日に亡くなられたと、昨日の新聞に掲載されました。
実は、氏が20年前に執筆された『横笛の魅力』という本を、私は偶然この一週間引き込まれる様に読みました。
内容が深すぎて未だ読みきったとは言えないものの、氏の生き様や横笛への思いに深く感銘した矢先での逝去の報せでした!
○もう一つは、昨日NHKラジオで『ヒロシマの願い俳句にこめて』という番組を聴きました。
内容は、被爆者で俳人・七宝焼き作家の田中とし子さんのお話し。
実は、前回のブログに書いた集いで、私たちの隣りで観ていて、八丈の太鼓も最後に打たれ、会場を後にしようとした矢先、主催者の人に“前の車を引きとめて!”と言われて訳も解らずとうとう自宅まで追いかけてしまった相手が、この番組の田中とし子さんだったのです。
その時は、この人が誰かも知りませんでした。
その数日後に観たHNKテレビでの番組予告で、初めて田中さんと知りました。
田中さんは、5月のNPT再検討会議で被爆者として証言活動をされました。
番組での田中さんの色々な話しはとても解り易くシンプルでした。
田中さんは“まず隣りの人(国)と仲良くしよう!”とアメリカの子ども達にメッセージを伝えました。
また、俳句や七宝焼きの“芸術で核兵器廃絶や平和を訴えたい!”と言っておられました。
ある日偶然の、人との出会いや、人の生き様との出会いが、とても不思議でなりませんでした!