本日『第4回わ☆いコンセールひじやま』が無事終了しました。
この会は、比治山大学短期大学部幼児教育科の卒業研究発表としての場と、地域の人たちとの交流を目的に毎年この時期に学外のホールにて開催されています。
内容は、卒業研究として、和太鼓、よさこい踊り、ダンス、歌、ブームワッカー、ミュージカル等の志望コースの「ステージ発表」とギャラリーでの「パネル発表」で構成されています。
夏休み明けから、本格的に練習・研究がスタートしました。
私は、「和太鼓」で2003年より卒業研究指導と特別授業をさせていただいています。
当初は、学生の要望に沿い発表演目を決めていましたが、
2007年に担当の先生より“代々受け継がれる様なオリジナル曲がほしい!”と依頼を受け、新曲創りに取り掛かりました。
先生から聞いた曲創りの手がかり・・・①大学の理念(自然界の真理)~悠久不滅、親心②“保育が好き、子どもが好き、自分が好き!”③大学の在る昔の地名~天水の丘を発想のヒントに、
更に、私の大好きな原曲『ローズ』の『愛は花、君はその種子』も参考にさせてもらいました!
「花」が大学の理念・先生の教えであり、「その種子」が学生!
タイトルは『天水の郷~花とその種子~』に決まりました!
楽器は大太鼓、長胴太鼓タテ・ヨコ打ち、締太鼓、鉦、篠笛の編成で、曲は少し難しい位のレベルに仕上げました。
オリジナル曲での発表は、今年で3回目!
その年年で学生気質も違い、表現・達成度も異なります。
私の行ける回数も限られています。
学生たちのチームワーク・自主練習の密度や回数がカギになります。
最初の段階は曲を覚えるのがやっとで、内容を深めていけるのは直前になります。
毎年、間に合うのだろうかと心配しながらも、一週間前あたりから皆の気迫・表情・表現が格段に上がっていき、結果としては毎年、皆達成感を覚えてくれているのではないかと思います!
学生としての一度きりの、ハレの発表の場!
この取り組みを通じて和太鼓を好きになり、これからの現場で子ども達にその楽しさを伝えていってくれたらと切に願います!!
卒業してからは、数人をのぞいて学生たちと再会することはありません。
“一期一会”の出会いと繋がり!
今「種子」である学生たちが卒業して、社会や人間関係にしっかりもまれ、やがて芽吹き、子どもたちからも憧れられる様な「花」になってほしい!・・・・と心から願います。

