(新しい森が出来つつあるアートビオトープで、北山さんと夫)

 

先週は、那須の二期倶楽部に二泊三日で滞在しました。

 

昨年の晩秋に泊まり

すっかりファンになって、

私の誕生日イベントとして2度目の宿泊でした。

 

でも実は、この8月で閉業。

いろいろあり、建物は星野リゾートに売却されてしまいました。

だけど、閉業を惜しむ常連客などのために

すでに予約した人たちを11月まで受け入れているそうです。

 

私たちも予約した時点では閉業を知らず。

 

二泊目には何組か宿泊客がいらっしゃいましたが

初日は、なんと贅沢に私たちだけ。

 

 

深い森の中に佇む穏やかな空間で

読書をし、木々を見ながら散歩、

美味しいお酒と食事を楽しみました。

 

夜には、創業者の北山ひとみさんもいらっしゃって

お話させていただきました。

北山さんが、夫(佐々木俊尚)の著書「キュレーションの時代」を読んでくださり、それから交流がはじまったそうです。

 

宿泊されている方々は、常連さんばかりだったので

みなさん涙ぐまれたり、写真を撮ったり。

どれだけ愛されてきたかが本当に伝わってきました。

 

三日間、ずっと快晴でした。

テラス席で、たくさんの緑に囲まれて、木漏れ日を眺めているとそれだけで幸せな気分になります。

 

 

「ああ、ここが無くなるのか」と思うと本当に寂しいです。

 

だけど、北山さんはすごいです。

 

二期倶楽部の近くにアートビオトープというアートの体験と宿泊ができる施設があるのですが、そこにある広大な土地に、新しい宿泊施設を作りはじめたのです。

 

いまは、ホテルを建てるために、木々をその隣の農地に植え替えたところでした。

見せていただいたのですが、圧巻でした。

 

ほとんど何もない原っぱだったのに、そこにゴッソリと300本の木を移動させて植え替えたのです。

木々にダメージを与えないよう、周りの土ごと移動させて、枯れたのはたったの3本だけ。

 

ここに、水を引き、たくさんの池を作り、散策できるようにし、いろんな生物がやってくるビオトープを作るそうです。

 

「なにかをするためには、一度ゼロにならなくちゃいけなかったのかしらね」と笑顔でおっしゃり

もちろん大変なことのほうが多いとは思うけれど

新しいホテルの理念などをお聞きすると

「これからのワクワク感」が溢れていました!

 

 

そして植えられたいろんな木たちは

私には、とてものびのびと嬉しそうに見えました。

 

数年後には、このホテルも完成予定。

その日を楽しみに待っています。

 

 

 

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