以下は、当時の私の体験や感じたことを記憶に頼って書いているものです。
正確さに欠けていて医学的に信頼出来るものではありません。
正しく染色体検査について知りたい方は、ご自身で医師にご相談をお願いします。




医師から、

検査について気になっていることや、質問したいことはありますか?

と聞かれ、私は多分、
「これまでこんな感じで流産を繰り返してきたんだけど、染色体検査ってやった方が気持ちがラクになるんでしょうか?」
という趣旨のことを言おうとしていたが、
口を開くと
「今日までどんなにつらかったか…」
というようなことを話し始めていた。

しかも泣きながら。

医師は、うん、うん、と聞いてくれている。
誰も止めない。

でも、途中で自分でも何が言いたかったのか分からなくなっていることに気づいた。

せっかくカウンセリングの時間を取ってもらっているのに、そんな話をしている場合ではなかった。
そこからはスムーズに進んだ。笑



簡単にまとめると

この染色体検査で調べる染色体は、
私・夫という単体の人でいる時は異常が表面上出ていないが、受精卵となった時に異常として現れる部分を持っているかどうかを調べるというもの。

仮に異常が見つかった場合でも、いくらかの確率で正常な受精卵を得られる可能性があり、そのパーセンテージは染色体検査の結果で判明すること。

従って、仮に異常があっても生児を得られる可能性はゼロではないこと。
その方法は体外受精によって得られた受精卵を選別し、子宮内に戻すということ。
選別によって、妊娠を継続出来る確率を上げる
ということ。


というのが、私たちの聞きたい質問の答えだった。