開催日:
2022年10月9日、10月30日
時 間:
①14:00〜15:00
②15:00〜16:00
場 所:
西九条社会福祉会館2階
内 容:
①理論と補助功法
理論:
◎太極拳の"用意不用力"と"鬆"
◎生体電気と太極拳内勁のまとめ
補助功法:
鬆勁功(開合張弛)
②快架
豹虎推山迄の復習、十字手、斜摟膝拗歩
開催日:
2022年10月9日、10月30日
時 間:
①14:00〜15:00
②15:00〜16:00
場 所:
西九条社会福祉会館2階
内 容:
①理論と補助功法
理論:
◎太極拳の"用意不用力"と"鬆"
◎生体電気と太極拳内勁のまとめ
補助功法:
鬆勁功(開合張弛)
②快架
豹虎推山迄の復習、十字手、斜摟膝拗歩
開催日:2022年9月11日、9月25日
時 間:
①14:00〜15:00
②15:00〜16:00
場 所:
西九条社会福祉会館2階
内 容:
①理論と補助功法
理論:太極拳に於ける血流と筋力の役割
補助功法:鬆勁功(開合張弛)
②快架
手揮琵琶、進歩運攔捶の復習、如封似閉、豹虎推山
開催日:2022年8月14日、8月28日
時 間:
①14:00〜15:00
②15:00〜16:00
場 所:西九条社会福祉会館2階
内 容:
①理論と補助功法
理論:太極拳の「意」と「気」
「心与意合」、「意与気合」、「以心行気」、「以気運身」の奥義
補助功法:鬆功・勁功(伸筋抜骨、開合張弛)
②快架
手揮琵琶、進歩搬攔捶
開催日:2022年7月10日、7月31日
時 間:
①14:00〜15:00
②15:00〜16:00
場 所:西九条社会福祉会館2階
内 容:
①理論と補助功法
理論:
a.前回迄のポイント
拳架の八面支撑、接骨斗榫、尾閭中正、 上下相対、裹襠溜臀、気沈丹田、鬆肩沈 肘、含胸弓腰、収臀坐腿
b. 今月の予定
走架の虚実変換、偏沈則随・双重則滞、 上下左右の虚実、転換・折畳の法則等
補助功法:鬆功・勁功(伸筋抜骨)
②快架
白鶴亮翅迄の復習、摟膝拗步
開催日:2022年6月5日、6月12日
時 間:15:00〜16:00
場 所:西九条社会福祉会館2階と4階
(6月5日は2階、6月12日は4階)
内 容:第5式 提手上勢
第6式 白鶴亮翅
開催日:2022年5月15日、5月29日
時 間:15:00〜16:00
場 所:西九条社会福祉会館2階
内 容:①予備勢
②太極出手
③攬雀尾
④単鞭
なお、上記開催日の14:00〜15:00は補助功法その他を予定しています。又、6月は会場の都合により第1と第2の日曜を予定しており、正式には5月に改めて連絡します。
筆者が知っている限りでは、1935年出版の《呉氏太極拳》(馬岳梁、陳振民著)は初めて呉式太極拳の拳式名称を世に公表した刊行物である。その年代は既に2代目の呉鑑泉氏が北京から上海へ下って1代目の全佑氏から受け継いだ太極拳を改編した後だった。「呉鑑泉氏の太極拳」と著書の中で称されたのもその為である。改編前と動作も名称も相違があるのである。また、楊式太極拳3代目の楊少候氏と呉鑑泉氏の両方から太極拳を学んだ呉鑑泉氏の長男の呉公儀氏が1937年香港へ渡り、その後シンガポール等東南アジアへ呉式太極拳を繰り広げた。動作も名称も更なる相違が生じるのは当然の結果である。つまり、同じく呉式太極拳と称されても時代と地域によって拳式名称が異なり、規範化されていないのである。従って、本編では、呉鑑泉氏が上海で伝授した呉式太極拳について公表刊行物に基づいてその拳式名称の相違点だけに焦点を絞りたい。
馬岳梁、陳振民著《呉氏太極拳》の後に1958年徐致一著《呉式太極拳》が出版された。あれから41年後の1999年、即ち馬岳梁氏が逝去した翌年に呉英華、馬岳梁著《正宗呉式太極拳》が誕生した。この3冊は呉鑑泉氏の太極拳(呉式太極拳南派とも呼ばれる)の標準教科書とも言えよう。
ところが、拳式名称については、3冊の内、2冊は馬岳梁氏の著書で一部を除き概ね同様であるが、徐致一氏の著書は下記数ヶ所において馬岳梁氏の著書と相違がある。呉鑑泉氏の最後の弟子とされた楊孝文氏は拳式名称が徐致一氏とほぼ一致しているのでその直伝弟子の李関庭師匠から受け継いだ筆者もそれを踏襲している。それで、本編でその相違点を記しておきたい。
1.
(馬氏)如封似閉→豹虎推山→十字手→斜摟膝拗歩→翻身摟膝拗歩
(徐氏)如封似閉→抱虎帰山
2.
(馬氏)退歩打虎→双峰貫耳
(徐氏)退歩打虎→二起脚→ 双峰貫耳
3.
(馬氏)翻身二起脚→高探馬
(徐氏)翻身二起脚→撇身捶
4.
(馬氏)単鞭→ 高探馬→迎面掌
(徐氏)単鞭→ 迎面掌
5.
(馬氏)弯弓射虎→上歩高探馬→ 迎面掌
(徐氏)弯弓射虎→上歩迎面掌
その他に"上歩"と"進歩"の違いなど若干異なる箇所もあるが、ここでは省略する。
以下動画は計94式の乾坤剣のうちの65〜76式で、剣式名称は武侠小説の中でもよく見られるので下記紹介します。
65.単鞭鎖喉 66.白猿帰洞 67.霊猫捕鼠
68.蜻蜓点水 69.肘底剣 70.雲摩三舞剣
71.盤根指雁 72.妙手摘星 73.左右懐中抱月
74.鳳凰旋窝 75.懸崖勒馬 76.落花待掃
5月より下記プログラムを新規開講しますので、定員8名程度募集します。
場所:大阪市此花区西九条社会福祉会館
曜日:日曜日(月2回)
時間及び内容:
◎14:00〜15:00
理論解説、補助功法、慢架演練
◎15:00〜16:00
快架伝授、慢架単式指導
5月の開講予定:5/15、5/29
なお、毎週土曜午後の慢架伝授は予定通りとなっております。
お問合せ先:minye01@me.com
長年呉式太極拳の慢架の指導に尽力してきていますが、なかなか所定の要求通りにならず、慢架套路の進み具合が滞る感じがします。そこで気づいたのは、難易度のある動作の真似をしながらそぐわない体を無理にそぐうようにすることの難しさです。
太極拳の諸要領の中で最も重要且つ難しいのは「鬆」(中国語でソンと呼ぶ)のことです。その日本語訳を見ると、「ほぐす」、「緩める」という他動詞的な意味合いもあれば、「緩い」、「柔らかい」という形容詞的な意味合いもあります。前者をアクション、後者を状態とすれば、「緩める」、「力を抜く」というアクションだけでは筋肉・関節がほぐれた状態には簡単にならないのが現実です。力を入れてはいけませんが筋肉・関節が引っ張られてほぐれた状態にならないといけない矛盾点が太極拳修行の難しさです。
補助功法の出番はそこにあります。指導者によりアプローチの仕方が若干異なることもありますが、上記問題の解決法としては同様です。その分類で見ると、鬆功、椿功、勁功、気功及び道具による修行功法にほかならないのです。
鬆功は言うまでもなく筋肉・関節をほぐすための功法ですが、いわゆる「伸筋抜骨」、「対拉抜長」のトレーニングもそれに属します。椿功は建築物の骨組を造るような修行ですが、鬆功と気功に共通する部分があります。但し、太極拳の椿功は他の武術と異なる一面があります。勁功はシンプルな動作で意・気・勁のトレーニング(発勁練習)をしますが、鬆功、椿功とも関連します。補助功法としての気功は通常の呼吸と丹田の眞気を結びつける簡単な呼吸法です。なお、道具による修行功法は棍棒等を用いたりしますが、ここでは省略します。
こうした補助功法は推手の基礎となり、武術として不可欠だけでなく、健康増進にも効果が期待できます。