020 赤道博物館
バス停を降りてしばらく歩くと、目的の「赤道博物館」に辿り着きました。
↓門らしい門がないので、入っていった所の様子を撮しました。
ここで私は「赤道博物館」と書きましたが、これは正しく無いのかもしれません。
しかし、ここでは便宜上「赤道博物館」と書きます。
後に出てきますが、「赤道記念館」という施設が谷津を挟んで向こう岸にあり、立派なモニュメントが建てられていて、旅行客には「赤道記念館」の方がよく知られているのです。
ですから、インターネットで検索すると、モニュメントのある「赤道記念館」の方がヒットする。
こちらの「赤道博物館」はあまり知られていないようです。(^^ゞ
しかし、YUKI君に言わせると「赤道博物館」の方が面白い。なぜかと言うと……
①実は、本当に赤道上にあるのは「赤道博物館」の方
だから。
(# ゚Д゚) ナヌ!?
……正確に測定してモニュメントを建てたはずなのに、測量が間違っていたそうです……
(´△`。)がび~ん
②赤道上では様々に不思議な事が起きる!!
例えば、肉体に力が入らなくなったり、卵がフツーに立つのです。
いえ、ほんとに。
フツーにそのままで。その時の記録動画、お見せします。
③赤道を挟んで南北で、水の渦巻きが
違う!!
“ コリオリ ”の力と言うのですか……渦の巻く方向が右巻き・左巻きと、南北で異なるのです。
では、赤道直下では……!?
(^m^)ウププ ちゃんと動画撮影してきました!
④人間の首が展示されている!
昔の原住民が、殺した敵の首をアクセサリーとして飾るため(もちろん呪術的な意味があるのですが……)手の平に入るぐらいに小さく加工された首が、製造法とともに展示されています!
……と、こちらの施設は見所いっぱいです!
ピーター・バックマンさんのドライフルーツ その3
ピーターさんは熱心な方で、日本で自社商品を売り込むにはどうしたらいいか……と質問してくるので、様々にアイディアを話すと、ぜひ日本に戻ったら売り込んで欲しい……と頼まれました。
私 「 おい、このままの勢いじゃ、君の手伝いができなくなるぞ 」
YUKI 「 ……。 」
ピーターさんは、日本へバナナジュースも売り込みたい様子。そのバナナが届いたので、試食させてもらったのですが、これはまだちょっと青い感じでした。
↓熱心に私達へ説明するピーターさん
ピーターさんの熱心さには圧倒されました。
このくらいの情熱がなければ企業のトップとしてやってはいけないのでしょう。(^_^;)
このまま話が進むと、私はピーターさんの「日本支社従業員」になりそうだったので、日本で市場調査した情報を後日伝えるということでその場を納めました。
ピーターさんは私達をバスの停留所まで送ってくれました。
次の目的地は「 赤道博物館 」!
ピーター・バックマンさんのドライフルーツ その2
時計を見たら、7時30分には打ち合わせ場所に来ていた。
YUKI君からすれば、当日のスケジュールの関係で早く……ということだったのだろうけど、ピーターさんはなかなか来ない。結局ピーターさんが来たのは9時過ぎだった。
前に書いたかもしれないけれど、ピーターさんは、エクアドルで手広く農場経営している人で、今回の実験航海用バルサの巨木を無償提供していただいた方。
バルサは乱伐にあい、ペルーではほとんど伐採され尽くした状態で、現在ではエクアドルが世界へ輸出の9割以上を占めている。そのエクアドルでも、一時期は乱伐で資源が枯渇しはじめていた。
今は植林し、そして育った樹を伐採し、輸出する方式へ変わりつつあるのですが。
ピーターさんの農場に生えていた……というけれど、ものすごく広大な農場というか、原野を所有しているので、手入れの行き届かないジャングルにバルサが勝手に生えていた、というのが本当のところ。
ピーターさん的には、自社のドライフルーツを日本に売り込みたいという思惑があって、しかも業者に金を払わず手入れができるわけだから、都合が良かったのでしょう。
そんな時に私が日本から来たものですから、自社ドライフルーツ等の評価をききたい……ということで当日呼ばれたらしい、です。
ピーターさんはエネルギッシュな方で、自分が売り込みたい商品を様々に試食させて、感想を聞いてきた。
私的にはピーターさんは好感が持てる人だった。
ドライフルーツはオーガニック(つまり有機)な方法で栽培され、無添加で加工しているそうです。
↓商品の画像
メロンやイチゴ、パイナップル等がありますが、加工しようと思えば様々な果物をドライフルーツにできるそうです。
いや、商品はすばらしく、美味しかった! バクバクと試食させてもらった
↓その他にも商品いろいろ
これはベビーバナナ(親指くらいの小さいバナナ)をチョコで包んだお菓子。
……よくわからないと思うのですが、パイナップルジュースです。
これは美味しかった!! ごくごく飲んでました。
http://www.biolcom.com/
←ピーターさんの会社のホームページ
これら以外にも香料や木材なんてのもの扱っているようです。
ピーター・バックマンさんのドライフルーツ その1
時間的には、6時ちょい過ぎに宿を出た。
YUKI 「 ××さん(←私の名前)、カギ持ってきました? 」
YUKI 「 まあ、大丈夫か…… 」
私 「 何が? 」
YUKI 「 いやぁ~、持っているなら、部屋に自分のカギをかけてお
いたほうがいいんだけど…… 」
私 「 ……。 」
それを早く言えよ!!
事前に教えてくれ!!
朝の6時では開いている店は無く、少々心配だったが出発した。
本日午前中は、バルサを無償提供してくれたスイス人のピーターさんと会う予定。バスを乗り継ぎ、のどかな村についた。
そこは、学校が近くにあるようで、通学途中の子供達が歩いていた。私達は、急ぐ小学生たちの背中を追いかけるような感じで歩いていた。
その中に、幼児の手を引いて通学する姉(小学4年生くらい)と弟(小学2年生くらい)の3兄弟を見かけた。上2人の姉・弟は、なぜかミッキーの耳飾りをつけている。
(?_?) なぜミッキー?
ふいにその2人が後ろを振り向くと……顔にヒゲを書いて、鼻を黒く塗っている。
ヽ(^。^)ノ ミッキーのものまねだ!
その姿がものすごく可愛くて、記念に写真を撮らせて……と交渉したが、断られてしまった……
(>_<) アイタッ
欧米の文化がこんなところまで浸透しているのか……。それともよくわからずにしているのか……。帰国した今から思えば、エクアドルのチョッとした都市ではケンタッキーフライドチキンやマクドナルドがたしかにあった。
そして、目的地の、ピーターさんの加工工場に到着した。
加工工場の扉を背にして撮影した風景です。
キトのバックパッカー宿 その2
どうやら、前の人が使った石鹸がタイルに残っていたらしい。
アニメのトム&ジェリーで、バナナを踏んですっ転ぶネコのトム……というか、受け身とれずに、きれーに尾てい骨を強打した。
しばらく動けなかった。(T_T)
一瞬の判断で、アゴを引いたおかげで後頭部は打たなかったものの、両脚がしびれていた。
素っ裸の、いい中年のおっさんが、異国のシャワー室でのたくっていたわけです。
尾てい骨には、くっきり青アザなわけです。
こんなアザ、YUKI君に見られたら、
「 え……その歳で蒙古斑?」
と誤解されかねません。
シャワーでケツを洗い、服を着て、とにかく部屋にもどった。
冷水シャワーで冷えていたので、平静を装って、1階の温水シャワーを使わせてもらった。
タンクに溜めた水を使っているので、節水して欲しいと日本語で書かれている。この1階には台所があり、人数が多いときはいっぺんに料理して、みんなで食べるとのこと。YUKI君はあやしい白人(イタリア人?)の中年女性に捕まっていた。この女性はタバコをくゆらせながら、いろいろな国へ行って来たことをスペイン語で話していた。どうやら、屋上の部屋の住人らしい。YUKI君は、従業員とも話していた。
時計は、午前1時をまわっている。
私 「 YUKI君、明日は何時に出発する? 」
YUKI 「 朝の6時出発で 」
私 「 え? 」
YUKI 「 ですから、5時45分には起こしてください 」
私 「……。」
緊張して眠れねーじゃねーか!!
翌日は5時に目が覚めた。ウンチをして、身支度を整え、そしてYUKI君を起こして出発。
キトのバックパッカー宿 その1
表扉を開けてくれた従業員はYUKI君とは旧知の仲で、私は“グラシャス!”と中に入った。
疲れていたので、デジカメで撮影はしなかったのですが、その宿は3階建て+屋上がある建物でした。1階から3階まで、床が直径4~5メートル程に円くくりぬかれていて、つまり吹き抜けになっていて、壁に沿うように部屋が配置されている。各階には部屋が20程度ある。
面白かったのは、各階に宿泊しているバックパッカーたちが吹き抜け部分にロープを渡して、洗濯物を吊していることでした。
一般的に、日本式の浴槽はエクアドルには無く、この宿にはシャワーとトイレが一体となった設備が各階に一つありました。しかし、シャワーは冷水で、温水がでるシャワーは1階に1つあるだけ。
この宿は日本人専門……というわけではないようで、後からYUKI君に聞いたところでは、本来は現地人の“ ラブホテル ”的宿なのだそうで、1階は連れ込み専用で、2~3階(+どうやら屋上にも長期滞在者の部屋があるらしい)に旅行者を泊めているようでした。
今、日本人は2名宿泊しており、1名はもう1ヶ月以上宿泊していて、もう一人は約一週間だと言う。
従業員からカギを数個渡され、部屋は2階だ、どれでも好きなのを選べ……と言われる。
YUKI 「 気を付けてください。運が悪いと、ダニのいるベッドの部屋
になりますよ 」
私 「 ……。 」
おいおい、そういう宿か…… (>_<)
この宿に一週間滞在している日本人男性が声をかけてきた。
年の頃は20代後半というところか。コロンビアから来て、ペルーに行くか、またコロンビアに戻るか迷っているとのこと。
私 「 君はスペイン語話せるの? 」
旅人 「 それがぁ~ 話せないんですよぉ~ 語学が大事だと最近
わかってぇ~ 勉強に通ってるんですよぉ~ 」
とのこと。
彼は個人旅行に魅了されたタイプの人間で、旅費が尽きては日本に一時帰国してアルバイトで金を貯め、金が貯まったら海外旅行にでかける……を繰り返しているそうだ。コロンビアがとても素晴らしく、つい長期滞在してしまったそうである。
旅人 「 だめだめ日本人ですみません~~~ 」
……(´~`;)ノ まあ、元気に旅を続けてください……
私は早々にカギを選んで、部屋へ荷物を置きに行く。
⌒∇⌒)ゞ 実は、大便がしたかった。
平静なふりをしていたけれど、かなり便意をもよおしていた。
2階のトイレの場所を教えてもらい、ウンチをしていて気が付いた。
部屋の隅に、ゴミ入れがある。
なにやらその中から臭っている。
中を見ると、紙が入っている。
(# ゚Д゚)……
この国では、ケツ拭いた紙を流せないのか!!
更に気が付いた。
(;゜ Д゜)!!??
おれ……ケツ拭く紙、持ってきてないぞ!!
ふと横を見れば、シャワーがあるわけです。床はタイル張りで、それなりに広いスペースでシャワー室がある。
( ̄∇+ ̄)vキラーン
私はズボン・パンツを下ろした。
濡れそうだったので、上着も脱いだ。
すっぽんぽんの丸裸である。
そして、水が出て来るであろう方向へ、ケツをいい具合に向けて、シャワーのバルブを開いた。
途端に、ステーーーンと仰向けに滑った。
┐( ̄┐ ̄|||)┌フッ
首都キトの宿に到着
キト空港へ到着したものの、目的の宿屋まで行くのに、いつも使っていたバス停が見当たらない。
エクアドルでは中・長距離は主にバス、短距離はタクシーを使うので、私は「バスで移動だって?まだ時間がかかるのか?もう夜中だぞ」という感じだった。
しかも、だいたいここらへんにバスが停まるでしょう……とYUKI君に言われ二人して立ちんぼしているも、バスは全く来ない。通りかかった人に尋ねると「ここで大丈夫」と言われる。
……しかし、バスは来ない。
YUKI 「いや~、エクアドル人って、ときどき知らなくても適当に言う時がありますから。でも、これはおかし
ですね。 アハハハハ \(^o^)/ 」
私 「……。」
通りすがりの別の人に尋ねると、やはりここではない、2ドル払えば車で連れていくゾと言われ、その人に連れていってもらう。やはり場所が違ったようで、たくさんのバスが集まっている大きなターミナル的バス停があった。そこでバスに乗って、更に移動した。
首都のキトは標高2,800mある。事前に高山病対策を伝えられていたけれど私は平気。YUKI君はキトでは頭が痛くなるそうだ。
さて、バス停を降りて、今度はタクシーを拾うと言う。首相官邸が近いという場所ではあるが、店は全て閉まって、人通りは無い。
もう夜の10時を過ぎている。考えてみれば、早朝から今までぶっ通しで動いてきた。いい加減早く休みたい。
YUKI 「タクシー、通ってそうもないですね……じゃあ、宿は近いんで、歩いていきましょうか」
私 「 ……。 」
おいおい、近いんなら、はじめから歩いていけばいいじゃネーか!
標高2,800mはだてじゃない。YUKI君はどんどん歩いて行くが、私は歩けない。YUKI君のスピードに合わせようと歩くと、酸欠で目の前がクラクラする。
↓クラクラしながら撮影した首都キトの写真( 夜 )
私の写真ではわからないけれど、キトの夜はライトアップされていて、とても美しい。
インターネットで検索するとキトの日本人宿が紹介されている。
http://www.mucha-suerte.com/sucre.html
見たらわかるとおり異国情調溢れる街並みが続く。
夜ともなると、歩道に埋め込まれたオレンジのライトが下から上へ街並みを照らし……とても素晴らしい。
日本のようによけいな電信柱が無い。
YUKI 「 ここですよ 」
私 「 ……どうした 」
YUKI 「 この前、宿に行こうとしてこの辺りを通ったとき、この脇道
から、頭から血を流した女の人が出てきて 」
私 「 なに!? 」
YUKI 「 “こっちへきちゃだめ”って合図するんですよ 」
私 「 それで君はどうした!? 」
YUKI 「 走って逃げました 」
私 「 ……。 」
なんだ、ここ、あぶねーんじゃん!!
私 「 ……もしかして、ここ、あぶないの? 」
YUKI ( ̄ー ̄(_ _ ウン
だからタクシーで行こうとしてたわけね!!
だったら早く言えよ!
私達が宿泊した場所は、上記URLの日本人宿「スークレ」ではなかった。
YUKI君が閉じられた分厚い扉をノックすると、従業員が小窓から私達を確認した。
内側の鉄格子扉をギギギ……と開き、厳重な、分厚い表扉を開けてくれた。
私達は、ようやく宿に着いた。
日本人Uさん
そして、タクシーで今度はUさんのところへ。
Uさんはエクアドルで航海機器の大手。それで富を築いた日本人。YUKI君を支援してくれた珍しい日本人。堀江謙一さんの冒険を手伝ったことがあるそうです。
仕事柄、航海の安全機器も扱っているわけで、今回の冒険で使う予定の品にこういうものがあります。
両方の品とも、緊急時にスイッチを入れると24時間自分の位置を知らせてくれるという装置。赤い方は船に備え付けて、黄色い方は海中に投げ込んでもOKというもの。
両方とも1,000ドル程度の品。
この類の冒険ではソーラーパネルを使うことが多いように思われますが、Uさんからは↓のような発電装置を備え付けてはどうかと勧められました。
http://www.windenergy.com/index_wind.htm
つまり、風力発電という可能性もあるゾ、と。
こういう設備を備えねばエクアドル政府から許可がでるはずもなく、こういう冒険を計画するのならば、必要なものは備えなければならない。
Uさんとレストランで食事。うう~ん……美味しかったけど、ビールの方が美味かった。舌がビールから離れなかった。疲れも手伝ってか、少量で酔ってしまった。
このときYUKI君がエクアドル政府から発行されたビザについて会話があった。
ビザというものは、普通、滞在期限が定められているものじゃないですか。
ビザの書き換えの為に、一旦国外へ出て再度その国へ入国する……そういう面倒な手続きが必要。
今度の冒険計画のためにエクアドル政府が発行したビザは、滞在期限を延長したかったらその旨を書いた書類を提出すれば期限が延長されるというもの。もちろん就労可。
つまり、期限の定めの無い就労ビザという、かなり特殊なもの。
う う~ん……ここまでで、YUKI君が本当に今回の冒険を真剣に考えて、エクアドル政府とも交渉・協議してまっとうに事を進めていることを確認することができたわけです。
もちろん、ここに至るまでに私からの助力もあったわけです。航海機器なんてのも、もちろん私の方で調べてありましたが、専門家がメンバー(というか、協力者)にいるわけです。
そう言う人々と出会い、巻き込んでいくパワー
正直、ちょっとビックリしてた。
キトへのフライトまで時間が余ったので、イグアナ公園へ。
生のイグアナをはじめて見た。イグアナが、放し飼いされている。
こいつは、木の上に登っている!
イグアナいっぱい。
しかし……なんでイグアナやねん!!
個人的には、ビーチのネーチャンの方がいいゾ!!
んで、夜のキトに到着。
海軍造船所 その2
このときの様子ですが、当日のスケジュールの関係から、私は事前に知らされることなく海軍造船所に連れてこられました。
YUKI君としては借りる場所等の打ち合わせをしたかったらしいです。
一国の軍関係施設ですから、簡単には中に入れてくれません。
私が外景を撮影していると、門番がこっちに来いと手招きしています。
お前達は何をしているのか、身分のわかるものを出せ、パスポートをよこせ……と怖い顔で(おそらく命令口調で)YUKI君に喋っています。
私はしょうがないので、ニコニコ愛想笑いしています。
(*^_^*)
内心は (-_-;)
軍関係でしょ。造船所でしょ。
見回せば、上腕二頭筋のたくましそうな男連中がたむろして、こちらを注視しているわけです。
門番はYUKI君のパスポートを取り上げてしまいました。
私 「 ……。 」
おいおい、マジかよ
YUKI君が、××さんに取り次いで欲しいというようなことを言ったようです。
守衛は不審そうな顔で内線電話をかけ……するといきなり満面の笑顔で対応がかわりました。
言葉がわからなくても、態度でわかります。
「さきほどはどうもすみませんでした。このパスポートはお預かりさせていただきます。その代わり、このプレートを首に下げてください。これで中に入れますから。お帰りの際はこちらへ返却してください。パスポートをお返しします。」
門番が喋った内容は、たぶん、こんな内容だったんだろう。
YUKI 「さっき、××さんって名前出したでしょう。その人はこの造船所の所長なんです。一番偉い人で、
この人にはここの人たち逆らえませんから。名前出しただけで、コロッと態度変わるんです」
とd(-ω☆)ニヤリ
当日は所長が不在だったので、次長が私達を迎えてくれました。
それがこの方↓
場所的には申し分の無いところです。実験航海用筏は横7m×縦12mの大きさです。動画ファイル
「実際の筏のスペース 10MB」を見てもらえれば具体的に実感できると思うのですが、冒頭撮した地面から向こう側の端までがだいたい12m。横幅は1ブロック半程度必要。二人が立っているあたりがほぼ中央で、小屋が建つ場所です。
↑アメブロの新機能をさっそく使ってみました!
造船所から引き上げるとき、YUKI君に言われました。
パスポートは持ち歩かないで、コピーしたものを持ち歩いた方が良いとのこと。YUKI君が門番に渡したのは、(ボロボロに使い古された)コピーの方。
なんだ……やはり、そういう国なのね……(-_-メ)
海軍造船所 その1
次は造船所に向かう。
今回の冒険計画を聞かされてから、筏をどこで組み立てるか……が一つのネックだった。
倉庫を借りるのか?
料金はいくらだ?
盗まれたり、壊されたりしないか?
こういうことは誰だって想像することだと思う。
それが、YUKI君は自分で動いて、海軍から、造船所のスペースを使っても良いと内諾をもらっているのです。(もちろん、正式な書類をとおしてあるので無料です)
んで、これらが造船所の写真。
海兵がとおりかかったので、ついでにパチリ!
屋根付きの場所を借りることができました。
このスペースで専門の職人を雇って組み立てることになります。
……こういうのって、話を聞かされただけでは素直に信じられないですよね!
私は日本にいるとき、にわかに信じられなかった。
エクアドルは治安がそれほど良くない国だから、軍部の力は強い。今回の冒険にしても、海軍がウンと首を縦に振らなければ話は全く進まないわけです。
今回のYUKI君の冒険について、Hさんの家で海軍からの公式な証明書を見せてもらったのですが、スペイン語がわからない。
というか、準備が整って出発したはいいけれど、危険だということで相手国海軍に拿捕されてしまう……なんてことは容易に想像できるじゃないですか。それでは、どんなに準備万全に整えたとしても無意味になってしまう。
とはいえ、どうやって海軍を説得するか……
それをYUKI君はやってのけたわけです。
海軍が正式に認めてくれているのだなということを実感しました。
筏を組み立てる場所としては、屋根のあるスペースの一角を借りることができました。