読んだ本の備忘録です^^;
(でもないとネタ無くなるので…)
気になった所、勉強になったことをメモっとこうと思いますm(_ _)m
羽生
私の感覚では想定の範囲内の事態への対応策をきちんと考えておくことは、そのまま想定外の事態に対するよき善後策になることが多い気がします。
羽生
損ねたものを挽回しようとするより、まだ残ってるものを見失わないようにする。
岡田
練習で、うるさく説明しない〜
言われたことをやっただけで、主体的に関わったものではないから手応えに乏しい。
その結果、自主性もなかなか育たないし責任感も生まれにくい。
あまり先回りせず、実際に起きた時に手を打てば良い。今はそう割り切ってます。あるいは、その兆しが見えた時に指示を出せば良い。
羽生
欠点を直すことにあまり一生懸命にならないようにしています。欠点は、長所の裏返しのことが多くて、欠点を是正してしまうと長所まで消えてしまうことがあるからです。
岡田
フィジカルが強くて当たり負けしないが、パスは上手くない選手が居るとして、その選手が「今日はパスをうまく出してやろう」なんて色気を出しながら試合に臨むと必ずと言って良いほどパスをミスしてしまいます。
すると、得意の当たりでも精彩を欠いてしまうんです。
羽生
「ミスしてもいい」という上からの担保がないとリスクを冒さないのでは自主性とはいえませんからね。
岡田
自主性と組織性は相反するものでなく両立が可能である。
羽生
リスクテイクの覚悟のない決断は本来ありえません。
羽生
リスクテイクの是非をなるべく成功、失敗の結果論で測らないようにしてます。
結果的にうまくいったか、いかなかったかではなく、そのリスクをとったことに自分自身が納得してるか、してないかをものさしにするようにしてます。
岡田
勝利が最接近したときに大きな重圧がかかるのは勝負のもつ怖さでもあり、醍醐味でもあります。
岡田
私は空のコップに水を入れてやるのが指導だと思ってました。でも、そうじゃない。
指導とはじつは、コップの中にすでに入ってるものを表へ引き出してやることにほかならない。
羽生
将棋では、師匠はあまり教えてくれない〜
師匠が手取り足取り教えても自分の亜流を作るだけ。
もつひとつは、弟子に依存心を生ませないためでしょう。
勝負の世界で頼りになるのは自分だけです。対局中は自分で決断して自分で責任を負わなければなりません。
苦しくても師匠が助けてやることは出来ないのです。
だから、あまり、教えない。
自分で苦労して自分の方法を見つけなさいという、それこそ自主性をうながすような師弟関係が定着しています。
岡田
人を育てるのは人じゃありません。環境です。
その環境を作ってやるのが指導者の役目であり、コーチングの真髄じゃないでしょうか。
羽生
人が人に何かを教えるなんて出来ないのかもしれませんね。出来るのは自分で発見するのを助けてやること。そのサポートだけなのかもしれません。
岡田
天才ではない普通の人間が勝とうと思ったら、あと一歩、あと1センチの、手を抜くなということです。
「ここまでダッシュしよう」と、決めたら最後まで全力で走ることです。その1メートル手前で力を抜いたら、それがたった1回のことでも、そのたった1回の、1メートルだけの手抜きが勝負を分けるのです。
勝負を決めるのはほんとうに小さなことです。
勝負の神は細部に宿るのです。
岡田
あと一歩に手を抜かない、細部をおろそかにしないチームは必ず強いチームです。
そういうチームには「隙がない」からです。
強いチームは練習の空気から違ってます。
ワイワイ賑やかで冗談もいうし、笑顔も絶えないけど、練習それ自体の雰囲気はとても引き締まったものなのです。
ちょっとでもいい加減なプレーをすると仲間から批判の声が噴出する。
そういう明るい緊張感みたいなものがあるんです。要するに隙がない隙を見せない。
どこの国でも優勝するのはそうしたチームです。
練習だけでなくロッカールームを見ても、そのチームがどんなチームであるか分かります。
強いチームはロッカールームも整理整頓されていて隙がありません。
岡田
作家の池宮彰一郎さんは、
武士道の本質は忠義にある。と、書いています。
忠は「心を込めて」「心を君主の中に置く」
義は「われ、美しく生きる」
つまり、武士の本分は自己犠牲と美ということ。
岡田
いいか悪いか、好きか嫌いか、正しいか間違ってるか、損か得か、そういう価値判断の中に、
「美しいか美しくないか」
という基準がもっとあって良いんじゃないでしょうか。美意識を行動原理の柱にするような生き方ですね。
大義道の「義」は「美しく生きる」
良い言葉だ^_^
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