彼と毎日電話するようになる。


旦那が帰って来る前。
旦那が寝た後。

それはアタシにとってすごく楽しみな時間になっていた。

もちろん旦那に対してアタシは普通に接する。
旦那も愛しているから。




でもアタシはこうなってしまった。こうする事で自分が保たれていた。
彼と電話をするようになる。

彼は親から一切の援助もなく自立して生活していた。


誰でもある事だけど、アタシには経験がなかった事で彼がえらく思えた。
そして、ほっとけなくなってしまった。



彼とのメールは些細な事からだった。
距離も離れていたためあんな事になるとは思ってもみなかった。


毎日のメールの内容もごく普通の会話。


でもアタシはその普通が楽しかった。
彼が仕事だと言えば頑張ってねと送る。
アタシが家事をすると言えば頑張ってねと言われる。
その何気ない些細な一言が嬉しかった。