毎年恒例、病院の修繕工事が予定より早まったので、
突然暇になりました。
病院を閉めて、いろいろな配管や壁などその他もろもろ
病院のスタッフが工事をして直します。
やっつけ仕事だけど、ほんとなんでもこなすよね。
なので、急遽世界遺産の街、ブハラへお出かけしてきました。
ウルゲンチからブハラへは、車で大体6時間ほど。
砂漠の道をひた走る。
それでも工事中の道がだいぶ良くなっていて、去年より早かった。
まずは旧市街をブラブラ。
そろそろ帰国後のことを考え、お土産屋中心に見て回った。
細密画が描かれたマグネット、オシャレな写真、アラブ語のコーランを
いじった洒落たイラスト。
去年にはなかった素敵なお土産モノが増えた気がする。
ウズベキスタン(イスラム教徒)では多くの人が、物事の始めに
「Бисмиллаҳир рохмонир рохийм」と
唱え、物事が無事に進むように祈ります。
コーランの一節らしいのですが、これのアラブ語をいじったイラストが
個人的にお気に入りで、いまはiphoneのケースに挟んでいます。
残り4か月、無事に帰国できるようのお守り。
そんで、シニアボランティアのご夫婦に混じり、翌日は郊外へ。
・チャルバクル
・パイケンド
・スィトライ・マヒ・ホサ宮殿
・バハウッディン
ブハラで活動中のJOCVが案内を務めてくれ、興味深い話も
聞くことができました。
なかでも良かったのがスィトライ・マヒ・ホサ宮殿(夏の宮殿)でした。
ブハラ・ハーン国の最後のハーンが作らせたもので
1911年完成だそう。
日本はちょうど明治時代。
西洋と東洋がミックス。
あちこちに近代的なものもあり、色とりどりで、見応えがある。
「白の間」
謁見室のようなところで、このシャンデリアのために、
中央アジア初の発電機が据え付けられたと。
きれいだなぁ。
合わせ鏡のなかの自分を見るおばちゃんら。
日本では合わせ鏡の13番目の自分を見ると不幸になるとか
なんとかありましたよね…
こちらではどうやら幸せらしい。
みんなこぞって見ていた。
こちらがその最後のブハラ・ハーン。
額を縁取る白色の細工は繭。
やはりシルクロードですね。
このハーン、宮殿のなかにあるプールで水浴びする女性たちを
近くのテラスから眺め、気に入った女性にリンゴを投げて、その日
のお相手を決めたとな。
リンゴ、間違って違う人が拾ったら嫌だなぁ。
なんてどうでもいいことを気にする自分…
そしてバハウッディンも良かった。
ここに祀られているには、イスラム教神秘主義の教団の開祖。
とあって、中央アジアではかなりの聖地。
なんと3回?10回?お参りすると、メッカに相当するとか。
まじ?
すっ、すごい…
墓石とコーランの一節。
近くには聖なる木、桑の木があります。
ここには「願いの木」なるものがあります。
桑の古木。
この下をくぐる、もしくは着ている服の切れ端をうろに詰めると
子宝に恵まれるとか。
もっぱらくぐっていたのは男性でした。
とりあえず、なんかにあやかりたい人なのかな…
とまぁ、こんな感じで。
今日久しぶりにお家に帰ってきた。
明日からは、しばらく御近所の世界遺産であるヒヴァへ行き、
スザニ(中央アジアの伝統的な刺繍)を習いに行ってきます。
お願いしたら、すんなりOKくれた。へへ。
いろんなスザニがあるけど、うちはヒヴァデザインが好きかも~
にしても暑いなぁ…