「こんくるす。1」の流れから…
今日、朝イチ部長から「あけみ、コンクルス行きなさい」という電話で
起こされた。
ちらりとローザさんたちに「コンクルスにおいで」と言われていたものの、
しらーっと逃げを決めていました。
しかし、そうは「ふど」がさせなかったんでしょうね。
普段はすっぴんで仕事に行ってるので、時間に余裕がなく、
朝ごはん抜きで化粧して「コンクルス」会場へ。
いやー。この「コンクルス」はすごかった。
本気度がビシビシ伝わってきた。
会場はウルゲンチ市内にある「音楽を中心とした芸術の学校」です。
始まりはオーケストラから。
ウズの伝統楽器とバイオリン、チェロなどの融合。面白かった。
でもしゃんしゃん鳴るシンバルの感じが少しロシアちっく。
そして、9名の出場者。
今日は白衣に白のヒールとちょっと不思議な組み合わせだけど、
みんなピシッと決めてました。
この「コンクルス」大きく5つの分野で競います。
1・自己アピール
2・医学的な知識について
3・国について
4・先日の実技
5・自由課題
1・自己アピール
自己アピールから、みんなの力の入れ方が良く伝わってきました。
各地域をあげて選抜看護師を応援しています。
みんな完璧に練習してきたのでしょう、まったく滞りなく上手。
2・医学的な知識について
くじをひいてその紙に書かれた質問に答えるというもの。
肝炎やボツリヌス菌、エイズなどウズで旬なテーマから、
解剖学についてまで幅広かった。
この分野は9人中まともに答えたのはたったの2名。
あとは分からなくなって黙ってしまい、挙句、プイッとステージの裾へ
逃げていってしまいました。
「分かりません。もう一度勉強し直します」とか言えないのか?
この態度はちょっと良くなかった。
3・国について
これはウズに生まれたからには、みんなほぼ完ぺき。
でも何年何月にどのような大統領令が出されたかについては、
ちょっと年数間違うと、観客がブツブツ言ってるのが面白かった。
「じんれ。違うわよ、〇年〇月よ」とかね。
4・先日の実技
先日の実技ビデオを放映して、審査員からのコメント。
まだまだ知識が足りない。これはしっかり勉強してほしいと。
そうそう!もっと言って~と心で旗振り。
競技の合間合間に、芸術学校の学生たちによる出し物。
ピアノ弾いたり、大人さながらの色気で歌ってみたり、
ダンスを披露したり。
この瞬間、会場大爆笑。
勢い余って靴がすこーんと抜けてしまったようです。
でも、プロ。
さっともう片方も脱いで、平然と踊る。すごい。
そして、このちびっこ。
ホラズムの必ずウケる曲を歌ってくれた。
うちもこの曲がかかるとテンションあがります。
観客もたまらなく踊りだす。
ウズのこの雰囲気は好きです。
みんなほんとに踊りが日常。
乗合タクシー乗ってても、ウケる曲ではみんなリズムとったりしてる
もんなぁ。
そして、最後。
5・自由課題
これは写真を見てもらうと分かるんだけど、みんなほんとに看護師?
って思うぐらい芸達者!!!
ベリーダンスやインドの踊り、歌に踊りに寸劇、コントなどなど。
判定。
そして、見事1位に輝いたのは、真ん中の彼女。
みんなこの日のためにどれだけの時間を費やし、
どれだけのお金をかけたんだろう…
感想としたら…
1と5の分野を中心とした文化祭でした。
どうであれ、本当にすごかった。
でも。
でもね。
肝心な看護師としての心をもっと大事にしてね。
それだけが気がかりです。