今日も1日お疲れ様です。



今日もそれなりの1日でした。


午後から予定されていたセミナー(看護過程)は、

看護部長が忙しいため出席できない、

他の看護師のセミナーもあって、時間がない等々の理由により、

残る2日間ともども今月は中止となりました。


隅ちゃん、少しでもウズの人に理解してもらえるようにと

分かりやすいように、スライド見やすいようにとか一生懸命に

身をけずって頑張ってたのにね。

でも今は体をしっかりと休めてほしいです。




ちなみにうちの1日の流れ。



8時半~始業。

ICUの看護師、帰るの早いけど、来るの遅い。

他の病棟はそうでもないらしいが。

そういえば、うちが働いてた日本の病院(ICU)もそうだった…

比較的定時に仕事申し送って、処置も終わらせられるのが、

ICUの魅力でもあったし。

外科にいた時は毎日ほんとにサービス残業ばかりだったなぁ。


交通手段である乗合タクシー(ダマス)に運良ければすぐ乗れるし、

そうでなければ待てども待てども乗れないことがあるので、

うちも早く着いたり、ちょっと遅れたりとまちまちです。


着替えてからは、患者の情報収集です。

朝、医師のカンファレンスのためカルテが消えるので、

術後か、呼吸器のってるか、意識あるか、

頭か、心臓かぐらいのざっくりしたものですが…



9時半ごろ院長の回診

毎日。

それが終わるまで患者のケアができない。

万全の状態で院長様を待たなければならないようだ…

いつも権力を振りかざすような口調で他の医師に説明している。

そして結構な頻度でキレてます。


「なんであんなに怒りっぽいの?」と看護師に聞いたら、

「日本の院長は怒らない?」と。

「あんな風に怒りません。ここの院長怖いから好きじゃない…」

「私も…」

といった感じです。そう、みんな好きじゃないんです。 


回診後は患者のバイタルサイン(血圧、体温、脈拍など)測ったり、

清潔ケアや体位交換などのケアをしています。

他の病棟へ転出あればその移動を手伝い、

緊急や術後入室の患者がいればその介助に入ってます。


病院も暖房がないので、寒いです。

アタプレーニャあっても、暖かくなってないこともしばしば。

水が出なくなることもしばしば。手洗えんし…


ICUらしい患者はごくわずかです。

点滴持続の人いないし、

酸素ももうまじであかんてっていう間際にしかつけないし、

モニターも1・2台しか数がないから、ほとんどついてない。

AMIですらモニターなし。

だから、重症感が見た目に出ないのかもしれんけど。


おまけに日中部屋の電気は消灯です。


いろいろケアしたいけど、この寒い中、そして水も止まるため、

なかなか思うようなケアはできません。


でも、口腔ケアしたり、体位交換したり、手浴・足浴していると、

自分の満足にもなるし、家族も見ててくれるし、医師や看護師も見ててくれる。



患者に必要だからしてるケア、見てる看護師はどう思ってるのやら。

自ら手伝ってくれる人もいるし、そばに来て弾性包帯の巻き方を

見学してくれる人もいる。

はたまたあけみがなんかやってるとしか思わない人もいる。


上手に言葉でわかってもらえるようになるにはまだまだ時間が必要です。


それでも、日本の看護師はちゃんと患者を看ているってことが

伝わるようなケアをしなきゃね。



ウズベキスタン共和国。

医療費は無料です。ただし投薬に必要な薬、注射用品等は自己負担。

医師→看護師→サニタリカ→患者・家族

と日本ではない構図が出来上がっています。

そして、このウルゲンチ、田舎なので、さらにその典型といいますか。


患者のノン(パン)や果物、クッキー等を勝手に食べる医師や看護師。

患者の荷物から必要なものは捕っていってしまう医師や看護師。


無料診療がどれだけ患者の立場を低くしているか、

よく思い知らされます。



話がだいぶ横道逸れたね…

最近、愚痴ばかりが出てしまう。


もっと前向きに彼女たちと関わる心の余裕がほしい。


寒いからかな。



そんな1日で、あとはお昼ご飯食べて、ICU戻って

さくっと流して終わりです。


明日もこんな1日を過ごしてきます。




あっ、そうそう。

ウルゲンチの中心を流れる「シャワット運河」

今日もパキッと凍っております。




ウズベキスタンの過ごし方
 


川幅は福井市を流れる足羽川くらいでしょうか。

いやはや、ほんとに寒いですね~