2016.2.2(火)

ウォーキング前後のストレッチ

【ストレッチとは】

 ・ストレッチは反動をつけずに筋肉や腱を伸ばす運動です。
  足首や膝、股関節をとりまく筋肉をゆっくり伸ばし、
  心地よい張りを感じるポイント(ストレッチ感)で静止させ、
  20~30秒位、その姿勢を保つ、ゆっくりとした軽い運動です。

  高血圧の方はウォーキングを行う前に
  ストレッチを念入りに行ったほうが安全なのでお勧めします。


【ストレッチのポイント】

 ・ストレッチの効果を高めるために、押さえておきたいポイントを紹介します。
  基本をおさえながら、十分にストレッチする事で
  けがや筋肉疲労といったトラブルを未然に防ぎ、
  安全にウォーキングを行うことができます。

   (常にゆっくりなリズムを保つ)
 ・心の中で「1,2,3」と数をかぞえながら、筋肉をゆっくりと伸ばします。
      20~30秒程度、ゆっくりのばします。
   (息を止めない)
 ・筋肉の伸縮に合わせて、ゆっくりと鼻から息を吸い、
     口から「ふーっ」と静かに吐き出します。
 ・呼吸は止めないようにします。
   (左右の筋肉を同じように伸ばす)
 ・全身の筋肉を均等に伸ばします。
    両腕・両脚はもちろん、背中を伸ばしたら反対側の腹部も伸ばします。
   (筋に意識を集中する)
 ・伸ばそうとしている部位の筋が十分伸びている感覚を意識します。
   (無理はしない)
 ・痛みを感じるほど強く行う必要はないので、徐々にからだを慣らすよう
    痛いと感じない程度に適度にのばしてください。
 ・反動をつけたり、押さえつけたりしないようにしましょう。
 ・体の具合が悪い日は、運動をせずゆっくりと休んでください。


【ストレッチのカロリー】

・ストレッチ運動は怪我の予防と同時にそれなりのカロリーを消費してくれそうです。
 ウォーキングの前には全身を使ったストレッチに取り込んでみてください!

   ストレッチ 31.50kcal


【ストレッチのメリット】

  ●ストレッチを行うことで、次のようなメリットがあります。

   筋肉の中を走る毛細血管が広くなり、血行が促進されます。
   その結果、血行が良くなることで血流が増し、
   筋肉中の乳酸など疲労物質が除かれるそうです。
   筋肉が鍛えられるので、それらの結果 次のような効果が期待できます。


  ・筋肉や関節の動きを高めることによる、運動能力の向上に役立つ。
  ・筋肉痛を軽減させる
  ・運動による疲労の回復を早める
  ・暑さでだるくなった体の疲労回復
  ・冷え性の改善
  ・身体の各部を伸ばすので肩こり・腰痛予防にもなる。
  ・けがや障害の予防
  ・リラックス効果を得られる

【ウォーキング前後のストレッチ】
 
・事故の予防と、運動後の疲労軽減のため、ウォーキングを行う前後に軽いストレッ
 チを行います。                                                                         
・ウォーキングを長続きさせるには
 痛みを出さない、ケガをしない、疲れを残さない事が大切です。
 ストレッチはあまり形にこだわらず、自分の体に気持ちいい感じで行う事ができま
 す。
 ストレッチによって筋肉や腱を伸ばして柔軟性を高め、怪我や体の故障を防ぐこと
 ができます。

●運動を始める前の軽い運動をウォーミングアップと言います

 ・ウォーキングも運動なので、いきなり歩き始めると、
  体が運動についていけず、無理をしてしまいます。
  また、その結果 腱や筋を痛めるなどの思わぬ事故につながる事もあります。

 ・ウォーキングを始める前にストレッチを行い体をあたためることで、
  筋肉の緊張がとけ体の動きがよくなり 
  より効果的なウォーキングが行えるようになります。

 ・また、全身の筋肉がほぐれ関節が柔らかくなるので、
  その分、からだが硬い人よりも 各関節を大きく動かすことができるため、
  ウォーキング中につまずいたり、転びそうになったりした場合でも
  バランスを取りやすく、けがをしにくくなります。

 ・健康を得るためのウォーキングで怪我しては元も子もありません。
  運動不足の人は特に捻挫やケガを防ぐためにも、運動の効果的に行うためにも
  運動の前にアキレス腱・ふくらはぎ・太ももを念入りに伸ばしてください。
  全身のストレッチを行うことをおすすめします。
  大切なことです。

 ・事故や怪我の予防と、運動後の疲労軽減のため、体を動かす準備として
  スタート前に、充分なウォーミングアップを行う事をお勧めします。

 ・また、ウォーミングアップの目的の一つに体温の上昇があります。
  ウォーミングアップをおこない体温を上昇させることによるメリットは以下のと
  おりです。

 ・呼吸器・循環器系の活動が高まり、酸欠状態を起こし難い。
 ・筋の柔軟性が保たれ、肉離れなどの外傷が起こり難くなる。
 ・動作を円滑にすることができ、パフォーマンスを発揮しやすくなる。

( 参考 )
 ・しっかりウォーミングアップを行うと
  ウォーキングの脂肪燃焼効果アップにもつながります♪。
  ダイエットをしていて、効果的に体重を落としたい時には
  ぜひ、ウォーミングアップを行ってみてください。

 ・ウォーキングの途中で脚や腰に疲れや痛みがでてきた時にも
  ストレッチングをすることで調子が戻ることがあります。
 (ただし、無理は禁物です。)

● 運動後に事故の予防と、疲労軽減のため、整理運動を行う事をクーリングダウン
  と言います。

 ・クーリングダウンとは
  激しい運動を突然中止すると、一時的に大量の血液 が脚を中心に貯留するため
  脳の方に十分な血液がい かなくなります。
  そのため、目眩がしたり、気を失ってしまうことがあります。

 ・ほんの数分間クーリングダウンすることにより、ポンプ作用で脚の血液は心臓へ
  と戻され、血行が良くなり、これらを防ぐことができます。
  また、血液や筋肉中の乳酸(代謝の老廃物)を速やかに除去し、疲労の回復を促
  進します。また、血液や筋肉中の乳酸(代謝の老廃物)を速やかに除去し、疲労     
  の回復を促進します。

 ・ウォーキングは激しい運動ではありませんが、
  運動をした後の体調や筋肉を平常の状態に戻し疲労を防ぐ
  「クーリングダウン」を忘れずに行う方が良いと思います。

 ・クーリングダウンの運動強度
  クーリングダウンは「本人が軽いと感じる強度の運動」で行い、
  徐々に強度を下げていくことが効果的と言われています。
     
 ・ウォーキングでほてった筋肉を少しずつ冷まして、翌日に疲労や筋肉痛を起こさ
  ないように呼吸をと整えながら、ゆっくりと行います。
  ストレッチを行うことで運動した後の呼吸や循環器・筋肉を元の状態に戻してい
  きます。
    
  これにより疲労の蓄積を防ぐ事ができます。

 ・ウォーキング後のクーリングダウンは軽視されがちですが、
  緊張した体の筋肉をほぐして、慢性的な疲労を残さず回復を早めるために、
  終了時にも必ずストレッチングを行うようにしたほうが良いです。
  できれば、習慣になると良いのですが

 ・乳酸の除去だけに着目すれば運動時間は長いほど良いと言われています。
  クーリングダウンの時間もウォーミングアップと同じく
  10~20分くらいで良いと思われます。


アクティブ・レストとは
 
 ・アクティブ・レストとは“積極的休養”とも呼ばれ、運動後、からだが疲れている
  時にあえてストレッチやウォーキングなど、軽めの運動を行い、積極的に筋肉
  を動かして全身の血行を良くして血液の循環を促し、酸素や栄養を効率よく
  からに行き渡らせる事と筋肉中の乳酸など疲労物質が除かれるようにして疲労
  回復を早める休息法のことです。                   
 ・疲労を回復させるためには、「安静にして休む」ことが、一般的な方法として
  浸透していますが、近年、スポーツの世界では「疲れているからこそ、からだを
  動かして疲労回復を促す」という考え方が注目されているそうです。 
 ・アクティブ・レストはアスリートのように激しい運動をする人だけでなく、
  サラリーマンやOL、主婦など普段あまりからだを動かす機会が多くない人にとっ
  ても効果的な疲労回復法になるそうです。
 ・無理のないストレッチ運動などを、毎日少しずつ行なうようにします。
  一度にたくさん行なうよりも毎日少しずつの方が効果的です。
  本日はストレッチに関しての詳細記事を紹介してみましたので参考になれば幸い
  です。
 
by タイガ