君は優しい人。
どんな私も受け止めてくれてたね。
いつも私を優先してくれてたね。
疲れた私は君に寄り添って
黙って頭撫でてくれてたね。
「ワガママな所がいい」って君は変わり者。
私に初めての感情を教えてくれた人。
いつも私を心配してくれてたね。
私が泣いてた時は隣にいてくれたね。
寂しそうにしてる時は手を握ってくれてたね。
唇を尖らせる私に、優しく唇を重ねてくれる。
そこが君のいい所。
皆に優しい君。
その行動、ズルいとまで思ってしまう。
私だけじゃなく、みんなにしてるんでしょ。
そこは嫌いな所。
ひとつでも"私にだけ"が欲しかった。
まだまだ行きたい所があった。
話したい事も伝えたい事もたくさんあった。
あの場所に行く事で、全部全部蘇る。
綺麗な思い出がたくさんありすぎてね。
こんなに早く"おわり"が来るなら
君とは出逢いたくなかった。
君の事、知りたくなかった。
知らないままの私でいたかった。