衆議院選投票日まであと1日となった。各種報道によると自民・公明で議席の3分の2の確保は固いと言う。選挙期間中に集中して書いてきたアベノミクス批判のブログもとりあえず一旦今回で終了としたい。


一人でも多くの人にアベノミクスの正体がどんなにひどいのものであるかを知って頂ければと思いタイトなスケージュールの中必死に書いてきたつもりである。と同時にそれは自分自身に対する決意の表明でもあった。


投票日は明日に迫った。私は明日仕事の為、今日不在者投票に行くつもりである。結果がどうであれ今後も自分が生きている限りは投票によって自分で自分の生活そして日本の将来を選択して行く事をここに宣言したい。


勿論自分の意思表示をするのは選挙だけとは限らない。他にもデモや集会・新聞やネットでの意見広告、ブログ、友人・知人に話をする事など様々である。しかし1人1人が直接政治にかかわる事が出来るこのチャンスだけは絶対に無駄にしないで欲しい。


「投票に行ったって何も変わらない」

→投票に行かないから何も変わらないのである。


「自民党はあまり好きではないが他の政党にはまかせられない」

→今の自民党政治に比べれば他の政党のほうがまだマシ。政治にベストはない。理想を求めながらも現実的にはベターを選択しなければならない。


基本的に時の政権与党を批判するのが私のポリシーでもある。民主党政権時はブログで原発政策ほかを批判した。権力は必ず腐敗するからである。それが長期政権になればなるほど腐敗量が蓄積していく。


権力は次に蓄積した腐敗を隠ぺいする。これはまさに過去の歴史が証明している。これは古今東西全ての権力にあてはまる。最近の例で言えば原発事故の問題がそうである。自民党・東電の癒着が生み出した恐ろしいまでの隠ぺいぶり。


原発の政治利用を最初に検討・導入したのは中曽根首相時の自民党政権であるからまさに確信犯的である。東日本大震災であれほどの原発事故が起きてもまともに責任者さえ処罰に出来ない今の安倍政権こそが最大の犯罪者と言っても過言ではない。


ましてや自民党は原発を欠かす事の出来ないエネルギー源として推進していくと言う。馬鹿も休み休み言えと言いたい。ここに原発事故の教訓は全く生かされていない。今のこの瞬間においても避難生活を余儀なくされている沢山の人がいるのである。すでに原発事故における避難生活による経済的・精神的ストレスを苦に自殺した人の数は地震・津波等の直接死を上回っていると言う。


今回の選挙戦で自民党は意図的に原発事故の問題を隠ぺいしようとしている。そもそもが安倍政権の延命だけを目的に行ったワガママ選挙である。政局のみしか考えておらず、国民の事など全く考えていないので自分達に都合の悪い原発事故に関する事柄は争点にはしないのだ。まるで原発事故がなかったかのような振舞いである。


次に権力が何をするか。腐敗量が蓄積すると権力は弾圧するのである。今やネット等によって個人が社会に発信出来る時代。内部告発やジャーナリスト・評論家等によって蓄積した腐敗が明るみになってくると権力にとっては都合が悪い。故にそうした個人・団体・勢力を弾圧するのである。


戦前・戦中の日本がまさにそうであった。思想・信条の弾圧である。時の政権に異を唱えたり・逆らったりする人間を捕まえては拷問したり殺したりするのである。新聞・マスコミは大本営発表に堕落して真実は隠ぺいし国民には何も知らせないまま。人々の中には疑心暗鬼が生まれ社会全体が強引に間違った方向に流れて行く。


軍部は暴走し、歯止めはかからず他国を侵略し数えきれない程の人間を虐殺した。ついにはアメリカとの戦争、そのなれの果てが原爆投下による敗戦と無条件降伏である。こうして日本と言う国は沈没した。戦前・戦中の狂った暗黒時代の政治によって日本は一度完全に死んだのである。


同じことを日本は今後決して繰り返してはならない。先の大戦でなくなった数えきれない程の犠牲者の方が我々にそう教えてくれているのである。過去の教訓を如何にして今後に生かす事が出来るか。それが今問われているのである。それは今に生きる私達の責務でもある。


「終わってしまった過去は変えられないが未来は変える事が出来る」

これは私に原発の正体を教えてくれた京都大学原子炉実験所 助教の小出裕章氏の言葉である。前のブログ『ザ・ピーチボーイズのリベラルで行こう!』で私は小出氏にインスパイアされて原発問題についても言及しているので読んで頂ければありがたいです。


現在は戦前・戦中ほどの直接的であからさまな弾圧はない。しかしそうした悪夢の時代に国を変えてしまうのが政治なのである。自分はそうした弾圧を受けたくもないし、勿論友人・知人にも受けて欲しくはない。ただ自分の意志が確固としたものであっても周りや社会環境が変わってしまうと自ずと自分の立ち位置がズレてしまうのである。


今の自民党安倍政権がやろうとしている事は正に情報の隠ぺい・弾圧なのである。その一つの例が先日のろくでなし子・北原みのり両氏の逮捕ではないか。事件の内容はここでは省略するが、時の権力に楯突いたり、都合の悪い人間は見せしめの意味でも逮捕するのである。


選挙期間中の12月10日、特定秘密保護法案が施行された。特匿が必要な安全保障に関する情報を特定秘密に指定し、漏えいした公務員らに最高で10年の懲役刑を科すなどとした法案。情報公開が世界の流れなのに、それに逆行するかのような法案である。


多くの国民の懸念や反対の声を押し切っての施行である。何が秘密かわからない、時の行政の恣意的な判断によっては非常に危険な法案になり得る。衆議院解散の直前、安倍首相はTVでこう発言した。


「特定秘密法案は工作員・テロリスト・スパイを相手にしてますから国民は全く基本的に関係ないんですよ。報道が抑圧される例があったら、私は辞めますよ」


幾ら安倍首相がそう思っても国民が全く関係ないとは言えない。政府内の情報を求めて動く報道機関や市民運動等の関係者は対象となり得る。乱用を許せば時の政権に異を唱えるメディアや団体・個人への牽制に使われる可能性大だ。


そもそも国家公務員って基本的には工作員でもテロリストでもスパイでも何でもない。つまり対象者をそう言っておけば国民からは反対の声が出にくいと思っての事なのだろう。つまり国民はなめられているのである。


一応、政府内に監視機能である「情報保全諮問会議」が設けられる。しかし座長は読売新聞主筆の渡辺恒雄氏である。渡辺氏は私が日本の老害として挙げた石原慎太郎と並ぶ最悪の人物である。因みに評論家の佐高信氏は読売新聞はすでに新聞社ではないと述べている。


権力を監視・批判する機能を放棄した報道機関など単なる権力の擁護機関に

過ぎない。その主筆である渡辺氏がそのトップである限り権力に沿った判断しか出来ない。彼の他にも委員はいるが、お飾り的なものか、いても殆ど権限はないに等しい。歯止めどころかむしろ権力の補助機関となる可能性が大きい。


そもそも日本にはすでに国家公務員法があり、職務上知り得た秘密についての守秘義務が法律で定められているのである。違反した者には1年以上の懲役又は50万円以上の罰金が科せられる。


それなのに何で特定秘密保護法案が必要なのか?それは監視・弾圧の対象を国家公務員以外にまで適用する為なのである。国家公務員法では出来なかった一般の人間にまで監視・弾圧をする事が出来るのがこの法案の本質な

のである。


つい先日自民党は民法テレビ局に対して報道に公平性を確保する為、出演者や番組内容、発言時間、回数等に配慮するよう求める文書を送っていた事が判明した。政権与党が考える公平性ってそもそも公平である訳がない。要は権力に沿った報道をしろと暗に圧力をかけているのである。


現に朝まで生テレビに出演を依頼されていた荻上チキ氏が急遽局側の依頼により正当な理由もないままキャンセルされたという。真相はわからないが、局側が自民党の圧力を受けて過剰に反応してしまったと見るのが妥当ではないか。


特定秘密保護法案の直接的な運用ではないが、すでに権力の弾圧は始まっているのである。こうした例は過去にもあったが、特定秘密保護法案の施行に

より今後はもっとこうした事例が増えて来るのは目に見えている。今後はその対象を広げ市民運動・市民団体・個人レベルでも権力に逆らったり意に沿わない人間を弾圧してくるだろう。


「権力は腐敗・隠ぺい・弾圧する」

この言葉を定義したのはジャーナリストの船瀬俊介氏である。これは国家破壊への方程式である。そしてこれはほんの始まりに過ぎない。その先には恐ろしい結末が待っているのである。私達はそれをたった70年近く前に経験しているではないか。


「過去に学び、現在に生かし、未来に繋げる」

これは私のポリシーである。そしてこの精神をリベラルな思想で実践する事こそ個人の幸福に繋がり、更に国家の正しい繁栄に繋がるのである。


明日の衆議院選の投票日は日本がどの道に進んで行くかを問う大事な日である。アベノミクスとは過去に安倍自民党が行ってきた政治そのものである。日本という国をこれ以上息苦しいものにしてはならない。


「アベノミクスが日本を破壊する」

このテーマでのブログは今回は一旦これで終了します。4回に分けての内容で自分的にもハードであったが、少しでも自分の思いが伝わったのであれば私としても嬉しい限りです。


選挙の結果がどうなるかわかりませんが、私は今後もリベラルな精神にのっとって右でも左でもなくど真ん中で発言をして行きたいと思っています。

今後とも宜しくです。