北海道では2018年に胆振東部地震があった。
夜中の大きい地震だったけれど
次の日は普通に過ごせるのかと思って寝た。
次の日は電気が消えていた。
信号も止まっていた。
そんなに大事だとは思っていなかった。
お店がやってない。
食料がない。
飲み物がない。
トイレットペーパー、ティッシュ、
電池が必要。
電気は３日間止まったままだった。
うちはガスと水道は止まらなかった。
携帯が使える時に土鍋でお米の炊き方を調べて
すぐ作った。
気温は寒すぎなく、暑過ぎなく救われた。
冷蔵庫が止まった。
冷蔵庫の中の物を食べないといけない。
テレビは車のテレビを見て
今の状況を確認した。
ラジオもあった。
テレビは地震の情報ばかり。
ラジオは元気つける曲ばかり。
被災した被災者が知りたいのは、
避難できる場所。
お店がオープンする時間。
どこのお店がやっているのか。
実際に生きる為に必要なことが知りたいのに
同じ内容を何度も繰り返しているテレビ。
コンビニに行っても
残っているのはお菓子。
みんなで情報を伝え合いながら
お店を探した。
化粧もせず、すっぴん姿。
服もオシャレにこだわっている場合ではない。
知り合いに合うが
すっぴんはお互い了承。
あそこのお店に
電池あったよ。
飲み物売ってるよ。
お風呂も入れず。
シャワーは水。
お湯を沸かして水と合わせぬるま湯にしながら
昼間にシャンプーして
風で乾かした。
洗濯はバケツに入れて手でした。
脱水は絞るだけ。
ベランダがあったので助かった。
３日間のブラックアウトが終わってから
普通の生活に少しずつ戻っていった。
毎日当たり前に過ごせる事は
素晴らしい事。
入りたい時にお風呂に入れる事は
幸せな事。
好きな食料を買って食べれる事は
幸せな事。
生きる上での当たり前が
揃っているから
もっと上の幸せを感じることが出来る。
音楽を聴いて癒される。
オシャレをして気分を上げる。
美味しい物を食べて幸せな気持ちになる。
平凡な毎日だったとしても
嬉しかった事や良い事は1つは
あったはず。
嫌な事がある日もあるけれど、
帰ってから自分を嬉しい気分にする事は出来る。
アイスにベリーをのせてみるとか。
美味しいワインをあけてみるとか。
高級な果物を独り占めしてみるとか。
人それぞれ思う嬉しい気分を
自分で作る。
オシャレが出来るという環境は
毎日を無事に過ごせるから出来る事。
思いっきりオシャレをして
毎日を過ごす。
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