３月に入って
『金融円滑化法』の終了が
刻一刻と迫ってきている。
だから、連日新聞記事にも
『円滑化法終了』も文字が躍る。
今日の中国新聞にも
デカデカと掲載されとったけど
ある鉄工所の社長が
「あの時、返済を待ってもらったから今の会社がる
」だから
「目をそらしてきた経営にも向き合えた
」っと・・・
これってホンマなんよね
頭の中が資金繰りに侵されてしまうと
売り上げがどうとか
お客さんがどうとか
そういうちゃんとした経営なんて
考える余地もなくなってきて
寝ても覚めても
支払する金のことしか
頭になくなってくる
そうやってドンドンと
負のスパイラルへと引き込まれていく
だから、この『金融円滑化法』を利用した
中小企業の社長さんたちは
魔の資金繰りから解放され
ちゃんと経営と向き合って
再起できるように
しなければいけなかったけど
世の中そんなに甘くない・・・
ついこの前まで火の車だった会社が
少々の抜本的改革で
改善するほど
世の中の景気も良くない
でも、その猶予の期間も迫っている。
そんな企業を横目に
金融機関は・・・
経営改善に取り組まない会社は
支援を打ち切らざるを得ない
っと・・・
ここでいう経営改善とは
売り上げを上げることも大事な考え方じゃけど
今の現状の少ない売上げでも
やっていける企業体質を作ること
入るものよりも
出るものをまずは止める
そこに着手できているのか
どうなのかのほうが重要
人間の体でいえば
ブヨブヨの脂肪がびっちりついて
ちょっと動くだけで
息が上がってしまうような体質じゃなく
体脂肪率も１０％台で
生活リズムもよく健康的な体を
意識して作り上げているのか
支払を待ってあげている間に
こうやってストイックに自分を追い込んでいる人と
いつまでたっても昔と変わらず
酒は浴びるほど飲むし
油っこい物ばかりを食べ
塩分バリバリの食事を好み
食ちゃ寝 食ちゃ寝を繰り返す人
わしらが金を貸す金融機関じゃったら
どちらのタイプに
これからを期待しますか
だから、金融機関も
こういう本音を漏らすようになる
でも、こういう
自らをストイックに追い込めないタイプは
銀行からの支援を打ち切って
違う道を歩ませたほうが
最終的には幸せだったりするんかも・・・
皆さんの会社は
脂肪がブヨブヨに付きまくっていませんか
ほんじゃまた