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新婚夫婦のがん闘病記 〜末期がんと向き合う生活〜

新婚2ヶ月目で妻(のん)が末期がんであることが判明しました。
余命1年と宣告されてから、私たち夫婦ががんと向き合う生活の記録です。

7月20日 16時39分 

のんが旅立ちました。
43歳でした。

辛かった痛みから解放されます。

よく頑張りました。

ゆっくりと休んでください。


7月20日
記録

のんの容体が更に悪くなり、話しをすることが出来なくなってしまいました。

呼吸も苦しそうであり、酸素マスクなしでは厳しい状況です。

そのような中で、言葉にならない声を必死に絞り出し何かを伝えようとしています。

少しでも楽になるためモルヒネを早送りしようかと、問いかけると頑なに拒否します。

恐らく意識が薄くなることが嫌で、頑張ってるのだと思います。

少しでもこの苦しみから解放されたいと思っているはずなのに。。



私は話しかけました。

楽しかったこと。 

のんが私に与えてくれたもの。

そして、出会ってから今までとても幸せだったこと。

今改めて思います。

どんなに辛いときしんどい時があっても、

家に帰るとのんが迎えてくれて、

それでまた頑張れた。

支えているつもりが、実は自分の方が支えられていたんだな、と。


残された時間、感謝の想いを伝え続けて行きたいと思います。

2016年7月18日
三連休


7月16日

のんの家族が面会に来ました

会話は少なかったですが、

まだ意識のあるうちに会えたことは良かったと思います。


だんだんと起きている時間が短くなっています。

1日のうち1時間あるかどうか。

そんな中でも、微笑ましいこともありました。

7月17日

面白い夢でも見たのか、よく笑ってました。

笑ったのは入院してから初めてです。

私もつられて笑いました。

こんな状況でも幸せを感じました。

7月18日

主治医と再面談を行いました。

思ったよりも病気の進行が早く、今週が山になりそうであるとのこと。

重い一言です。

歯を食いしばってやれる事をやるしかない。

立ち止まって時間はない。

まだまだ頑張れます。