株式投資の倍々ゲームは本当か
8月11日のブログに株式投資は、毎年倍々ゲームで増えて行く、と書いたがあれから1ケ月と少しが過ぎた、果たして本当かどうか検証してみたい、その翌日8月12日のブログに「他人の話を鵜呑みにするな」自分でしっかり検証してみる様にと書いてトランコムと太陽誘電の組み合わせを紹介した、この時取り上げた組み合わせ銘柄が現在どうなっているか、本当に利益が上がっているのか見ていたい。トランコムと太陽誘電のベーター値チャートです。縦線のカーソルの位置が設定日(8/13)、チャートの開きが利益の積み重ね。下の表が運用利回りの経過表です。利回りの34.51%は信用建玉に対するもので、この場合の実際の投資金額は信用取引の差し入れ保証金(850,000円)の額です、従って34.51を3.2倍したものが投資金額に対する概算の運用利回りになります、34.51%×3.2=110.4%の利回りです。馬鹿な事を言うな、たった1ケ月ちょっとでこんな利回りにはならないだろう、インチキではないのか、そうですこの中には1000に1つのハプニングが含まれています、設定した後で買い銘柄のトランコムにTOBが発生しました。これがこのシステムの最大の敵、大きなリスクです、今回は買い銘柄だったので思わぬ利益を得ることが出来ましたが、売り銘柄でこれが発生したら打つ手はありません、買い戻しが出来ないまま、株価は毎日ストップ高を繰り返しますから。それではハプニングがない銘柄の組み合わせを紹介しておきます。三井倉庫の買い、アイザワ証券の売りです。26.06×3.2=83.3%の利回りです、経過日数は丁度2ケ月が経ったところ。ついでにもう一つ、ケンウッドの買い、ファイバーゲートの売り。利回りは32.21×3.2=103.0%です。上の2銘柄にもインチキが含まれています、それは現在の株式市場の動きです、日経平均株価は毎日1000円単位で上下を繰り返しています、毎日の株価のふり幅が大きい為にこの様な高利回りになっているのです。それでは最後に2ケ月で運用利回りが40%と仮定して、1年間で投資金額がどれだけ増えるかを試算してみました、2ケ月ごとの運用利益を再投資するのが条件です、そして最初の投資金額は誰でも出来る投資金額、500,000円で設定しました。