こんにちは、フリーランスカメラマンの多賀朋毅です。
広告制作会社で経験を積んでいた頃、私は「被写体の本質を引き出すこと」の難しさと大切さを学びました。
広告撮影では、クライアントの意図を汲み取りながら、被写体の魅力を最大限に引き出す必要があります。
その過程で、私が必ず行っている「3つの問いかけ」があります。
1. 「今日、どんな気分ですか?」
撮影前に、まずこの質問をします。被写体の今の気持ちを知ることで、その人に合ったアプローチが見えてくるからです。緊張している人には安心感を、リラックスしている人にはさらに自然な空気を。この問いかけが、撮影全体の方向性を決めます。
2. 「これから撮る写真、どんなふうに使われるか知っていますか?」
被写体がその写真の目的を理解していると、表情や姿勢が変わります。「この写真は、新商品のメインビジュアルになる」
と伝えるだけで、被写体の意識がぐっと高まるんです。共通の目標を持つことが、良い写真を生む第一歩です。
3. 「自分が一番好きな表情って、どんな表情だと思いますか?」
この質問をすると、被写体は少し考え込みます。でも、その瞬間に自然な笑顔や表情が生まれることが多いんです。
自分を客観視することで、リラックスし、本来の魅力が引き出されるのかもしれません。
この3つの問いかけは、技術以上に大切なことを教えてくれました。それは、撮影は「対話」だということです。
これからも、被写体と真摯に向き合っていきます。