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「世界自然遺産 世界百名山 キナバル山」 視察報告書

こんにちは たが一彦です。

今年の2月、ボルネオ島にあるキナバル山に視察に行ってきました。

キナバル山、ご存知ですか?

「世界自然遺産」と「世界百名山」の2つに認定されているのは、
このキナバル山だけ。

標高 4,095.2mで東南アジアの最高峰です。

今回で3度目の登頂成功です!


静岡県議会議員(沼津市)多家一彦のオフィシャルブログ-キナバル山にて


以下、視察報告書をご紹介します。


「世界自然遺産 世界百名山 キナバル山」
視察報告書

平成22年2月10日
自由民主党県議団 多家 一彦

富士山を世界遺産にする国民会議が発足して5年が経過した。
自然遺産登録の撤退を轍に広く国民運動として捉え国、県、地元市町、県議会、環境自然団体等がそれぞれ「世界文化遺産登録推進本部」、「世界文化遺産登録推進協議会」、「世界文化遺産登録推進両県合同会議」、「世界文化遺産登録推進議員連盟」、「世界文化遺産県民の会」等を発足させた。
平成19年には、日本政府の暫定リストをユネスコへ提出。富士山が世界遺産暫定リストに登載された。さらに静岡、山梨両県の構成資産管理候補も承認され、いよいよ登録へ向けた方向性が確認された。
構成資産は、「信仰」・「芸術性」を基に顕著な普遍的価値を組み立てることを、また構成資産は「信仰」・「芸術性」との関連性を精査して選択する方針で承認した。
昨年9月には「富士山世界文化遺産国際専門家会議・フォーラム」を開催。モニカ・ルエンゴ氏(イコモス文化的景観委員長)ほかイコモス関係者4名を招き、富士山の顕著な普遍的価値及び保存・管理のあり方について助言を得た。
いよいよイコモスの登場に気運は高まり同年12月定例県議会では、毎年2月23日を「富士山の日」と制定した。

しかし、文化遺産として富士山を見る時に、有史以来さまざまな古文書に記載がある通り、遠景にての富士は語られ、富士講との信仰についても顕著な記述はあるが、富士山そのものの文化的価値についての検証は、不足しているやに思われてならない。
文化遺産登録に際し国民会議は、富士山について5合目以上をコアゾーン、それ以下をバッファゾーンと定めたのは、富士山全体に対する曖昧もことした概念を定義づける方向性を示したもので、自然遺産に選定されなかった、検討されなかった結果だと思う。それらを踏まえた時、毎年富士登山をする私にとって、眺める富士山は秀麗であり、荘厳であり、孤高であり、芸術文化そのものと感ずるが、登る富士山は変化の少ない礫を踏みしめて頂きを極める、あまり面白みのない山である。
ただ3776M、日本一の山の頂に立つことが支えになっていた。

ところで山好きの私にとって東南アジア最高峰、ボルネオ島のキナバル登山は富士に優るすばらしいものだと思えてならない。赤道直下4095M、植生体系は熱帯雨林から温帯、高山性、山容は重厚かつ奇怪、荘厳。花崗岩一枚岩の山頂付近は世界の登山家の垂涎のマトであり、多くの登山者が訪れる世界百名山の一つでもある。2000年12月には世界自然遺産にも登録されている。1996年2001年と二度登頂している私にとって富士山世界遺産登録を見据えた時、どうしてもキナバル山との比較対象をしてしまう。
機会を得て2月4日から8日の間、東マレーシア、コタキナバルを経由しキナバル山に3度目の登頂することができた。
今回は世界文化遺産登録を試みている富士山と、世界自然遺産に登録されたキナバル山との相違をしっかりと検証すべく、昨年末に下記のような内容をコタキナバル在住の、マレーシア国際ガイド「ダニー・チョン」氏にメールにて調査依頼をした。

<キナバル山 調査希望項目>

■登山関係
登山の起源、歴史、登山ルート、登山方法、登山形態
登山者に関する統計
(入山制限、登山者数、年齢構成、外国人の割合。及びその推移)
安全対策はどのようにとられているか
環境対策(ゴミ、トイレ)はどのように行われているか
ガイド、ポーターの雇用と料金(免許制度)
東屋(シェルター)の管理、トイレの管理は
登頂証明書はどうなっているのか
3400M付近の小屋ラバンラタと、その周辺の小屋の管理者は誰か

■管理体制
管理組織の体制、人数(国、州、その他)
管理内容(分担)
地元民との係わり
民間組織、ボランティア活動
保存管理計画の内容、利用計画はあるか。モニタリング調査
PHQ周辺の駐車場対策は
自然公園としての整備管理はどうなっているのか

■聖なる山
聖なる山といわれる所以はなぜか
聖なる場所(全体が聖地か、聖地とされる部分があるのか)
信仰のための儀式などは行われているか

■芸術性
キナバル山を対象とした芸術作品(文学、絵画など)はあるか

■世界遺産登録に関して
世界遺産登録前後で変化はあったか
世界遺産に登録したことによるメリット及びデメリット
現在解決すべき問題点等
ビジターセンターや研究施設等の存在及びその内容


結果として調査項目の返事は、滞在中言葉で語られたがキナバル山を管理するのは東マレーシア、サバ州観光局であり具体的な返事は得られなかった。静岡県の企画部国際室とサバ州観光局とのやりとりが、もっとも正確な数値がでるだろうとの話であるが、現実にその依頼事項が答えとして返ってくるかは、保証しかねるとのことであった。
インターネット、口頭等で知りえた情報を列記してみる。

■登山関係  
・料金について(1RM=30円換算)
入山料 1名  100RM 
入園料 1名  15RM 
ガイド料 4~5名パーティー 1名 100RM(2日間)
ポーター料 2日間 最大10キロまで76RM(2日間)
山岳保険料 7RM
・ラバンラタレストハウス又は、その周辺の山小屋について
宿泊可能数 120名程度(※登頂の場合必ず予約して宿泊する)
管理はサバ州観光局委託の民間業者
・外国人について
オーストラリア・日本・韓国・台湾・カナダ・ヨーロッパ・米国の順
・安全対策・環境対策
七つのシェルター(東屋)には水のみ場、水洗トイレ、担架等の設備がなされガイドポーター、荷揚げの人が救急の場合その任に当たる。尚、山岳保険が入山する際に義務付けられているので金銭的な心配は少ない。
ゴミ等は入山者全員の自己責任。シェルター、トイレの管理は公園管理本部事務所。
・登頂証明書
ガイドがローズピーク登頂者について下山時のラバンラタから無線にて公園管理事務所に報告し、下山時公園管理事務所より渡される。
・今回の私の登頂証明書番号は220109 である。2000年の自然遺産登録以来の通算登頂者であるとのことだが、1年で約2万2千人の登頂者、月で割れば2千人、天候に恵まれ登山日数が月二十日とすれば1日百人。概ね登頂者総数で22万人と理解できる。そしてラバンラタレストハウスの宿泊人数が120人とのことであるので、まさしく入山制限管理がなされ、その通りの数字が現れていると、おどろいている。

■管理体制について
・サバ州政府が管理し二つの登山ルートのある集落の人々を公式ガイド、ポーターとして登録している。
・ガイドは登頂経験10回以上。自然観察等の検査合格者。ポーターは地元少数民族。
登山道及び公園の整備は地元少数民族(サバ州管理)

■聖なる山
・<信仰と伝説の山として>
伝説によればかつてこの山がそれほど高くなかった頃、山の上に龍が棲み、美しい光る玉をもっていた。あるとき兄弟の王子がこの玉を奪って逃げたところ、怒った龍が海の中で激しく尾をふり動かすと、海が荒れ、山がさけてしまった。この天変地異で山の形がすっかり変わり現在の高峰になったという(インターネット)。また、先住民カダサン族の言葉「アキナバル」(死者の魂が昇る場所)がなまったという説がある。またラバンラタレストハウス付近にはパナール・ラバンー“生贄の地”があり、毎年地元民の間で山の魂を鎮魂するために生贄を捧げる儀式が行なわれているとの話が残っている。

■ビジターセンターや研究施設等の存在及びその内容
・キナバル公園は754平方キロの壮大な広さがありシンガポールの広さに匹敵する。その中心に公園管理事務所本部がある。拠点施設として二つの登山道の入り口フェアリーガーデン、ミシラウネイテャーリゾートがある。キナバル公園を訪れる人の80%は、キナバル山を制覇、頂上への登山が目的ではなく、ひたすら清澄な自然を楽しみに来ている。
なお公園管理事務所はガイド・ウォーク、スライド・ショー、キャノピ・ウォークウェイ、バタフライ・ファーム、蘭保護センター、ガイド付きネイチャー・ウォーク等の内容により様々なベンチャーアクティビティー(小額の費用かかる)が楽しめる。

以上のように山関係で比べると富士山とはかなりの差がある。まず、登山道は富士宮、御殿場、須走、富士吉田の四県道があるが登山道としての整備はまだまだの感がする。
登山道のサイン、更に不確かな合目設定、アクセス道路と登山道との結節、及び管理責任、管理の一元化、トイレ環境対策、安全対策の具体的指針、山小屋の管理責任者、年間2ヶ月の開山期間で登山可能日を推測すると、一日一万人を越える入山者など山への負荷は図りしれない。
思いつくままにキナバル山の資料等を添付してみたが両山の比較検討の参考に供すれば幸いと思う。

三島大社の例祭

こんにちは たが一彦です。

伊豆最大の夏祭り三島大社の例祭が好天のなか盛大に、行われています。約60万人の人出があり山車やしゃぎりの競演で華やか賑やかです。源家再興の歴史絵巻、頼朝行列も行われ今夜がクライマックスです。

終わると伊豆は、秋支度。
猛暑から実の秋に衣変え。忙しくなります。

お盆休みです。

こんにちは たが一彦です。

8月15日を挟み夏休みです。
昨年は総選挙で休みどころでは、ありませんでした。

政権交代、マニフェストのフレエズで政策の中身や財源にはふれず、民主台頭の大合唱でした。1年が経ち、政策の矛盾と実行性が問われ政権運営さえおぼつきません。来月は民主の代表選です。選んだ政権は次の総選挙まで、代わりません。批判をしても時を待しかないのです。政治不信が募る一方です。

ふれあい親子県議会が開催。

こんにちは たが一彦です。

8月10日静岡県議会において、ふれあい親子県議会が開催されました。

県内の50人児童が、参加し有意義な行事が、出来ました。

私は自民党県議団を代表して参加しました。

楽しい1日でした。

原爆 平和の祈り

こんにちは たが一彦です。

8月は6日、9日、15日。
戦争を忘れず平和の祈りを捧げる時です。

朝起き会に参加し、国を守る大切を訴えました。