偶然ではない
偶然とは、実は、必然だった。何時間も、何万秒もあるのに、ある日、ある時、起ったのだ。もしも、1秒ずれていたらその事は起らなかった。誰がシナリオを書いた訳でもない。誰かが導いたのでもない。巧妙な手ロで作った出来事でもない。そんなことが世の中で起っていた。あの時、声を掛ければ言かった。あの時、もうひとつ時を遅らせれば良かった。あの時、わがままを通さなければ!過ぎたあの日を振り返る時、後悔が自分を攻めるのだ。誰かが仕組んだことではない。意図して仕掛けた訳でもない。でも、そのことは起ってしまった。人は皆、偶然ということばで自分を慰める。実は、偶然とは、自からの想いを打ち消す方法なのだ。過ぎたことは、二度と元には戻らない。人は過去に生き、その過去が自分なのか。その過去をひき継いだ自分が居る。その過去の中で起った偶然、過ぎ去った過去を思うときその過去は必然だったのだ。