ほんと二度手間で

仕事ではちょっとしたミスが大きなロスになります。起こさずに済むはずの失敗は精神的ダメ－ジが尚更大きい！

それは私の陶芸でも同じこと。

友人にプレゼントしたガ－リックポットを見た別の友人が「同じものが欲しい」と連絡がありました。

それで良く似た形のものを１つこしらえましたが、使ってくれる人を思って作ると陶芸の楽しみが増します

その際、自宅用にもう一つ作りましたが、よく見かけはするけれど自分で作ったことがないフタを試してみます。

蓋の種類に名前があるかどうかは知らないですが、

平らなこんなやつです。

ユ－チュ－ブは私にとって陶芸を学べる一つの良いツ－ル。

菊練りもこれで学ばせてもらいました(笑)　

今も綺麗な菊とまでは行きませんが、空気をしっかり抜けるようになりました。

今回参考になったのは「蓋を本体にかぶせて削る」。これが当たり前のことかどうかは知らないけれど、(なるほど)合理的でかぶせない手は無いですね(笑)

そして「くっつき防止に紙を挟む」(なるほど)　

初体験の私にはどれもありがたい情報ばかり。

蓋は少し分厚いので少し薄くしてみます。

自宅で陶芸する部屋は独りきりで黙々と粘土と向き合いますが、

妙に部屋の無音が気になる時があるんです(笑)

それ防止に最近は好きな音楽を流してます。

この日はちょっと違うことに目を奪われたまま(論外ですね!?)、カキベラを蓋に強く押し当ててしまっていたようで、目線を戻すと蓋の中央が凹んでしまってます。変な削り跡まで出来てしまって修正出来そうにありません。　情けなや⤵

今考えると、

薄くするのは蓋を本体から外して内側を削れば良かったんです！？　

最初から蓋を作り直そうとは思ったものの、

また粘土を練って、

泥で汚す机やロクロを片付けるのが面倒だと思う気持ちも湧いてくる・・・。

さて？

最初から蓋を作り直すのが楽か？、修理するのが楽か？

(悩ましい)

考えた末、後片付けが少しでも楽な修理を選択しました。

選択の仕方がおかしいです。

「あ～ぁ」と思いながら、

問題のない縁とのりしろを残して凹んだ中心部を切り取りました。

残した蓋の周りはそれなりに乾燥が進んでしまっているので、

柔らかめの本体の削りカスを水を使わず練って、円状にしたのをはめ込んでみます。

ただし、削りカスを練っても水分が少くさすがにヒビが残ります。

(本焼きしたら割れるのかな)

(表)

内側から細い紐の粘土で補強し、

(裏)

今度はちゃんと集中して上部を整えます・・・

こんな二度手間、避けられたはずの失敗をしないのが１番ですね。

何とかなりはしましたが、とんでもない回り道。

つまみのニンニクも蓋の穴に合わせて上から下まで穴を開けてます。

今回のニンニクはデカイ

(初代にんにく／今回のにんにく)

料理中、以前に作ったつまみは小さすぎて掴み辛かった。

ポットは飾りじゃないし、料理のリズムも狂うので実用的にデカくしてみました。

焼き上がった蓋も割れず　ホッ

プレゼント用の兄弟ポットも無事に焼き上がりました。

台所で役に立ちますように

失敗の繕いは・・・